レディ・プレイヤー１

公開年: 2018年
製作国: アメリカ
監督: スティーヴン・スピルバーグ
出演: タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、マーク・ライランス、ベン・メンデルソーン、リナ・ウェイス

「レディ・プレイヤー１」は、2011年に出版されたアメリカの小説家であるアーネスト・クラインの小説が元になっている。小説の邦題は「ゲームウォーズ」だが、原題は「READY PLAYER ONE（レディ・プレイヤー1）」である。ロアルド・ダールの小説「チョコレート工場の秘密」からインスパイアを受けているという。

サターン賞の「SF映画賞」を受賞し、「監督賞」「音楽賞」「特殊効果賞」にノミネートされた。アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされた。興行的にもヒットとなり、北米で1.3億ドルを超える興行収入を上げ、2018年公開作の23位となった。日本では25.5億円の興行収入となり、2018年の洋画の10位となった。

オアシス

2045年のオハイオ州コロンバス。“スタック”と呼ばれるスラム街に、ウェイド・オーウェン・ワッツは住んでいる。ウェイドは、仮想世界「オアシス」の中で、アバターの「パーシヴァル」として、仲間のエイチ、ダイトー、ショウとゲームをして過ごすことで、現実では得られない喜びを感じて生きている。「オアシス」は、ジェームズ・ハリデーとオグデン・モローが設立したグレガリアス社が開発した世界で、2人は大金持ちとなった。ハリデーの死後、「オアシス」の中に隠した3つのキーを探し出し、「イースターエッグ」を見つけた者に、財産と「オアシス」の運営権を譲るという遺言が発表される。

アルテミス

イースターエッグ探しに奔走する人々はガンターと呼ばれており、グレガリアス社に次いで世界2位の会社IOIは、CEOのノーラン・ソレントの命令で、シクサーズと呼ばれるガンターをオアシスに送り込んでいる。最初のキーを手に入れるためのカーレースは、まだ誰もクリアできていない。ウェイドとエイチも参加するが、ゴール近くでコングに邪魔をされる。ウェイドは有名なガンターであるアルテミスをコングから助けてやり、2人は知り合いとなる。アルテミスは、IOIからオアシスを守るためにガンターとなったと語る。

第1のキー

ウェイドはヒントを求めて、ハリデーの記録が残されている「オアシス」の「ハリデー年鑑」に行く。案内人のロボットと案内で、ハリデーとモローが議論する場面を見るウェイドは、ハリデーが「全速力で逆走してもいい」と言っているのを聞く。次のレースでウェイドがスタート直後に全速力で逆走すると、秘密の通路が現れ、レースをクリアする。ウェイドは1つ目のキーと多くのコインを手に入れる。