柴咲コウ 復讐に手を貸す精神科医を怪演 「蛇の道」予告

映画スクエア

 2024年6月14日より劇場公開される、黒沢清監督、柴咲コウ主演の、オールフランスロケによる日仏共同製作映画「蛇の道」の、予告編が公開された。

 予告編は、アルベール(ダミアン・ボナール)と小夜子(柴咲コウ)が病院で出会い、協力して娘を殺害した犯人と思われる男を誘拐、監禁し、徹底的に復讐を実行していく様子から始まる。「長かった復讐もゴール間近ね」とつぶやく小夜子に対し、アルベールが「君の協力のおかげだ」と感謝を伝える。だが、次のシーンで、娘の死がある組織の陰謀によるものと分かると、物語は一気に加速する。

 小夜子の患者である吉村(西島秀俊)は処方された薬を飲み、「まさかこれ毒じゃないですよね」とニヤリと不気味な笑みを浮かべ、さらに小夜子の夫・宗一郎(青木崇高)もオンライン越しに登場するなど、復讐と並行して小夜子の身の回りで奇妙な出来事が起こっていることが描かれ、「そろそろ ゲームを終わらせましょう?」という小夜子のセリフで終わる。

 あわせて公開されたメインビジュアルは、娘の復讐に燃える父・アルベールと、復讐に手を貸す精神科医・小夜子(柴咲コウ)の姿が収められている。二人の手にしっかりと握られている袋には人らしき何かが入っており、美しい草原の景色とは裏腹に、不穏な空気が漂っている。

柴咲コウ 復讐に手を貸す精神科医を怪演 「蛇の道」予告

 「蛇の道」は、1998年に日本で劇場公開された黒沢監督による同名サスペンス映画を、黒沢監督自身によってセルフリメイクした作品。何者かによって8歳の愛娘を殺された父アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は、偶然に出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め、復讐することを生きがいに殺意を燃やす。とある財団の関係者を2人で拉致していく中で、真相が次第に明らかになっていく。精神科医・新島小夜子役を演じるのは柴咲コウ。殺された娘の復讐に燃える男・アルベール役をダミアン・ボナールが演じる。

【作品情報】
蛇の道
2024年6月14日(金)全国劇場公開
配給:KADOKAWA
© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA

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