満月の夜の終わり 今は亡き恋人と再会しようとする小松菜奈 「ムーンライト・シャドウ」予告編公開

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 9月10日より劇場公開される、吉本ばななの「キッチン」に収録されている同名短編小説の映画化作「ムーンライト・シャドウ」の予告編が公開された。あわせて、佐藤緋美、中原ナナ、臼田あさ美らの出演と、小袋成彬の楽曲「Parallax」のコラボレーションソングの起用が発表された。

 公開された予告編は、「等はいつも、小さな鈴を肌身離さず持ち歩いていた。それは彼のそばを最後まで離れない運命となった」というさつき(小松菜奈)のナレーションで始まる。ナレーションとともに、失くした鈴をきっかけに出会い、恋に落ち、付き合い始めたさつきと等(宮沢氷魚)の幸せな日々が描かれる。だが、事故によって等は突然この世を去ってしまい、さつきは深い哀しみに打ちひしがれ、生きる気力さえも失ってしまう。そんな中、さつきの前に不思議な女性・麗(臼田あさ美)が現れ、満月の夜の終わりに死者と再会できる”月影現象”によって、等との再会に希望を抱くさつきの姿が描き出されている。

 コラボレーションソングである、小袋成彬の「Parallax」も予告編で聞くことができる。

 あわせて追加発表されたキャストでは、等の弟・柊(ひいらぎ)役に「#ハンド全力」などに出演し、アーティストとしても活躍する佐藤緋美、柊の恋人・ゆみこ役に海外広告のイメージモデルとして活躍し、本作が女優デビューとなる中原ナナ、さつきの前に現れる不思議な女性・麗役に幅広いジャンルの作品に出演する臼田あさ美が顔をそろえる。また、映画のオリジナルキャラクターとして、親友・蛍役を吉倉あおい、さつきや柊と麗を巡り合わせる充役を中野誠也が務める。

 「ムーンライト・シャドウ」は、突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない主人公・さつきの姿を、一人称の視点で描いたラブストーリー。1989年に刊行されて大ヒットとなった吉本ばななの「キッチン」に収録されている同名短編小説を映画化した。原作を20代のはじめに読んだ記憶が鮮明に残っているという、マレーシア人映画監督のエドモンド・ヨウが監督を務めている。主人公のさつきを小松菜奈が、さつきの恋人の等を宮沢氷魚が演じている。

満月の夜の終わり 今は亡き恋人と再会しようとする小松菜奈 「ムーンライト・シャドウ」予告編公開

【作品情報】
ムーンライト・シャドウ
2021年9月10日(金)全国ロードショー
配給:SDP、エレファントハウス
©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会

  • 作品

ムーンライト・シャドウ

公開年 2021年
製作国 日本
監督  エドモンド・ヨウ
出演  小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、吉倉あおい、中野誠也、臼田あさ美
作品一覧