台湾アカデミー賞（金馬奨）で6部門にノミネートされた映画「恋の病 ～潔癖なふたりのビフォーアフター～」の公開日が8月20日に決まり、ポスタービジュアルが公開された。
「恋の病」は、ともに重度の潔癖症であるボーチンとジンの恋物語。外出する時は防塵服を着て手袋とマスクをするほどの完全武装のポーチンは、一般的な社会生活が送れずにいる。ある日ポーチンは、電車で自分と同じような完全武装をした潔癖症の女性ジンを見かけ、2人は運命的な出会いを果たす。「自分は一生、他人と隔絶してひとりぼっちで生きていくのだ」と運命に縛られていたふたりの清らかな恋愛がスタートするが、ボーチンから潔癖症が突然消えてしまい、2人は次第にすれ違っていく。
潔癖症で外出を避けるため、自宅で作業ができる翻訳業で生計を立てながらも、パソコンのタイピングが異常に苦手で仕事に支障をきたしているという、風変わりな青年ボーチンを演じたのは、役所広司主演映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」などのリン・ボーホン。潔癖症の上に窃盗症だが、タイピングが得意でボーチンの不得意なことを補えるジンは、ニッキー･シエが演じている。2人は台湾アカデミー賞の最優秀主演男優賞と主演女優賞にノミネートされた。台湾アカデミー賞ではほかに、新人監督賞、撮影賞、視覚効果賞、美術デザイン賞の合計6部門でノミネートされた。
公開されたポスタービジュアルでは、ジンが万引を重ねてしまうスーパーマーケットを背景に、重度の潔癖症の2人が防塵服に身を包む姿が映し出されており、「思いもしなかった… 私を理解できる人がいるなんて！」「凸凹で偏人なふたり」のコピーが添えられている。
【作品情報】
恋の病 ～潔癖なふたりのビフォーアフター～
2021年8月20日(金) シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開
配給：エスピーオー、フィルモット
© 2020 牽猴子整合行銷股份有限公司 滿滿額娛樂股份有限公司 台灣大哥大股份有限公司
