ストーリー・あらすじ紹介　ボーン・アイデンティティー

記憶喪失の男

地中海、マルセイユの南100キロ。イタリアの漁船が海面に浮かぶ男を収容する。男は背中を撃たれていた。男は船医によって手当されて目覚めるものの、記憶を失っていることに気づく。手がかりは、臀部に埋め込まれていたボタンを押すとライトが光る小さな装置だけである。ライトはチューリッヒ相互銀行の口座番号を表示する。一方、アメリカのCIA本部では、トレッドストーンのリーダーであるコンクリンが、作戦が失敗に終わったとの報告を受ける。

シーン 1

記憶喪失の男

マルセイユの南100キロの地中海で、イタリアの漁船が海面に浮かぶ男を発見する。船・・・員たちによって船に引き上げられた男は、意識を失っている。漁船の船医は、男の背中に2発の銃弾が撃ち込まれていることに気づき、銃弾を取り除く。さらに船医は、男の尻に何かが埋め込まれていることに気づく。小型のカプセル状の装置を取り出した船医は、ボ・・・

貸金庫

陸に上がった男は、スイスのチューリッヒに向かう。夜にベンチで眠っていると、警察に声をかけられる。男は、警察に対して本能的に攻撃を行う自分に気づく。チューリッヒ相互銀行に向かった男は、口座番号が貸金庫のものである事を知る。さらに男は、貸金庫に入れられたパスポートから自分の名前がジェイソン・ボーンであることを知り、多額の紙幣、偽名のパスポート、銃を見つける。ボーンは銃以外をバッグに入れて外に出る。一方、アメリカのCIA本部では、コンクリンの上司であるアボットが、亡命したアフリカの独裁者ワンボージィの暗殺失敗について聞き取りを行う。

シーン 2

2人の警官をあっという間に倒す男

2発の銃弾を背中に受けて意識を失った状態で地中海に浮かんでいるところを、漁船に収・・・容された男。目を覚ました男は記憶を失っていた。男は何も持っていなかったが、スイスのチューリッヒにある銀行の口座番号を示す小型の装置が尻に埋め込まれていた。漁船の船医からチューリッヒまでの旅費をもらった男は、列車でチューリッヒにやって来る。・・・

シーン 3

貸金庫の中身

記憶を失った状態で地中海に浮かんでいた男が持っていた唯一の手がかりは、尻に埋め込・・・まれていた装置だけだった。装置は、チューリッヒの銀行の口座番号を示していた。男はチューリッヒにやって来る。銀行で口座番号を伝えた男は、指紋認証を求められる。認証をパスした男は、貸金庫の中身を確かめる。そこに入れられていたパスポートを見て・・・

領事館

警官に追われていることに気づいたボーンは、アメリカ領事館に逃げ込む。だが、領事館でも捕らえられそうになり、警備員を倒して建物から逃げ出す。外にいたマリーという女性に、ボーンは金を払う代わりに車に乗せてもらう。一方、アメリカのCIA本部は、ボーンがチューリッヒにいることを突き止める。コンクリンはボーンの殺害を命じ、ヨーロッパにいる暗殺者に指令が送られる。

シーン 4

領事館から逃げ出すボーン

記憶を失った男は、唯一の手がかりであるチューリッヒの貸金庫を調べ、金庫に入れられ・・・ていたパスポートから、自分の名前がジェイソン・ボーンであることを知る。さらに貸金庫には、さまざまな国の多額の紙幣、複数の偽造パスポート、ジョン・マイケル・ケイン名義のパスポートに加え、銃も入れられていた。動揺しながらも、ボーンは銃以外をバッ・・・

シーン 5

パリまで車で乗せてくれるように頼むボーン

記憶を失っている男は、スイスのチューリッヒにある銀行の貸金庫に預けてあったパスポ・・・ートから、自分の名前がジェイソン・ボーンで、パリに住んでいることを知る。さらに貸金庫には、さまざまな国の多額の紙幣などが入れられていた。銀行を出たあと、追われるボーンは領事館に逃げ込む。だが、領事館でも追われ、何とか領事館の建物の外に逃げる・・・

パリへ

ボーンとマリーは、パスポートに書かれていたボーンの住所のあるパリに向かう。途中でボーンは、常に周りを警戒し、周囲の人物の特徴などを見抜くことができる能力を持っている自分に気づく。2人が乗る車は、パリのボーンのマンションに到着する。一方、CIAは監視カメラの映像からマリーに気づき、マリーについても調査を行う。

シーン 6

ボーンの特殊な能力

記憶を失ったジェイソン・ボーンは、自分の貸金庫の中に多額の現金、偽造パスポート、・・・銃などを見つけ、自分がただ者ではないことを知る。さらに、領事館で兵士に追われたボーンは、高度な格闘術で相手を倒し、領事館を抜け出す。そして、外にいた女性マリーに頼み、車でパリまで送ってもらうことになる。一方、CIAのコンクリンは、ボーン殺害・・・

殺し屋の襲撃

マンションでボーンは、電話のリダイアル機能を使い、ホテル・レジーナに電話をする。そして、ボーンの別名であるジョン・マイケル・ケインという男が泊まっていたが、2週間前に事故死扱いされていることを知る。マンションでCIAの殺し屋であるカステルの襲撃を受けるものの、ボーンはカステルを撃退。カステルはマンションの窓から飛び降りて自殺する。カステルの所持品から、ボーンとマリーの手配書が見つかる。

シーン 7

ペンを武器に殺し屋と戦うボーン

記憶を失っているジェイソン・ボーンは、パスポートに書かれていた現住所を便りに、パ・・・リのマンションにやって来る。車でスイスのチューリッヒからパリまで送ってくれたマリーとともに、マンションに入るボーン。マンションの管理人の女性が、ボーンを出迎えてくれる。シャワーを借りようとするマリー。ボーンは何者かの気配を感じ取る。そこ・・・

カーチェイス

警察に行くかボーンと逃げるかの選択に迫られたマリーは、ボーンと逃げる方を選ぶ。警察に見つかったボーンとマリーは、車で逃げる。カーチェイスの末に逃げ切った2人は、車を地下駐車場に乗り捨てる。一方、死体置場でジョン・マイケル・ケインの死体を調べたワンボージィは、自分を狙った男の死体ではないことを知る。コンクリンの部下でパリにいるニッキーは、ワンボージィの動きをコンクリンに伝える。

シーン 8

パリでのカーチェイス

パスポートに書かれた現住所を頼りに、パリにやって来たボーン。マリーと一緒に自宅マ・・・ンションに入ったボーンは、暗殺者に襲撃される。暗殺者を撃退したボーンだったが、暗殺者が窓から飛び降りて自殺したために、多くの人が集まってくる。マンションを出たボーンとマリーは、マリーの車（赤のミニ）に乗って話をする。だが、警官が近づいて来た・・・

安ホテル

安ホテルに止まるボーンとマリー。マリーは髪を切って、髪の色も変える。そして、ボーンとマリーは体を重ねる。翌日、ホテル・レジーナから領収書のコピーをもらい、ホテルの部屋からかけた電話先を調べるボーン。船舶セキュリティ会社に目をつけたボーンが訪れると、ボーンはジョン・マイケル・ケインとして迎えられ、船に設置する予定だったセキュリティシステムの資料をもらう。一方、コンクリンはワンボージィを暗殺させ、上司のアボットにはボーンのしわざと報告する。

ボーンの正体

ジョン・マイケル・ケインの死体が保管された死体置場に向かったボーンとマリーは、死体がすでに引き取られていることを知る。死体置場の訪問者に、船舶セキュリティ会社のパンフレットに写真が載っているワンボージィの名前を見つけ、ワンボージィの自宅に向かったボーンは、ワンボージィが殺害されたことを知る。新聞でワンボージィが以前に暗殺されかけたことを知ったボーンは、自分がその時ワンボージィの命を狙った暗殺者であると考える。一方、コンクリンはマリーが以前に住んでいた場所を部下に調べさせる。

教授との戦い

ボーンとマリーは、マリーの元恋人のイーモンが所有する郊外の小屋を隠れ家にしようとする。小屋には2人の子どもを連れたイーモンがいる。イーモンは、ボーンとマリーに一夜の宿を提供する。CIAは、マリーが公衆電話からかけた電話から、イーモンの家に目をつける。翌朝、殺し屋が近くにいることに気づいたボーンは、原っぱで“教授”と銃撃戦になる。撃たれた教授は、ボーンにトレッドストーンについて話して死ぬ。

シーン 9

“教授”との対決

パリで記憶を失う前の行動を調べたボーンは、自分がジョン・マイケル・ケインという偽・・・名を使っており、アフリカの元独裁者であるワンボージィの命を狙った暗殺者であることが分かってくる。そんなボーンに、マリーは恐れを抱く。ボーンから離れようとするマリー。だがボーンは、パリは危険なため、安全な場所までマリーを連れていくと話す。・・・

再びパリ

ボーンは、マリーに金を渡して逃がしたあと、教授の持っていた携帯電話を使ってコンクリンに連絡し、パリのポンヌフ橋に1人で来るようにコンクリンに話す。コンクリンがポンヌフ橋に姿を現した時、ボーンはポンヌフ橋周辺に停められた工作用のワゴン車に発信機をつけ、コンクリンたちのアジトの場所を突き止める。

甦った記憶

アジトに忍び込んでコンクリンと話をしたボーンは、記憶を取り戻す。ボーンは船でワンボージィを殺そうとしたが、すぐそばに子どもたちがいたために殺せなかったのだった。CIAの工作員が現れ、ボーンと銃撃戦になる。工作員を倒したボーンは逃げていく。一方コンクリンは、アボットの指令を受けた殺し屋のマンハイムに射殺される。

シーン 10

階段での銃撃戦

自分を殺しに現れた“教授”を返り討ちにしたボーンは、教授が所有している携帯電話を・・・使って、CIAのコンクリンをパリへと呼び出す。パリにやって来たコンクリンがアジトにしている事務所を突き止めたボーンは、コンクリンから自分が何者であるかを聞く。そして、ボーンはついに記憶を取り戻すのだった。そこに、銃を持った男たちがボーン・・・