重労働を押しつけられる灯台守・ロバート・パティンソン 映画「ライトハウス」過酷労働映像

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 7月9日より劇場公開される、謎めいた孤島に閉じ込められた2人の灯台守が狂気と幻想に侵されていく姿を描いた映画「ライトハウス」から、過酷労働に励むロバート・パティンソン演じるイーフレイム・ウィンズローの姿や、撮影についてロバート・エガース監督、ウィレム・デフォー、ロバート・パティンソンが語るインタビュー映像が公開された。

 公開された映像では、前に働いていた者がやめた理由について、トーマス(ウィレム・デフォー)が「死んだんだ、気が狂って」と語るシーンから始まる。そして、井戸から重い飲水をくみ上げ、油の入ったタンクを引きずりながら階段を上がり、暴風雨の中で台車を押し、古びた屋根を修理するなど、気がめいるようなハードな雑用を黙々とこなしていくイーフレイムの姿が映し出される。さらに映像では、予定の日に迎えの船が来ないことが分かり、徐々に常軌を逸していく2人の姿も見られる。

 ベテランの灯台守のトーマスから奴隷のように扱われ、重労働を押しつけられる悲惨な役を演じたロバート・パティンソンについて、ロバート・エガース監督は「ロブ(ロバート・パティンソン)は誰よりも働いていた」「バスター・キートン並みに体を張って表現する」と、見事な働きっぷりに感嘆。ウィレム・デフォーは「2人だけだと頼り合うしかない、一心同体だ」と語っているが、その言葉とは裏腹に、外壁を塗るために灯台の高台から吊ったイーフレイムを、不注意で岩場の上に真っ逆さまに落下させてしまうシーンも映し出されている。

 「ライトハウス」の舞台となるのは、1890年代のニューイングランドの孤島。4週間に渡って灯台と島の管理の仕事を任された年かさのベテランであるトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と未経験の若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)の2人が、嵐のせいで島に閉じ込められる。1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースになっているという。監督を務めるのはロバート・エガース。「TENET テネット」などのロバート・パティンソンと、「プラトーン」などのウィレム・デフォーが出演している。

重労働を押しつけられる灯台守・ロバート・パティンソン 映画「ライトハウス」過酷労働映像

【作品情報】
ライトハウス
2021年7月9日、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:トランスフォーマー
(C)2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.

  • 作品

ライトハウス

公開年 2019年
製作国 アメリカ
監督  ロバート・エガース
出演  ウィレム・デフォー、ロバート・パティンソン
作品一覧