大企業の不正に立ち向かう、高卒女性社員3人組 コ・アソン主演「サムジンカンパニー1995」予告編

映画スクエア

 7月9日より劇場公開される、大企業に勤める3人の高卒女性社員たちが会社の不正に立ち向かう姿を痛快に描いた映画「サムジンカンパニー1995」の、予告編が公開された。

 公開された予告編では、1995年のソウルを舞台に、サムジン電子に勤める生産管理部のジャヨン、マーケティング部のユナ、会計部のボラムたちが、雑用に明け暮れる様子からスタートする。ある日、TOEIC600点以上取った者を昇格させることが社内で発表されると、活躍の場を広げる夢と希望を持ったジャヨンたちは、こぞって英語教室に通い始める。その一方でジャヨンは、自社の工場から有害物質を含む工業用廃水が川に流出し、会社がその事実を隠蔽していることを知る。そして、解雇の危険も顧みず、ジャヨンたちが立ち上がる姿が映し出されている。

 「サムジンカンパニー1995」は、1991年に実際に起こった斗山電子のフェノール流出による水質汚染事件などの、実話をもとに描いた作品。時には弱気になりながらも真相追及を諦めない芯の強さを持つジャヨンを「グエムル-漢江の怪物-」「スノーピアサー」のコ・アソンが、ジャヨンの同期で推理小説マニアの姉御肌ユナを「小公女」「ハッピーログイン」のイ・ソムが、数学オリンピックで優秀な成績を残す会計部の心優しき天才シム・ボラムを「スウィング・キッズ」「あなた、そこにいてくれますか」のパク・ヘスが演じている。

 イ・ジョンピル監督は本作について、「核心は人々の中にあった“ファイト”という気持ち。生きていく中で直面する大小さまざまな問題を、諦めず、文句を言わずに解決しようとする人々の物語です。こんなことで世の中が変わるのか?と考えながらも、自分を守るため前に進んで行く人たちの話を作りたいと思いました。“たとえ小さな存在でも私たちは偉大なのだから” そんな信念と共に、自分の仕事に責任感と誇りを持った人たちの話を楽しくかっこよく描きたかった。何よりも堂々としていて凛々しい彼女たちの突き進む姿を見せたかったのです」と語っている。

大企業の不正に立ち向かう、高卒女性社員3人組 コ・アソン主演「サムジンカンパニー1995」予告編

【作品情報】 
サムジンカンパニー1995
2021年7月9日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー
配給:ツイン
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  • 作品

サムジンカンパニー1995

公開年 2020年
製作国 韓国
監督  イ・ジョンピル
出演  コ・アソン、イ・ソム、パク・ヘス
作品一覧