日本人が1年に渡りアマゾンで撮影 未知の先住民族描き出すドキュメンタリー「カナルタ 螺旋状の夢」公開

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日本人が1年に渡りアマゾンで撮影 未知の先住民族描き出すドキュメンタリー「カナルタ 螺旋状の夢」公開

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 日本人が単身で1年間にわたりアマゾンに滞在して撮影したドキュメンタリー映画「カナルタ 螺旋状の夢」が、10月2日より劇場公開されることが決まった。

 「カナルタ 螺旋状の夢」は、太田光海の第一回監督作品。イギリス・マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属していた太田光海は、卒業制作のためにエクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に住む先住民族・シュアール族の元に向かう。そこで太田は、部族の知恵を受け継ぎ、森で自ら薬草を発見して回るセバスティアンと、初の女性村長であるパストーラ夫妻の家に1年間住み込みながら、彼らの日常を撮影。彼らの知られざる人生観や生きざまなどをすくい取っている。世界各国の映画祭での上映を経て、日本でも劇場公開される。

 太田光海(おおた・あきみ)は、1989年の東京都生まれで、神戸大学国際文化学部卒業後に、パリ社会科学高等研究院(EHESS)人類学修士課程を修了。モロッコやパリ郊外で人類学的調査に従事する傍ら、共同通信パリ支局で記者として活動していた。その後、マンチェスター大学グラナダ映像人類学センター博士課程に進学。アマゾン熱帯雨林での1年間の調査を経て、初長編監督作品『カナルタ』を発表した。

日本人が1年に渡りアマゾンで撮影 未知の先住民族描き出すドキュメンタリー「カナルタ 螺旋状の夢」公開

【作品情報】
カナルタ 螺旋状の夢
2021年10月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
配給:トケスタジオ
(c)Akimi Ota

  • 作品

カナルタ 螺旋状の夢

公開年 2020年
製作国 イギリス、日本
監督  太田光海
出演  セバスティアン・ツァマライン、パストーラ・タンチーマ
作品一覧