世界が認めるバラ新品種コンクールを再現 「ローズメイカー 奇跡のバラ」本編映像公開

映画スクエア

 バラ育種家と素人3人組が新種のバラ作りに挑む映画「ローズメイカー 奇跡のバラ」から、本編映像が公開された。

 公開となった本編映像は冒頭のシーン。主人公のエヴ(カトリーヌ・フロ)が、バガテル国際バラ新品種コンクール会場にバタバタと急ぐ姿から始まる。受付で「ヴェルネ・バラ園です」と名乗ったエヴだったが、一緒にバラ園にやって来た事務員から予算の関係でブースはないことを聞かされる。エヴは戸惑いながらも会場の中に入っていくのだった。

 エヴが入賞を狙うバガテル国際バラ新品種コンクールは、ヘッドガーデナー&ブリーダーとして京成バラ園で活躍されている村上敏さんによると、「パリ近郊のバガテル公園でのコンテストで認められるということは芸術の都パリといわれるとおり、世界が認める美しさ、香り、それに加え丈夫で育てやすいというお墨付きをいただいたということです」というほど価値と権威のあるもの。本作ではコンクールが忠実に再現されているという。

 「ローズメイカー 奇跡のバラ」は、新種のバラを開発して数々の賞に輝いてきたバラ育種家のエヴを主人公とした作品。巨大企業に賞も顧客も奪われ、バラ園が倒産寸前になってしまったエヴ。格安で雇った前科者のフレッド、定職に就けないサミール、異様に内気なナデージュは、一晩で200株のバラをダメにしてしまう。そんな中、エヴに新種のアイディアがひらめくというストーリーが展開される。エヴを演じるのは、フランスで最も栄誉あるセザール賞に10度ノミネート、2度の受賞を果たしているカトリーヌ・フロ。監督は、セザール賞短編賞など輝くピエール・ピノーが務めている。

世界が認めるバラ新品種コンクールを再現 「ローズメイカー 奇跡のバラ」本編映像公開

【作品情報】 
ローズメイカー 奇跡のバラ
2021年5月28日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国ロードショー
配給:松竹
THE ROSE MAKER © 2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA

  • 作品

ローズメイカー 奇跡のバラ

公開年 2020年
製作国 フランス
監督  ピエール・ピノー
出演  カトリーヌ・フロ、メラン・オメルタ、ファツァー・ブヤメッド
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