8月20日から劇場公開されるフランソワ・オゾン監督最新作「Summer of 85」の、第二弾の予告編が公開された。
公開された第二弾の予告編では、主人公のアレックスがタイプライターに向かい、ダヴィドと過ごした日々を回想するシーンから始まる。野性的で自由奔放な18歳のダヴィドに恋をしていた、無垢な16歳のアレックス。バイクの2人乗りやクラブでのダンスなど、アレックスとダヴィドの幸せな様子が映し出される。このまま幸せな瞬間が永遠に続くと思っていたアレックスだったが、ダヴィドとの永遠の別れが突然訪れる。生きる希望を失ったアレックスが、かけがえのない”6週間の青春”の物語を書きつづることで、心の痛みと向き合う姿が描き出されている。
あわせて公開された場面写真では、アレックスが絶望に暮れて涙を流す姿や、ダヴィドの死と向き合うことを決意して物語を書き始める姿などが、フランソワ・オゾン監督がこだわったフィルム撮影によって美しく切り取られている。
「Summer of 85」は、オゾン監督が17歳の時に出会い、深く影響を受けたというエイダン・チェンバーズの小説を映画化した作品。運命的な出会いを果たした美しき少年たちの、初めての恋と永遠の別れを描く。オゾン監督は、原作小説に感銘を受けた10代当時の感情を投影しながら、これまでにオゾンが描いてきた過激な恋愛描写を封印し、少年たちの忘れられないひと夏の恋物語をみずみずしく描く。また、1980年代のヒットソングの数々も使われている。完成した作品は、第46回セザール賞で作品賞含む12部門にノミネートされるなどの評価を受けている。
【作品情報】
Summer of 85
2021年8月20日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
配給：フラッグ、クロックワークス
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