トゥルーマン・ショー

公開年: 1998年
製作国: アメリカ
監督: ピーター・ウィアー
出演: ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リニー、ノア・エメリッヒ、ナターシャ・マケルホーン

「トゥルーマン・ショー」は、テレビ番組「トゥルーマン・ショー」で自身の人生が全世界に放映されている、トゥルーマン・バーバンクの物語である。シーヘブンという名のセットの島が舞台で、太陽も海もセットである。セットには5,000台におよぶカメラがさまざまな場所に設置されており、町の人々もすべて俳優が演じている。

サターン賞の「ファンタジー映画賞」「脚本賞」を受賞し、「男優賞＝ジム・キャリー」「助演男優賞＝エド・ハリス」「監督賞」にノミネートされる評価を受けた。アカデミー賞では「助演男優賞＝エド・ハリス」「監督賞」「脚本賞」にノミネートされたが、受賞とはならなかった。興行的にはアメリカで1.2億ドルを超える興行収入となり、1998年公開作の12位となった。

トゥルーマンのテレビ番組

トゥルーマン・バーバンクは、生まれた時からセットで作られたシーヘブン島に住み、全世界に行動が生中継されていた。だがトゥルーマンだけがそのことを知らず、保険のセールスマンとして妻のメリルと平穏に暮らしている。ある日、島を出てハーバーアイランドの顧客の元に向かうように命じられたトゥルーマンだったが、水恐怖症のためフェリーに乗れない。

シーン 1 トゥルーマン・ショー

トゥルーマンのいつもの朝

トゥルーマン・バーバンクは、生まれたときからセットで作られたシーヘブン島に住み、・・・全世界に行動が生中継されていた。だがトゥルーマンだけがそのことを知らず、保険のセールスマンとして妻のメリルと平穏に暮らしている。そんなトゥルーマンは、いつものように「おはよう。会えない時のために、こんにちは、こんばんは。そしておやすみ」・・・

死んだはずの父

トゥルーマンは、島を出てフィジーに行きたいという思いを親友のマーロンに語る。その後1人になったトゥルーマンは、小さい時に父親とボートで海に出たときに嵐にあい、ボートから投げ出された父親が溺死したことを思い出す。世界を旅したいという話をメリルにもするが、メリルはそれよりも赤ちゃんを作ろうとトゥルーマンを誘う。翌朝、トゥルーマンが仕事に向かう途中で、ホームレスの姿となった死んだはずの父親と会う。だが父親はすぐにバスに乗せられて連れ去られる。母親にそのことを話すトゥルーマンだったが、妄想を見たと言われる。

シーン 2 トゥルーマン・ショー

雨に追いかけられるトゥルーマン

トゥルーマン・バーバンクは、生まれたときからセットで作られたシーヘブン島に住み、・・・全世界に行動が生中継されていた。トゥルーマンは、島を出てフィジーに行きたいという思いを親友のマーロンに語る。その後浜辺で1人になったトゥルーマンは、小さい時に父親とボートで海に出たときに嵐にあい、ボートから投げ出された父親が溺死したことを思・・・

ローレンの思い出

トゥルーマンはその夜、大学時代に恋をしたローレンについて思い出す。図書館で勉強をするローレンをデートに誘ったトゥルーマンは、ビーチでローレンとキスをする。だがローレンの父親が車でやって来て、ローレンを連れ去る。ローレンは、自分の本当の名前はシルヴィアで、トゥルーマンの生きる世界はセットに過ぎないとトゥルーマンに告げる。ローレンの言っていたことの意味がわからず生きてきたトゥルーマンは、ローレンが連れ去られる時に父親が「フィジーに連れていく」と言っていたことを覚えている。