宮沢氷魚が小松菜奈の恋人役 笑顔あふれる幸せな日々切り取った特報も公開 「ムーンライト・シャドウ」

映画スクエア

「ムーンライト・シャドウ」の写真をもっと見る

 宮沢氷魚が、吉本ばななの「キッチン」に収録されている同名短編小説の映画化作「ムーンライト・シャドウ」に、出演することが明らかになった。

 宮沢氷魚が演じるのは、小松菜奈演じるさつきの恋人で、突然帰らぬ人になってしまう等役。2017年にドラマ「コウノドリ」で俳優デビューし、初主演映画「his」でTAMA映画賞最優秀新進男優賞などを受賞。渡辺謙主演舞台「ピサロ」ではインカ王アタウアルパを熱演し、2022年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演も控えるなど活躍を続ける宮沢が、すべてを包み込むような優しさを持つ一方で、はかなさが漂う役柄を演じる。宮沢は「等と近しいものがあると感じた」と役柄についてコメントを寄せている。

 公開された特報映像では、静かに聞こえる鈴の音と「鈴の音が耳を離れないんです」というさつきのナレーションから始まる。そして、さつきと等の笑顔あふれる恋人同士の幸せな日常が切り取られる一方で、「もっと一緒にいたかったな」のさつきのナレーションと名残り惜しそうに離れる2人の手が、やがて訪れる恋人・等との別れを予感させる内容となっている。あわせて公開されたティザービジュアルでは、秋らしい風景の中で小松演じる主人公・さつきが微笑を浮かべる姿が大きく捉えられ、「この恋に名前をつけて、そっと胸にしまってある。」のコピーが添えられている。

 「ムーンライト・シャドウ」は、突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない主人公・さつきの姿を、一人称の視点で描いたラブストーリー。1989年に刊行されて大ヒットとなった吉本ばななの「キッチン」に収録されている同名短編小説を映画化した。原作を20代のはじめに読んだ記憶が鮮明に残っているという、マレーシア人映画監督のエドモンド・ヨウが監督を務めている。主人公のさつきを小松菜奈が、さつきの恋人の等を宮沢氷魚が演じている。

宮沢氷魚が小松菜奈の恋人役 笑顔あふれる幸せな日々切り取った特報も公開 「ムーンライト・シャドウ」

宮沢氷魚が小松菜奈の恋人役 笑顔あふれる幸せな日々切り取った特報も公開 「ムーンライト・シャドウ」

【作品情報】
ムーンライト・シャドウ
2021年9月公開
配給:SDP、エレファントハウス
©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

  • 作品

ムーンライト・シャドウ

公開年 2021年
製作国 日本
監督  エドモンド・ヨウ
出演  小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、吉倉あおい、中野誠也、臼田あさ美
作品一覧