登場人物・キャスト 007/慰めの報酬

M(ジュディ・デンチ)

重要な部分に触れている場合があります。

Mは、MI6の局長である、映画「007/慰めの報酬」の登場人物。ボンドの独断専行をたしなめる一方で、ボンドのことを信頼している。また、前作で愛するヴェスパーを失ったボンドが、任務よりも復讐を優先することを心配している。また、相手を選ばずに利益のために手を組む政府の姿勢に批判的である。

イタリアのシエナで、ボンドが連行したミスター・ホワイトの尋問に立ち会うものの、5年間自身のボディガードだったエージェントが裏切り者だったことがわかり、ショックを受ける。ボンドからグリーンの情報が届くと、アメリカのCIAに照会。わざわざ南米局長が対応したことから、CIAがグリーンに興味を持っていることを見抜く。

ボンドがオーストリアで国際的犯罪組織のメンバーの情報を手に入れた時には、イギリスの特別警護員を殺害したと思われるボンドにロンドンに戻るように命じ、カードやパスポートを止める。また、外務大臣とボンドの行動について話をし、ボンドを連れ戻すように命じられる。一方で、グリーンと手を組む考えの政府の方針には反発を感じている。ボリビアにいるボンドの元に直接出向き、停職を言い渡す。だが、拘束したボンドが逃げ出した際には深くは追わない。

ロシアのカザンでは、ヴェスパーの死の原因となったルセフを捕らえに向かったボンドを待つ。ルセフに復讐しなかったボンドを褒め、再びMI6に戻ってくるように頼む。

・Mの執務室には、ガラスの巨大なディスプレイがあり、あらゆる情報が映し出される。また、ビル・タナーという男が側近としてついている。自宅で化粧を落としながら電話応対をする姿も見せる。

・これまでのシリーズ作と比べて、出番が多い。監督のマーク・フォースターは、ボンドの性的対象とならない唯一の女性として、Mの存在が興味深いと感じていたという。Mはボンドのことを心配する姿を見せ、ボンドは「(Mは)母親だと思いたがっている」とカミーユに話す。

キャスト

Mを演じているのは、前作に引き続き、イギリスの俳優であるジュディ・デンチ。公開時74歳頃。アカデミー助演女優賞を受賞した「恋におちたシェイクスピア」(1999)などでも知られる。ピアース・ブロスナンがボンドを演じたシリーズからMを演じている。同時期の出演作には、アカデミー主演女優賞にノミネートされた「NINE」(2009)などがある。

関連項目

セリフ・名言 2 007/慰めの報酬

M「愛する者を殺されて復讐しない人間は、冷血なクズよ」

0:08:45頃 Mがボンドにかける言葉。愛するヴェスパーを殺害されたことから、・・・ボンドが復讐に心を奪われて任務を遂行できないことを心配するMだったが、一方で復讐の気持ちを持つことが当然であることをも理解している。・・・
セリフ・名言 6 007/慰めの報酬

M「手がかりとなる人物を片っ端から殺すのは避けてくれるとたいへんうれしいんだけど」

0:35:30頃 グリーンがプライベートジェットでハイチからオーストリアに向かう・・・ことがわかり、Mはボンドにもオーストリア行きのプライベートジェットを手配する。そのあとのやりとり。Mは、ボンドが調査対象の人物を殺しすぎると考えていた。・・・
キーワード 1 007/慰めの報酬

MI6、スパイ

MI6は、実在するイギリスの諜報組織である。「007/慰めの報酬」では、Mが局長・・・を務め、ボンドも所属している。ミスター・ホワイトを尋問した際には、5年にわたりMのボディガードを務めてきたミッチェルが裏切り者だったことが発覚し、Mはショックを受ける。Mの側近であるタナーや、ボリビアでボンドを出迎えるストロベリー・フィール・・・
キーワード 3 007/慰めの報酬

イタリア(シエナ、タラモーネ)

冒頭の舞台となるのは、イタリアのトスカーナ地方の町シエナである。ミスター・ホワイ・・・トをアストン・マーチンのトランクに乗せたボンドが、シエナにあるMI6の隠れ家にやって来る。ホワイトの尋問中にMに銃を向けたMI6のエージェントであるミッチェルをボンドが追う。シエナの町では、年2回開催される馬のパーリオ(競争)が行われており・・・
キーワード 8 007/慰めの報酬

CIA

ボリビアの状況には、アメリカのCIAも関与している。CIAの担当は南米局長のグレ・・・ッグ・ビームと、部下のフィリック・ライターである。グリーンと取引をし、メドラーノ将軍のクーデターにアメリカが口を出さない代わりに、ボリビアの石油利権を手に入れる密約をかわす。だが、悪者と手を組むことに対して反発を抱いているライターは、グリー・・・

その他の「007/慰めの報酬」の登場人物・キャスト

人物 5 007/慰めの報酬

ルネ・マティス

俳優:ジャンカルロ・ジャンニーニ ルネ・マティスは、MI6の元エージェントである、映画「007/慰めの報酬」の登場・・・人物。前作でボンドから裏切り者と疑われたことからMI6の拷問を受けた。無実とわかり、償いとして提供されたイタリアのタラモーネの別荘で、恋人のジェンマと暮らしているところを、ボンドの訪問を受ける。ヴェスパーとボンドの関係について知っており、ボ・・・
人物 6 007/慰めの報酬

ストロベリー・フィールズ

俳優:ジェマ・アータートン ストロベリー・フィールズは、MI6のエージェントである、映画「007/慰めの報酬・・・」の登場人物。ボンドを翌朝の飛行機に乗せるように、MI6から命令を受ける。ボリビアでボンドの到着を待ち受け、安ホテルに連れていくが、ボンドが気に入らなかったために高級ホテルに移る。ボンドの魅力にひかれて関係を持ち、「自分自身に腹が立つ」と話・・・
人物 7 007/慰めの報酬

フィリックス・ライター

俳優:ジェフリー・ライト フィリックス・ライターは、CIAのエージェントである、映画「007/慰めの報酬」・・・の登場人物。前作では、ル・シッフルをポーカー大会で破滅させるためにボンドに協力した。だが、ル・シッフルの身柄を受け取る予定だったが、死体を受け取っていた。南米支局で、局長のグレッグ・ビームの下で働いている。 オーストリアに向かう飛行機で、・・・
人物 8 007/慰めの報酬

メドラーノ将軍

俳優:ホアキン・コシオ メドラーノは、ボリビアを追われた元将軍である、映画「007/慰めの報酬」の登場人・・・物。常に軍服を着用している。カミーユの父を射殺し、ロシア人の母と姉をレイプした上で絞殺した。さらに、カミーユに笑いかけながら家に火をつけた。そのために、カミーユから命を狙われているが、本人は気づいていない。ボリビアでのクーデターを企てており・・・
人物 9 007/慰めの報酬

グレッグ・ビーム

俳優:デヴィッド・ハーバー グレッグ・ビームは、CIAの南米局長である、映画「007/慰めの報酬」の登場人物・・・。フィリック・ライターはビームの部下である。MI6からグリーンについての照会を受け、「興味がない」と答えるものの、実際にはグリーンとアメリカの取引を主導している。ボリビアの石油利権を得る見返りとして、アメリカはクーデターに手を出さないことを・・・
ストーリー 007/慰めの報酬

ストーリー・あらすじ紹介

007/慰めの報酬のストーリー・あらすじ紹介。
セリフ・名言 007/慰めの報酬

セリフ紹介

007/慰めの報酬のセリフ紹介。
音楽 007/慰めの報酬

音楽紹介

007/慰めの報酬の音楽紹介。
キーワード 007/慰めの報酬

キーワード紹介

007/慰めの報酬のキーワード紹介。
シーン 007/慰めの報酬

シーン紹介

007/慰めの報酬のシーン紹介。
  • 作品

シックス・センス

公開年 1999年
製作国 アメリカ
監督  M・ナイト・シャマラン
出演  ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ、トニ・コレット
  • 作品

ハリー・ポッターと賢者の石

公開年 2001年
製作国 アメリカ
監督  クリス・コロンバス
出演  ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント
  • 作品

ブリット

公開年 1968年
製作国 アメリカ
監督  ピーター・イェーツ
出演  スティーブ・マックイーン、ジャクリーン・ビセット
  • 作品
  • 8.95

ショーシャンクの空に

公開年 1994年
製作国 アメリカ
監督  フランク・ダラボン
出演  ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
  • 作品

スタンド・バイ・ミー

公開年 1986年
製作国 アメリカ
監督  ロブ・ライナー
出演  ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニックス、コリー・フェルドマン
作品一覧