井之脇海&山崎育三郎がピアノアンサンブル 松本穂香ヒロイン 映画「ミュジコフィリア」秋公開決定

映画スクエア

井之脇海&山崎育三郎がピアノアンサンブル 松本穂香ヒロイン 映画「ミュジコフィリア」秋公開決定

 音楽へのコンプレックスを抱きながらも、現代音楽の世界に身を投じて自分の音楽を創りあげていく主人公を描く映画「ミュジコフィリア」が、秋に劇場公開されることが決まった。

 「ミュジコフィリア」は、多くの受賞歴を持つ漫画家さそうあきらによる、「神童」「マエストロ!」に続く音楽をテーマとした3部作の最終作を映画化した作品。京都を舞台に、芸術大学に音楽へのコンプレックスを持って入学した主人公・朔が、ひょんなことから現代音楽の世界に身を投じ、さまざまな出会いをへて、自分の音楽を創りあげていく姿を描く。

 モノの形や色が「音」として聴こえる特殊な才能を持ちながら、著名な作曲家の父と若手天才作曲家として期待される異母兄へのコンプレックスから音楽を遠ざけてきた主人公・漆原朔役を、「トウキョウソナタ」で新人賞を多数受賞した井之脇海が演じ、映画初主演を果たす。朔に思いを寄せる芸大のピアノ科生・浪花凪を「みをつくし料理帖」などの松本穂香が、朔の異母兄で天才作曲家としての将来を期待される貴志野大成を数々のミュージカル作品やドラマなどで活躍する山崎育三郎が演じる。

 ピアノ経験がある井之脇と山崎は、撮影のために練習を重ね、物語のクライマックスでは葛藤を乗り越えた2人が心を通わせるピアノアンサンブルを披露する。

 あわせて出演者らのコメントが公開となった。12歳の時に出演した映画「トウキョウソナタ」でピアノの才能を持つ少年役を演じた井之脇は、「初主演映画がピアノにまつわる作品ということに、とても深い縁を感じています」とコメントしている。

【コメント】

■井之脇海 漆原朔(うるしばら さく)役
僕の人生のターニングポイントに、12歳の時に出演した映画「トウキョウソナタ」があります。
ピアノの才能を持つ少年の役を演じて、役者の楽しみを知り、役者を続けることを決心しました。
そして今回、初主演映画がピアノにまつわる作品ということに、とても深い縁を感じています。
初主演という不安やプレッシャーもありましたが、ピアノと一緒ならきっと乗り越えられると思って撮影に臨みました。僕が演じた漆原朔は、日常の中の様々なモノの形や色が「音」として聴こえる、音楽の才能を持った大学生です。朔の天真爛漫さと音楽への溢れる愛を、素敵なキャストの方々、そして”ピアノ”と共に、全てを出し切って演じました。楽しみに待っていてください!

■松本穂香 浪花凪(なにわ なぎ)役
最初はすれ違ってばかりいた不器用な人達が、音楽というものを通して自分だけの表現を手に入れ、心を通わせていく物語です。私は今回、ギターやダンスなど初挑戦が多かったのですが、凪という役を通して、表現することの楽しさを改めて感じました。

■山崎育三郎 貴志野大成(きしの たいせい)役
貴志野大成は朔の兄であり、天才と謳われた作曲家です。何事も完璧を求め、音楽に対しては特にプライドが高く、作曲に人生の全てをかけています。
今回、日本の美しい文化の宝庫である京都での撮影は感動の連続でした。国宝のお寺の境内で指揮をさせて頂いたオーケストラ演奏シーンでは、驚くほど美しい絶景に息を呑みました。
この作品で音楽の持つ力を改めて感じ、音楽が言葉を超える瞬間に立ち会うことが出来ました。

■谷口正晃 監督
最初から最後まで、俳優たちは己の身体を使って音楽を歌い、奏で、躍動し続けます。
本物志向の奔放さは過剰かもしれませんが、とても愉快なことでありましょう。
美しい京都の街を舞台にして描く若者たちの音楽への情熱。ぜひご覧ください!

■さそうあきら 原作
京都は伝統と革新が矛盾なく共存する場です。そこで僕が聴いてきた様々な音たちが「ミュジコフィリア」の源泉になりました。音楽が生まれ出づる瞬間の喜びを描きたい。そんな思いがこの映画から皆さんに伝わりますように!

【作品情報】
ミュジコフィリア
2021年秋 TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー(京都先行公開)
配給:アーク・フィルムズ

  • 作品

ミュジコフィリア

公開年 2021年
製作国 日本
監督  谷口正晃
出演  井之脇海、松本穂香、山崎育三郎、川添野愛、阿部進之介、濱田マリ、神野三鈴
作品一覧