バットマン

公開年: 1989年
製作国: アメリカ
監督: ティム・バートン
出演: マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー、ロバート・ウール、マイケル・ガフ

「バットマン」は、DCコミックスの同名コミックの実写映画化作品。キャラクターが誕生した1939年から50周年にあたる年に公開された。テレビドラマ版の映画化である「バットマン/オリジナル・ムービー」(1966)以来の実写映画となった。

サターン賞の「プレジデント賞」を受賞し、「ファンタジー映画賞」「男優賞＝ジャック・ニコルソン」「助演女優賞＝キム・ベイシンガー」「衣装賞」「メイクアップ賞」にノミネートされた。また、アカデミー賞では「美術賞」を受賞した。興行的には大ヒットとなり、北米で2.5億ドルを超える興行的を上げ、1989年公開作の1位となった。日本では、配給収入が19億円を超え、1990年の洋画の5位となった。

バットマンとジャック

ゴッサム・シティ。路地裏に迷い込んだ観光客が強盗に襲われる。そこに現れたコウモリのコスチュームを身に着けた男が強盗を捕らえ、「バットマン」と名乗る。一方、ボルグ市長と新任のハービー・デント検事は、グリソムの犯罪組織との戦いを宣言する。その様子を、グリソムの右腕であるジャック・ネーピアがテレビで見ている。ジャックはグリソムの愛人であるアリシアと関係を持っている。

ヴィッキーとノックス

バットマンのネタを追う新聞記者のノックスは、同じくバットマンを追うカメラマンのヴィッキー・ベールと協力することになる。一方、アクシス化学との関係が警察に知られることを恐れているグリソムは、ジャックにアクシス化学にある書類を盗み出すように命じる。ジャックとアリシアの関係を知っているグリソムは、警察にジャックを殺させるため、エクハート警部補に連絡を入れる。

化学薬品に落ちるジャック

警察のゴードン総監が持つバットマンの資料が欲しいノックスとヴィッキーは、ゴードンが出席するウェイン邸のパーティに入り込む。ブルース・ウェインと話をするノックスとヴィッキーだったが、執事のアルフレッドがブルースにゴードン総監が急用で帰ったことを告げる。ゴードン総監がアクシス化学の工場に向かったことを知ったブルースは、バットマンとなって工場に向かう。工場では、ジャックと警官が銃撃戦となる。そこに現れたバットマンがジャックを捕らえようとするが、ジャックは化学薬品の入ったタンクに落ちてしまう。