デミ・ムーア 50歳の誕生日に、トイレで自分の“価値“を突きつけられる姿 「サブスタンス」本編映像

映画スクエア

 2025年5月16日より劇場公開される、デミ・ムーア主演の映画「サブスタンス」から、50歳の誕生日を迎えたエリザベス(デミ・ムーア)が、トイレで自分の“価値“を突きつけられるシーンの、本編映像が公開された。

 自身の名前のついたフィットネス番組の撮影終了後、故障中の女性トイレを避け、やむなく男性トイレにこっそり入ったエリザベス。だが、彼女が個室に入った後に電話をしながらトイレに入ってきたのは、自分の番組を担当するプロデューサーのハーヴェイだった。そこで耳にしたのは、エリザベスを番組から下ろし、代わりに若いMCを登用したいという電話だった。

 「あのババア、なぜこんなに続いた?俺にはまるで謎だ」「オスカー受賞?知るか。いつだ?1930年代の『キング・コング』?」と、耳をふさぎたくなるような中傷に加え、「女の生殖能力は25歳ごろから低下するんだ」などと下品に笑いながら発言するハーヴェイ。何度も“若い女を“と連呼していたハーヴェイに傷つき、いら立ちながらも、何も言い返せず鏡に映った自分を見つめる姿により、エリザベスのやりきれない怒りと哀しみを描いたシーンとなっております。

 「サブスタンス」の主人公は、50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス。容姿の衰えから仕事が減少し、再生医療“サブスタンス”に手を出したエリザベスだったが、”治療薬”を注射すると、”エリザベスの上位互換体“のスーが、エリザベスの背中を破って現れる。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、1つの心をシェアするふたりには、「一週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまう。

 エリザベスをデミ・ムーアが、スーをマーガレット・クアリーが演じる。監督と脚本を手掛けたのはコラリー・ファルジャ。デミ・ムーアがゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル&コメディ部門)を受賞したほか、アカデミー賞でも5部門(作品賞/主演女優賞/監督賞/脚本賞/メイクアップ&ヘアスタイリング賞)にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。

デミ・ムーア 50歳の誕生日に、トイレで自分の“価値“を突きつけられる姿 「サブスタンス」本編映像

【作品情報】
サブスタンス
2025年5月16日(金)公開ほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
©The Match Factory

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