登場人物・キャスト　アメリカン・ヒストリーＸ

ダニー・ヴィンヤード(エドワード・ファーロング)

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ダニー・ヴィンヤードは、デレクの弟である、映画「アメリカン・ヒストリーＸ」の登場人物。人種差別グループ「DOC」のリーダーである兄のデレクを心酔し、デレクの出所を心待ちにしている。デレクが2人の黒人を殺害した夜には、車を盗もうとする黒人の姿を見てデレクに伝え、デレクが残忍に黒人を殺害する様子を目撃していた。自分がデレクに伝えなければ事件が起こらなかったと後悔の念も抱いている。

デレクが入所している間、DOCのパーティに出入りし、DOCのトップであるキャメロンに傾倒。腕にDOCのマークのタトゥーを入れ、スキンヘッドとなる。また、部屋にはナチス旗やヒットラーの写真などを大量に貼っている。学校のレポートに「我が闘争」の感想文を提出したことが問題視され、兄のデレクを考察したレポートを翌日の午前中までに提出するように、校長のスウィーニーから命じられる。

出所したデレクが変わったことに戸惑いを抱き、デレクの忠告を無視してキャメロンのパーティに行く。そこで、デレクがキャメロンを気絶させたことを知り、パーティ会場から立ち去ったデレクを追いかける。デレクから刑務所での体験を聞かされ、家族を大切にするように考えを変え、壁に貼ってあったナチス旗などを外す。デレクについてのレポートを書く時、デレクが人種差別に傾倒したのは、父親の影響もあったことを思い出して涙を流す。

怒りを抱えて生きることのむなしさをレポートにまとめ、デレクに送られて学校に行く。だが、学校のトイレで、前日にもめた黒人の学生に射殺されてしまう。

・ブロンドの恋人がおり、パーティや学校でキスを交わす。

・喫煙者で、学校のトイレでタバコを吸う。白人の学生に暴行していた黒人の学生に煙を吹きかけ、怒りを買われる。

キャスト

ダニー・ヴィンヤードを演じているのは、アメリカの俳優であるエドワード・ファーロング。公開時21歳頃。映画デビュー作の「ターミネーター2」(1991)で一躍有名になった。同時期の出演作には、「I love ペッカー」(1998)などがある。

「アメリカン・ヒストリーＸ」の関連項目

セリフ・名言 3 アメリカン・ヒストリーＸ

ダニー「人は僕に兄を投影させる」

0:09:05頃ヒットラーの「我が闘争」についてのレポートを提出したダニーは、・・・スウィーニー校長に呼び出される。そして、校長から兄デレクの影響を指摘される。白人至上主義グループのリーダーで収監中のデレクは、ダニーのあこがれの存在だった。・・・

セリフ・名言 15 アメリカン・ヒストリーＸ

ダニー「これが僕の結論だ。憎しみとは重荷であり、怒りに身を任せ続けるには人生は短すぎる。怒りにそんな価値はない」

1:54:00頃デレクを考察したレポートを提出するように求められたダニーだった・・・が、学校で黒人の学生に射殺されてしまう。そんなダニーが提出するはずだったレポートの文章。考えを変えたダニーだったが、怒りの渦に飲み込まれて命を落としてしまう。・・・

キーワード 4 アメリカン・ヒストリーＸ

DOC

「DOC」は、キャメロンとデレクが組織した白人至上主義グループ。キャメロンが背後・・・で糸を引き、デレクがリーダーとしてメンバーを率いていた。キャメロンは、人種差別的なビデオを制作し、コラムを書き、バンドを支援するなどの活動をしている。デレクが殺人で逮捕された3年前には、経営者がアジア系に変わって白人が解雇されたとして、スー・・・

キーワード 5 アメリカン・ヒストリーＸ

レポート、アメリカン・ヒストリーX

「我が闘争」についてのレポートを提出したダニーを、校長のスウィーニーが呼び出す。・・・スウィーニーは「アメリカン・ヒストリーX」と自ら名付けた特別授業をダニーにすると話し、兄のデレクを考察したレポートを提出するように命じる。デレクの刑務所での体験を聞いたダニーは、怒りに身を任せることの無益さをレポートにまとめる。・・・

キーワード 8 アメリカン・ヒストリーＸ

タトゥー、入れ墨

白人至上主義グループのリーダーとなったデレクは、右胸に大きな鉤十字のタトゥーをし・・・ている。ほかにも、背中などのさまざまな場所にタトゥーを入れている。刑務所での経験から考えを変えたデレクは、鏡に映る自分に彫られたタトゥーに手を当てる。また、DOCのタトゥーを入れたことを誇らしげに話すダニーに対し、デレクは心を痛める。・・・