2024年11月1日より劇場公開される、黒木華主演による、中條ていによる同名小説の映画化作「アイミタガイ」から、新たな場面写真が公開された。
場面写真には、スマホを見ながら楽しそうに話す梓(黒木華)と叶海(藤間爽子)の姿をはじめ、結婚を考える澄人(中村蒼)と梓が向き合って話をする姿、ホームヘルパーをしている梓の叔母の範子(安藤玉恵)とこみち(草笛光子)がほほ笑み合うシーン、叶海の両親である朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)が不思議な巡り合わせで梓と出会う場面、ひょんなことから澄人が梓の祖母・綾子(風吹ジュン)に初めて対面するところなど、登場人物たちがつながっていく姿が切り取られている。
「アイミタガイ」は、かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公・梓を中心に、思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇。ウェディングプランナーとして働く梓は、カメラマンをしている叶海(藤間爽子)と中学生の頃からの親友で、大人になってからも変わらず頻繁に連絡を取り合う仲だった。だがある日、撮影で訪れた場所で事故にあった叶海は帰らぬ人になる。突然の出来事を受け入れることができない梓は、恋人の澄人(中村蒼)から結婚を切り出されても、なかなか前に踏み出せずにいた。
梓を演じるのは黒木華。亡き親友にメッセージを送り続ける主人公の心の機微を細やかに演じ上げる。ほかに、梓の恋人・澄人を中村蒼、梓の親友・叶海を藤間爽子が演じ、草笛光子、安藤玉恵、松本利夫、升毅、西田尚美、田口トモロヲ、風吹ジュンらが顔をそろえている。草野翔吾監督が、「ツレがうつになりまして。」の故・佐々部清監督の企画を受け継ぎ、メガホンをとった。
韓国の釜山にて10月2日から開催予定の第29回釜山国際映画祭のキム・ジソク部門に、本作が出品されることも決定した。釜山国際映画祭は、世界中から300本ほどの作品が出品されるアジアを代表する最大規模の映画祭で、特にアジアの新人監督の作品にスポットを当ててきた。2017年に設立されたジソク部門は、釜山国際映画祭を代表する部門の一つで、昨年は「市子」と「月」が出品された。
【作品情報】
アイミタガイ
2024年11月1日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ショウゲート
© 2024「アイミタガイ」製作委員会