大林恭子、篠原哲雄、今関あきよし 鑑賞コメント公開 映画「ロボット修理人のAi(愛)」

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大林恭子、篠原哲雄、今関あきよし 鑑賞コメント公開 映画「ロボット修理人のAi(愛)」

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 ロボット修理の天才的な技術を持つ少年が依頼品のAIBOをめぐる過去と向き合い、新しい絆を育んでいく映画「ロボット修理人のAi(愛)」が、7月10日より劇場公開される。一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントが公開された。

 映画プロデューサーの大林恭子氏は、「愛する人と共に過ごした映画の時間。でも、人は誰しも別れがある。美しい湖の映像が映し出された時、私の側でこの作品を一緒に見てる彼を感じ、信じる事ができました」と思いを寄せている。映画監督の篠原哲雄は、「美しい湖の辺りで出会う少年と少女が愛しく、この二人の秘密が解き明かされていく過程に感涙」と感動を言葉にしている。また映画監督の今関あきよしは、「スクリーンには、様々な物語が交差し、それらの物語は榛名湖の湖面に映る風景のように大小の波紋を描きながら拡がっていく……」と本作を表現している。

 また、新宿K’s cinemaで7月10日に実施される舞台挨拶&トークショーで、今年90歳を迎える大村崑の登壇が予定されている。イベントには、出演者の土師野隆之介、緒川佳波、金谷ヒデユキや田中じゅうこう監督も登壇する。

 「ロボット修理人のAi(愛)」は、実在のロボット修理⼈・乗松伸幸さんをモデルとした作品。ロボット修理の天才的な技術を持つ少年が、依頼品のAIBOをめぐる過去と向き合い、新しい絆を育んでいく姿を描く。土師野隆之介が主人公の倫太郎を演じ、ブータンのドゥルク国際映画祭で最優秀主演男優賞に輝いた。ヒロインのすずめを100人のオーディションから選ばれた新人の緒川佳波が演じ、大空眞弓、大村崑、金谷ヒデユキ、亜湖、水沢有美、丸山ひでみらが脇を固める。監督は「道しるべ」の田中じゅうこうが務める。

【コメント】

■大林恭子(映画プロデューサー)
私の愛する人を、甦らせてくれた「ロボット修理人のAi(愛)」 。愛する人と共に過ごした映画の時間。でも、人は誰しも別れがある。美しい湖の映像が映し出された時、私の側でこの作品を一緒に見てる彼を感じ、信じる事ができました。
彼に会いたい時、きっと又、この映画を観ることになりそうです!美しい湖の映像に涙しながら……。ありがとうございました。田中じゅうこう監督そしてスタッフの皆さん ありがとう……。

■篠原哲雄(映画監督)
この映画は犬のロボットが失いかけた人間関係を修復してくれるという物語の中に、伏線とも言えるいくつもの綾が丁寧に織りなされ、感動の瞬間を紡いでくれる。何より美しい湖の辺りで出会う少年と少女が愛しく、この二人の秘密が解き明かされていく過程に感涙。少年を遠くから見つめるあるお婆さんの眼差しも何か失ってはならないものを思い出させてくれる。
その大空眞弓さんは35年ほど前、田中監督が若かりし助監督の頃にお世話になって以来の再会。監督を見守る視線が役そのものと重なったように感じた。その作品で田中さんに導かれて見習い助監督を経験した私は、この映画そのものに人と人が繋がっていくことの豊かさを感じ、涙なしには見れなかった。

■今関あきよし(映画監督)
榛名湖の静かな時間の流れに浸りながらスクリーンを見つめる。
それは、劇場の静かさとリンクする。スクリーンには、様々な物語が交差し、それらの物語は榛名湖の湖面に映る風景のように大小の波紋を描きながら拡がっていく……。

【作品情報】
ロボット修理人のAi(愛)
2021年7月10日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
配給:トラヴィス
©2021 GENYA PRODUCTION ROBOT REPAIRBOY

  • 作品

ロボット修理人のAi(愛)

公開年 2020年
製作国 日本
監督  ⽥中じゅうこう
出演  ⼟師野隆之介、緒川佳波、⼤村崑、⼤空眞⼸、⾦⾕ヒデユキ、亮王、岡村洋⼀、堀⼝聡
作品一覧