田口トモロヲ「僕らのリーダーは大杉漣」 「バイプレイヤーズ」映画版 初日舞台挨拶

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田口トモロヲ「僕らのリーダーは大杉漣」 「バイプレイヤーズ」映画版 初日舞台挨拶

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 映画「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」の初日舞台挨拶が、4月9日に都内で開かれ、元祖バイプレイヤーの田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一に加え、若手バイプレイヤーの濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、ドラマシリーズから携わり本作のメガホンもとった松居大悟監督の総勢11名が登壇した。

 若手からベテランまで総勢100人を超えるバイプレイヤーが集結した本作。松重は「100人の中に本当に選ばれて良かったと思います。昨日もおとといも別の現場で色んな俳優さんから、呼ばれてないけど、という話ばっかり聞くので、100人が出るってそういうことなんだなと思うと、この場にいられて幸せです」と感慨を口にした。

 田口は「今日が初日ということで、感慨深いです。僕らのリーダーは大杉漣さんです。きっとこの日を迎えたことを漣さんも喜んでいると思います」と語り、光石は「このバイプレイヤーズはテレビドラマの深夜枠から始まりました。その時から大杉さんは映画になったらいいねと仰っていました。それが映画になりました」、遠藤は「(いろいろ豪華になっていて)これ同じバイプレイヤーズなの?って感じになっちゃって、大杉さんもびっくりするんじゃない?すごい変化です。」と、テレビシリーズ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」の放送中に急逝した、大杉漣さんに思いを馳せながらあいさつをしていた。

 舞台挨拶には、本作のメインキャストともいえる犬の「風」(ふう)も登場。「風」の名前の由来を聞かれた監督は「大杉漣さんには風とトラという愛犬と愛猫がいまして、そこから風という名前をとりました。なのでバイプレウッド撮影所を愛している『風』という存在が、漣さんのような存在として、この映画に映ったらいいなとも思っていました」と、思いを明かした。

 映画版「バイプレイヤーズ」は、現在放送中のドラマに続き、富士山の麓にあるのどかな撮影所「バイプレウッド」が舞台となる。とある配信ドラマの撮影に挑んでいる田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一と、トラブル続きで映画撮影が難航している濱田岳・柄本時生ら若手バイプレイヤー、さらには各局番組のキャストたちが巻き起こす群像コメディ映画となっている。

【作品情報】
映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』
公開中
配給:東宝映像事業部
©2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会

  • 作品

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

公開年 2021年
製作国 日本
監督  松居大悟
出演  田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙
作品一覧