9月23日より劇場公開される、ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作「クーリエ：最高機密の運び屋」から、モスクワからの脱出準備を描いた本編映像が公開された。
公開された本編映像は、スパイとしてリクルートされたイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィン（ベネディクト・カンバーバッチ）が、CIAのエミリー（レイチェル・ブロズナハン）とモスクワのアメリカ大使館で会うシーンから始まる。盗聴を警戒して筆談をする2人。ウィンが「彼に伝えた」と素早く記すと、エミリーは静かに一箱のタバコを渡す。そのあとウィンは、アメリカにソ連の核情報を密告したソ連高官のオレグ・ペンコフスキー（メラーブ・ニニッゼ）に、タバコの箱をさりげなく渡す。タバコの箱には、ペンコフスキー一家を亡命させるための、脱出計画書が入っているのだった。
本編映像では、ウィンとペンコフスキーがバレエを観劇する様子も切り取られている。このシーンに関してドミニク・クック監督は、「実際にウィンがペンコフスキーにボリショイ・バレエに連れていってもらったという記録が残っているんです。演目を“白鳥の湖”にしたのは、何か恐ろしい結末が待っているんじゃないかということを感じさせる演目なので、選びました。」とインタビューで語っている。
「クーリエ：最高機密の運び屋」は、アメリカとソ連の対立が「キューバ危機」へと達した1962年に、核戦争回避に決定的な役割を果たした実在のイギリス人セールスマンであるグレヴィル・ウィンを描いたスパイ・サスペンス。キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争回避のために命を懸けた男たちの葛藤と決断をスリリングに描く。製作総指揮も務めたベネディクト・カンバーバッチが主人公のグレヴィル・ウィンを演じ、GRU（ソ連軍参謀本部情報総局）の高官・ペンコフスキー役を「ブリッジ・オブ・スパイ」のメラーブ・ニニッゼ演じている。
【作品情報】
クーリエ：最高機密の運び屋
2021年9月23日（木・祝）、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給：キノフィルムズ
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