インクレディブル・ハルク

インクレディブル・ハルク
公開年
2008年
製作国
アメリカ
監督
ルイ・レテリエ
出演
エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス、ウィリアム・ハート
「インクレディブル・ハルク」は、マーベル・コミックの「ハルク」を実写映画化した作品。「アイアンマン」(2008)に続く、マーベル・シネマティック・ユニバースの第2作にあたる。ガンマ線によって血液が汚染され、脈拍数が200を超えるとハルクに変身してしまうブルース・バナーの姿を描く。

「トランスポーター」(2002)、「トランスポーター2」(2005)を監督したルイ・レテリエが監督を担当。エドワード・ノートンがブルースを演じた。他にも、リヴ・タイラー、ティム・ロス、ウィリアム・ハートらが出演している。

批評的には、おおむね肯定的な評価を受けた。興行的には、北米で1億3千万ドル以上の興行収入を上げ、世界では2億6千万ドル以上の興行収入となった。日本では5億円弱の興行収入にとどまった。ちなみに、日本ではマーベル・シネマティック・ユニバースの1作目である「アイアンマン」より先に公開された。

実験失敗

ブルース・バナーは、ある実験の実験台となる。実験は失敗し、巨大な生物に変身し、恋人のベティやベティの父でプロジェクトリーダーである陸軍のサディアス・“サンダーボルト”・ロス将軍を襲い、ケガを負わせる。その後、ブルースはブラジルにわたる。脈拍を上げないための呼吸術を学び、ガラナジュースの工場でバイトもしている。ある日、ブルースの血が混じったジュースが出荷されてしまう。

汚染された血液

ブルースの血液はガンマ線によって汚染されているのだった。ある日、ブルースは探していた花を手に入れ、薬を作って自分で血液のガンマ線除去の実験をするが失敗に終わる。匿名の協力者ミスター・ブルーに血液を送ったブルースは、前向きな報告を受けるものの、より詳細なデータが必要と言われる。データはアメリカの研究所にあった。一方、ロス将軍は、ブルースの血液の混じったジュースの出荷元から、ブルースの居場所を突き止める。将軍は、エミル・ブロンスキーを含む精鋭部隊とブラジルに向かう。

ハルクに変身

兵士の襲撃に気づいたブルースは一足先に部屋から逃げ出し、ブロンスキーたちが追う。逃げるブルースは、仲の悪い同僚たちと会う。工場に逃げ込んだブルースを同僚たちが追い、ブロンスキーも追う。同僚に暴行を受けたブルースの脈拍は200を超える。ブルースは巨大な生物(ハルク)に姿を変える。ハルクは兵士たちを倒し、逃げていく。元の姿に戻ったブルースは、グアテマラで目覚める。

  

人物 1 インクレディブル・ハルク

ブルース・バナー/ハルク

俳優:エドワード・ノートン ブルース・バナーは、ガンマ線を浴びたことによって緑色の大男(ハルク)に変身するよ・・・うになってしまった人物である、映画「インクレディブル・ハルク」の登場人物。もともとはカルバー大学の科学者で、陸軍のロス将軍からの依頼により、ロス将軍の娘であるベティとともにガンマ線の研究をしていた。自らが被験者となった実験でガンマ線を浴びた・・・
人物 2 インクレディブル・ハルク

エリザベス・”ベティ”・ロス

俳優:リヴ・タイラー エリザベス・“ベティ”・ロスは、細胞生物学の学者である、映画「インクレディブル・・・・ハルク」の登場人物。陸軍のサディアス・“サンダーボルト”・ロス将軍の娘。時折、メガネをかける姿を見せる。かつてカルバー大学で、ロス将軍からの依頼によって、恋人でもあったブルース・バナーとともにガンマ線の研究に従事していた。ブルースが被験者と・・・
人物 3 インクレディブル・ハルク

エミル・ブロンスキー/アボミネーション

俳優:ティム・ロス エミル・ブロンスキーは、イギリス海兵隊の兵士である、映画「インクレディブル・ハル・・・ク」の登場人物。39歳。ロシア生まれの人物で、最強の兵士と称されている。アメリカ陸軍のロス将軍の部隊に派遣される。自らを戦士と考えており、ハルクの存在を知り、自分も同じように強くなりたいと考えるようになる。 ロス将軍の部隊とともに、ブラジ・・・
セリフ・名言 1 インクレディブル・ハルク

スパー「ガラナ・ソーダを飲んだ男性です。思っていたよりも刺激が強かったことでしょう」

0:12:55頃 ブルースの血液が混じったガラナ・ソーダが、ブラジルからアメリカ・・・に輸出されてしまう。ガラナ・ソーダを飲んだ男が発見された事件について、陸軍少佐のスパーがロス将軍に報告する時の言葉。ちなみに、ガラナ・ソーダを飲んだ男を演じているのは、原作者のスタン・リーである。・・・
セリフ・名言 2 インクレディブル・ハルク

ブルース「まずい。おまえは分かってない!ここで悪いことが起ころうとしてる!」

0:22:40頃 ロス将軍率いるアメリカ陸軍の兵士に追われるブルース。運の悪いこ・・・とに、仲の悪い工場の同僚に出くわしてしまい、職場のジュース工場に連れて来られる。脈拍が200を超えるとハルクに変身してしまうブルースが、男たちにかける言葉。男たちは意に介さないが、それを後悔するようなことが起こる。・・・
セリフ・名言 3 インクレディブル・ハルク

ブロンスキー「何か、でかいのが襲ってきた。そいつは、フォークリフトをソフトボールみたいに投げたんですよ!」

0:27:05頃 リオデジャネイロでのブルース捕獲作戦に参加した兵士のブロンスキ・・・ーは、追いつめたと思ったブルース・バナーが消え、怪力の生物が姿を現すのを目撃する。そのことについて、ブロンスキーはロス将軍に事情説明を求める。・・・
音楽 1 インクレディブル・ハルク

Soundtrack

「Soundtrack」はボスニア生まれのラッパーであるFrenkieによる曲。・・・「インクレディブル・ハルク」では、ブルースとベティが乗るニューヨークのタクシーで、運転の荒いタクシー運転手が流している(1:12:30頃)。・・・
キーワード 1 インクレディブル・ハルク

評価、興行

「インクレディブル・ハルク」は、おおむね肯定的な評価を受けた。興行的には、北米で・・・1億3千万ドル以上の興行収入を上げ、世界では2億6千万ドル以上の興行収入となった。日本では5億円弱の興行収入にとどまった。ちなみに、日本ではマーベル・シネマティック・ユニバースの1作目である「アイアンマン」より先に公開された。・・・
キーワード 2 インクレディブル・ハルク

原作、テレビドラマ化、映画化

「ハルク」は、スタン・リーとジャック・カービーのコミックを原作としている。マーベ・・・ル・コミックで1962年に発表された「The Incredible Hulk」に初登場した。当初は人気が低かったものの、徐々に人気を得ていき、1977年から1982年にかけてはテレビで実写ドラマ化もされた。実写ドラマ版でハルクを演じたルー・・・・
キーワード 3 インクレディブル・ハルク

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)

「インクレディブル・ハルク」は、同一の世界観の中で作品を展開するシリーズ「マーベ・・・ル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の第2作。MCUはマーベル・コミックを原作としており、第1作は「アイアンマン」である。日本では、「アイアンマン」より先に「インクレディブル・ハルク」が公開された。 「アイアンマン」とのつながりとし・・・
作品一覧