真の抵抗とは「命をつなぐこと」 ユダヤ人孤児助けた芸術家描く 「沈黙のレジスタンス」予告編公開

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 8月27日より劇場公開される、“パントマイムの神様”と称されるマルセル・マルソーがユダヤ人孤児を救った実体験を元にした映画「沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~」の、予告編が公開された。

 公開された予告編は、アメリカ軍の英雄であるジョージ・S・パットンが、「驚くべき話」として兵士たちにマルセルの話を披露するシーンから始まる。1938年に親をナチに殺されたユダヤ人孤児たち123人をフランス・ストラスブールで迎えたマルセルの姿、ナチに抵抗する仲間の命を次々に奪われて復讐を誓うエマに「武力じゃ敵わない。それよりも一人でも多く生かすべきだ」と語る姿、そして、幼い孤児と真冬のアルプスを越えてスイスに向かう姿などが切り取られている。最後には、「真の抵抗(レジスタンス)は、命をつなぐことだ」というマルセルの言葉も切り取られている。

 「沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~」は、2007年に84歳で亡くなるまで、世界中の俳優、ミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えたマルセル・マルソーが、第二次大戦時にユダヤ人孤児を救った実体験を元にした作品。マルセルを演じるのは、自身もユダヤ人で母親がプロの道化師だったジェシー・アイゼンバーグ。エド・ハリスが、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットンを演じている。監督は、ベネズエラで最も著名な映画監督・脚本家でベストセラー作家でもある、ポーランド系ユダヤ人のジョナタン・ヤクボウィッツが務めている。

真の抵抗とは「命をつなぐこと」 ユダヤ人孤児助けた芸術家描く 「沈黙のレジスタンス」予告編公開

【作品情報】
沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~
2021年8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:キノフィルムズ
©2019 Resistance Pictures Limited.resistance-movie.jp

  • 作品

沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~

公開年 2020年
製作国 アメリカ・イギリス・ドイツ
監督  ジョナタン・ヤクボウィッツ
出演  ジェシー・アイゼンバーグ、クレマンス・ポエジー、エド・ハリス、エドガー・ラミレス
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