登場人物・キャスト　華麗なるギャツビー

ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)

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The Great Gatsby TRAILER 2 (2012) - Leonardo DiCaprio Movie HD

ジェイ・ギャツビーは、大富豪として突如ニューヨークに現れた人物である、映画「華麗なるギャツビー」の登場人物。32歳。株価高騰の熱狂に沸くニューヨークに突如として現れた人物で、「ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世のいとこ」「ドイツのスパイ」「皇太子」といったウワサが立っている。警察長官、上院議員といった人々と親しい一方で、闇社会のウルフシャイムとも親しい。ひんぱんに豪華な自宅で派手なパーティを開き、パーティに来る者は誰であろうと拒まない。

ギャツビーの正体は、たまたまギャツビーの隣人となったニックにのみ明かされる。本名はジェームズ・ギャッツで、ノースダコタの貧農の子どもとして育った。両親を親とは認めず、自分は神の子であると空想していた。16歳の時に家出をし、スペリオル湖で難破しかけたボートから富豪のダン・コーディを助けたことが転機となる。コーディと世界を旅行し、上流階級の振る舞いを身につける。だが、コーディの死後は遺産を受け取ることができず、無一文となる。

無一文となったあと、第一次大戦に従軍する。従軍中にデイジーと知り合い、愛を育む。除隊後、デイジーに見合った富を手に入れるために姿を消す。禁酒法と株価の高騰を背景に、密造酒の売買や株式操作などでのし上がっていく。シカゴのマフィアからの電話がひんぱんにかかってくるのはこのためである。

派手なパーティは、デイジーのためだったことが明らかになる。パーティにデイジーが出席するのを待っていたが、姿を現さないためにジョーダンを通じてお茶会にデイジーを呼ぶことをニックに頼む。ニックのコテージでのお茶会では、偶然を装ってデイジーに会う手はずだったが、直前に怖くなってしまい、どしゃ降りの中を外に出てびしょぬれになる姿を見せる。再会したデイジーとは、最初こそぎこちないものの、すぐに打ち解ける。

デイジーとの密会を重ね、秘密を守るために屋敷の使用人の数も減らす。それだけではなく、当初からの計画通り、デイジーと別れた時からやり直すために、デイジーからトムに「愛したことはなかった」と言わせようとする。ニックから「過去はやり直せない」とたしなめられるものの、聞き入れない。

ニックとジョーダンも立ち会い、ホテルでデイジーからトムに打ち明けさせようとするものの、トムのことも愛した時期のあったデイジーは、「愛したことはなかった」とは言えない。そのことに動揺し、さらにトムから出自を持ち出されて侮辱されたことから、怒りをあらわにする。その姿を見たデイジーの心は離れてしまう。

ホテルから屋敷までデイジーが運転する車に同乗するものの、飛び出してきたマートルを轢き殺してしまう。デイジーが必ず自分に電話をかけてくると信じて待つが、ギャツビーをマートルの愛人だったと勘違いしたジョージによって撃ち殺される。死後、交通事故を起こしたのもマートルの愛人だったのもギャツビーとされてしまう。

・「オックスフォード大学に行っていた」と身の上を語る。トムはそのことをウソと糾弾するものの、戦争で活躍した特典として5カ月にわたりオックスフォード大学に通っていたことがあり、「卒業とは言っていない」とウソをついていないと反論する。

・当初ニックに語っていた身の上話では、中西部の富豪の家に生まれ、家族と死別。先祖からの伝統のためにオックスフォード大学に通い、相続した遺産でパリ、ベニス、ローマ、ウィーン、チューリッヒ、ヘルシンキ、モスクワ、コンスタンティノープルといったヨーロッパを豪遊。宝石を買い、狩猟もし、絵を描いたりもした。その後第一次大戦に従軍し、1人で多くのドイツ兵を倒して英雄となり、勲章をもらったと語る。

・イニシャルの「JG」を随所にあしらった屋敷、愛するデイジーと同じ名前の花がデザインされた大きな指輪、仕立ての良い服など、金に糸目をつけないことが分かる。車は黄色の高級車「デューセンバーグ」を所有している。

キャスト

ジェイ・ギャツビーを演じているのは、アメリカの俳優であるレオナルド・ディカプリオ。公開時39歳頃。「タイタニック」(1997)、「インセプション」(2010)などでも知られる。同時期の出演作には、アカデミー主演男優賞にノミネートされた「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013)のほか、「ジャンゴ繋がれざる者」(2012)などがある。