名シーン紹介　西部戦線異状なし

カチンスキーの死

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　2:06:45頃

休暇をもらって故郷へと帰ったポールは、父や父の友人たちが現実を知らずに机上の空論で戦争を語る様子にうんざりする。さらに、学校では自分たちに戦場へ行くように扇動した教師が、今も子どもたちを扇動しているのを見る。スピーチを求められたポールは、苦しい戦争の現実を語るものの、生徒たちから臆病者扱いされる。ポールは、故郷にはもう居場所がないと感じ、戦場へと戻る決意をするのだった。

第2中隊に戻ったポールは、カチンスキーと久しぶりに話をし、故郷に居場所がないことを語る。話をする2人の近くに爆弾が落ち、カチンスキーはスネに傷を負う。ポールは、カチンスキーを担いで医者のところまで運ぼうとする。戦争が終わったあとに一緒に何かをやろうと話すポール。だが、途中で再び爆撃があり、首に破片が当たったカチンスキーは亡くなってしまうのだった。

「西部戦線異状なし」の関連項目

人物 2 西部戦線異状なし

カチンスキー

俳優：ルイス・ウォルハイムカチンスキーは、ドイツ軍の古参兵である、映画「西部戦線異状なし」の登場人物。通称・・・はカット。“25マイル以内の食料をかぎつける”と言われており、ポールたちが中隊に配属された時には食料を移送する列車からブタを丸ごと手に入れ、タバコなどと引き換えにポールたちにも食べさせてやる。ポールたち新兵に、砲撃の音が聞こえた時の対処法な・・・

人物 1 西部戦線異状なし

ポール・バウマー

俳優：リュー・エアーズポール・バウマーは、級友たちとドイツ軍に志願する、映画「西部戦線異状なし」の登場・・・人物。両親と姉がいる。学校では級長であり、志願を扇動する教師の話を聞いて、自ら進んで志願する。だが、砲弾の音が響く中を塹壕にこもる生活を続け、戦闘では命の危険にさらされ、級友たちが次々に死んでいく状況にさらされる。穴に隠れていたところを襲っ・・・

キーワード 4 西部戦線異状なし

第一次世界大戦、西部戦線

「西部戦線異状なし」は、第一次大戦時の西部戦線を描いている。西部戦線は第一次大戦・・・の初期に膠着状態となり、塹壕戦の様相を呈していた。双方が有刺鉄線を張り巡らせたことによって防御側が有利となり、戦況はほとんど変わらなかった。映画では、塹壕戦で消耗する兵士たち(ネズミに悩まされるなど)や、鉄条網の張り巡らせた場所での戦闘など・・・

キーワード 1 西部戦線異状なし

評価、原作（エーリヒ・マリア・レマルク）

「西部戦線異状なし」は、自身の従軍経験を題材にしたエーリヒ・マリア・レマルクの小・・・説を原作とした作品である。小説は世界的に大ベストセラーとなった。アカデミー賞の「作品賞」「監督賞」「脚本賞」「撮影賞」にノミネートされ、「作品賞」「監督賞」を受賞する評価を受けた。1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録され、19・・・

キーワード 2 西部戦線異状なし

公開

ドイツでは、ドイツ人を軟弱に描いているとして上映中止運動が起こり、やがてナチスに・・・よって上映禁止となった。だが、スイスやフランスなどの近隣の国で上映を見るための列車やバスが運行したという。一方、ポーランドでは「親ドイツ的」という理由で上映が禁止された。日本では1930年に上映されたが、検閲によってズタズタの状態だったとい・・・