登場人物・キャスト　ゴッドファーザーPART II

ハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)

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ハイマン・ロスは、マイアミを拠点とするユダヤ系のマフィアである、映画「ゴッドファーザーPART II」の登場人物。ヴィトーやモー・グリーンと一緒に仕事をした古参のマフィアである。心臓に持病があり、体調を崩すことも多く「半年の命」と言われるが、マイケルによると20年前から「半年の命」と言われているという。ジョニー・オーラを手下としている。フランクと対立しているロサト兄弟のバックについている。

マイケルに目をかけているよに見せかけ、自らが進めるキューバへの投資に参加させようとする。マイケルたちとともにキューバを訪れ、自分が死んだらマイケルを後継者にすると話したりもする。だが、キューバ情勢に疑いを持つマイケルが、大統領への賄賂である200万ドルを払わないことに怒りをあらわにする。キューバ革命が起こったためにキューバへの投資は不可能となる。体調が悪化する中、マイアミの病院に入院する。

その後、イスラエルに移住を申請するが拒否される。アルゼンチンのブエノスアイレスでは、100万ドルと引き換えに永住権を求めるものの却下される。アメリカに帰国して空港で記者の質問に答えている時に、記者のふりをして紛れていたロッコ・ランポーネによって射殺される。

・マイケルに目をかけるように見せかける一方で、マイケルの命を狙ったり、ロサト兄弟にフランクを殺させようとしたりと抜け目ない動きを見せる。

・ヴィトーとは糖蜜をカナダに移送する仕事を一緒にした。ヴィトーはトラックの担当だったという。また、前作でマイケルが殺害したモー・グリーンと親しく、グリーンを殺害したマイケルにうらみを抱いていることが明らかになる。

・マイケルがマイアミのロスの自宅を訪れた際には、テレビでアメフトを見ている。「1919年のアーノルド・ロススタイン以来」野球も好きだと話している。実在のギャングであるロススタインは、1919年のワールドシリーズでシカゴ・ホワイトソックスの選手を買収して、賭博で大もうけしようとした人物である。

・ユダヤ系のギャングでキューバに進出した実在のギャングであるマイヤー・ランスキーがモデルとされている。

キャスト

ハイマン・ロスを演じているのは、アメリカの俳優であるリー・ストラスバーグ。公開時73歳頃。メソッド演技を確立した人物で、ニューヨークの演技学校であるアクターズ・スクールの指導者として有名である。本作で、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。撮影中に病気となったが、撮影を遅らせるのではなく、ロスを病気とすることで撮影が継続されたという。

ロス、フランク、フレドの死

宿敵ハイマン・ロスがアメリカへ戻ってくることを知ったマイケルは、ロスの殺害を命じ・・・る。合わせて、マイケルの敵となった人物を粛清することを決意する。すでに勝負に勝ったマイケルに対し、「そこまでする必要があるのか？」とトムがマイケルをたしなめるが、マイケルの考えは変わらなかった。空港で記者の質問に答えるロスを、記者になり・・・