父との最期の日々を過ごす3人の子 難民の子供との出会いが人生を変える 「海辺の家族たち」公開決定

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父との最期の日々を過ごす3人の子 難民の子供との出会いが人生を変える 「海辺の家族たち」公開決定

 ロベール・ゲディギャン監督作「海辺の家族たち」が、5月14日に劇場公開されることが決まった。あわせて予告編が公開となった。

 「海辺の家族たち」は、父との最期の日々を過ごすため、かつての別荘地のにぎわいを失ったマルセイユ近郊の海辺の家に集まった3人の子どもたちが、過去にとらわれて絆を見失い、明日へと踏み出せない中、漂着した難民の子どもたちとの出会いによって人生を変えていく物語。自身が生まれ育ったマルセイユを舞台に、労働者階級や移民など社会的弱者の人生を温かなまなざしで見つめ続け、「フランスのケン・ローチ」と評されるロベール・ゲディギャンが、監督を務めている。

 公開された予告編では、マルセイユ近郊の寂れた街に、突然倒れた父親のため、3人の子供たちが久しぶりに集まる様子が切り取られている。パリで女優として活躍する末っ子のアンジェル、若すぎる婚約者を連れて戻ってきた次男ジョゼフ、父親の思いを継ぎ故郷で小さなレストランを細々と続ける長男のアルマン。それぞれが胸に秘めた過去にとらわれていたが、ある日、港に漂着した難破船の子供たちを助けたことで思わぬ方向へと未来が開けていく様子が描かれている。

【作品情報】 
海辺の家族たち
2021年5月14日(金) キノシネマみなとみらい・立川・天神 ほか全国順次公開
配給:キノシネマ
© AGAT FILMS & CIE – France 3 CINEMA – 2016

  • 作品

海辺の家族たち

公開年 2016年
製作国 フランス
監督  ロベール・ゲディギャン
出演  アリアンヌ・アスカリッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、ジェラール・メイラン
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