吉田拓郎も涙 稲垣来泉が歌う「イメージの詩」 「漁港の肉子ちゃん」主題歌MV公開

映画スクエア

 6月11日から劇場公開される、明石家さんまプロデュースのアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」から、本編映像を使用した主題歌「イメージの詩」のミュージックビデオ(MV)が公開された。

 「肉子ちゃんとキクコの秘密と漁港の仲間編」と題されたMVでは、10歳の子役である稲垣来泉があどけなく力強い歌声で歌う「イメージの詩」とともに、本編映像が映し出されている。若き日の肉子ちゃんが男にだまされているのを知って心配する当時の親友・みうの様子、各地を転々としながら漁港町にたどり着いて船の上で暮らすようになった肉子ちゃんと娘・キクコ、何かに悩むような浮かない表情を見せる年頃のキクコ、明るく笑顔いっぱいでキクコを優しく包み込む肉子ちゃん、肉子ちゃんとキクコの親子を温かく見守る焼き肉屋「うをがし」の店長・サッサンなどが映し出されている。

 主題歌「イメージの詩」は、明石家さんまが「人生の教科書」と言い切る楽曲で、劇中で描かれる母娘の物語にもマッチした楽曲を新たな世代にも伝えたいというさんまの提案から、サウンドプロデュース・GReeeeN、編曲・武部聡志でアレンジを加え、稲垣来泉がカバーした。オリジナル楽曲を手掛けた吉田拓郎は「心の底から「素晴らしい」。今回の「時を超えた奇跡的なレコーディング」に震えました。頬をつたわる涙を僕は「ぬぐう事すら忘れて聴き入りました」。10歳の少女が力いっぱいに(時にはシャウトしながら)歌い切った「新イメージの詩」は決してカバーなどと言うレベルのものではありません。まさに2021年に「叩きつけられた新しいメッセージ」ではないでしょうか」と、感動のメッセージを寄せている。

 「漁港の肉子ちゃん」は、直木賞受賞作家の西加奈子の同名小説を原作としたアニメ映画。漁港の船に2人きりで住む母娘である、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。明石家さんまが企画・プロデュースを担当。「海獣の子供」などの渡辺歩が監督を、「かぐや姫の物語」「海獣の子供」で作画監督を務めた小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を務め、「映画 えんとつ町のプペル」のSTUDIO4℃が、アニメーション制作を手がける。大竹しのぶが主人公の肉子ちゃん、Cocomiが娘・キクコの声を務め、花江夏樹、下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらも声の出演をしている。

吉田拓郎も涙 稲垣来泉が歌う「イメージの詩」 「漁港の肉子ちゃん」主題歌MV公開

【作品情報】
漁港の肉子ちゃん
2021年6月11日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:アスミック・エース
©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

  • 作品

漁港の肉子ちゃん

公開年 2021年
製作国 日本
監督  渡辺歩
出演  (声)大竹しのぶ、Cocomi 、花江夏樹、中村育二、マツコ・デラックス、 吉岡里帆
作品一覧