自閉症者の世界を体感できるドキュメンタリー 東田直樹の原作を映画化 「僕が跳びはねる理由」公開決定

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自閉症者の世界を体感できるドキュメンタリー 東田直樹の原作を映画化 「僕が跳びはねる理由」公開決定

 自閉症の作家・東田直樹が13歳の時に執筆した「自閉症の僕が跳びはねる理由」を原作としたドキュメンタリー映画「僕が跳びはねる理由」が、4月2日より劇場公開されることが決まった。

 原作「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、会話のできない障害を抱える東田直樹が、自閉症者の内面の感情や思考、記憶を分かりやすい言葉で伝えた内容が注目を集めた。30か国以上で出版され、117万部を超える世界的ベストセラーとなった。

 自身も自閉症の息子を持つ、イギリスのベストセラー作家デイヴィッド・ミッチェルと妻のケイコ・ヨシダが、対応に困り果てていた我が子の行動に対する疑問の答えをこの原作に見つけ、「世界中の自閉症の子を持つ親にもこの本を読んで欲しい・伝えたい」との願いから英訳を担当。2013年に「The Reason I Jump」として出版された。その英訳版が、本作にも出演しているジョスの両親で、本作のプロデューサーを務めるジェレミー・ディアとスティーヴィー・リーの目にとまったことで、映画「僕が跳びはねる理由」が誕生した。

 映画「僕が跳びはねる理由」では、「自閉症と呼ばれる彼らの世界が“普通”と言われる人たちと、どのように異なって映っているのか?」を、世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿や家族たちの証言を通して明らかにしていく。さらに、「自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるか」を、映像表現や音響効果を駆使し、彼らが見て・感じている世界を疑似体験しているかのように体感できる内容となっている。

 サンダンス映画祭のワールド・シネマ・ドキュメンタリーコンペティション部門では観客賞を受賞し、バンクーバー国際映画祭では長編インターナショナルドキュメンタリー部門の観客賞とインパクト大賞をダブル受賞するなどの評価を受けている。

僕が跳びはねる理由
2021年4月2日(金)角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国順次公開
配給:KADOKAWA
©2020 The Reason I Jump Limited, Vulcan Productions, Inc., The British Film Institute

  • 作品

僕が跳びはねる理由

公開年 2020年
製作国 イギリス
監督  ジェリー・ロスウェル
出演  
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