即席爆発装置

2004年のバグダッド。爆弾処理班の班長であるトンプソン二等軍曹と、サンボーン軍曹、エルドリッジ技術兵が、道に置かれた即席爆発装置の除去に向かう。爆破解体させることになるが、爆弾を乗せたカートの車輪が外れてしまい、トンプソンが手で爆発装置の近くまで持っていく。爆発装置から離れるトンプソンだったが、近くにいた男が携帯電話を使って爆発装置を爆発させ、巻き込まれたトンプソンは死亡する。

新しい班長

トンプソンの代わりの新しい班長として、ウィリアム・ジェームズ一等軍曹が派遣される。ジェームズは、サンボーンらとともに最初の仕事に向かう。モスクの近くにあるという爆弾について、ロボットで状況確認をする前に、ジェームズは爆弾用の防護服を着て確認に向かう。危険なジェームズの行動にサンボーンは戸惑う。

危険を顧みないジェームズ

爆弾に向かうジェームズの前に、タクシーが近づいてくる。ジェームズは運転手に銃を向け、タクシーを下がらせる。ジェームズは1つの爆発装置を解体し、ワイヤーでつながった複数の爆発装置もすべて解体する。初任務は無事に終わるものの、サンボーンは危険を顧みないジェームズのやり方に反発する。だがジェームズは意に介さない。

トランクに積まれた大量の爆薬

国連ビルの前に駐車された車に爆発装置があるとの連絡が入り、ジェームズたちがやってくる。何者かが車を撃ち、車は炎上する。ジェームズは消火器で火を消し、トランクに積まれた大量の爆薬を発見する。起爆装置を探すジェームズは、カーステレオにあるのを見つける。ビル内の人々が全員避難したことから、サンボーンは撤退を提案するが、ジェームズは聞かない。

爆弾解体

ジェームズは爆弾を解体するが、途中でヘッドセットを外して応答しなくなったジェームズをサンボーンが殴る。一方でジェームズは、解体の様子を見ていた大佐から称賛を受ける。基地に戻ったジェームズは、DVDを売るベッカムと名乗る少年とサッカーをし、ベッカムをかわいく思う。ジェームズの部下のエルドリッジは、死の恐怖に追いつめられており、軍医ケンブリッジが心配している。

傭兵たち

砂漠の爆弾を処理したあと、ジェームズたちは味方の傭兵たちと出会う。傭兵たちは懸賞金のかかった2人の男を移送中に車のタイヤがパンクしていた。パンクを直している時に、ジェームズたちは賞金首の2人を助けようとする者たちから狙撃を受ける。離れた建物から狙撃してくることがわかり、サンボーンは建物に向けてライフルの狙いを定める。

砂漠

2人の男を撃ち殺すサンボーンだが、建物の動きがなくなる。そのままライフルを構えるサンボーンに、ジェームズはジュースを飲ませてやる。エルドリッジは後方に怪しい人影を見つける。対応を任されたエルドリッジは人影を撃つ。撃たれた男はライフルをエルドリッジたちに向けていた。夜になり、ジェームズたちは撤収する。

ふざけあい

連携して仕事をやり終えたジェームズ、サンボーン、エルドリッジの3人は、基地に戻る。3人はジェームズの部屋で酔っ払いながら話をする。ジェームズは別れた妻と息子がいることや、自分を殺しかけた爆弾の破片を保管していることを明かす。ジェームズとサンボーンがふざけて殴り合っているうちに、サンボーンが本気になり、エルドリッジが止める。

爆弾を埋め込まれた少年の遺体

ジェームズたちは不発弾の処理に向かい、軍医のケンブリッジも同行を志願する。建物の中を調べたジェームズは、爆弾を体内に埋め込まれた少年の死体を見つける。ジェームズは少年をベッカムだと思う。爆破して処理する予定だったが、ジェームズは少年の体内から爆弾を取り出し、少年の遺体を外に出す。撤収しようとした時、ケンブリッジが即席爆発装置によって爆死し、エルドリッジはショックを受ける。

無断外出

ジェームズは、ベッカムを使っていたDVD販売の男性を脅し、ベッカムの家に案内させる。だが、男性には英語が通じず、案内された家には無関係と思われる夫婦しかいない。妻が騒ぎ始めたことから、ジェームズは逃げ出し、基地へと戻る。タンクローリーの爆発が起こり、ジェームズはサンボーンらと急いで現場に向かう。

命令違反

現場を見たジェームズは、爆破犯は近くから様子を見ていたと考える。任務外にもかかわらず、ジェームズは反対するサンボーンを押し切って犯人を探しに住宅街へと向かう。エルドリッジが捕らえられてしまい、助けるために発砲したジェームズの弾が、エルドリッジの足に当たってしまう。エルドリッジの命は助かるが、歩けるまで6カ月もかかる重傷を負い、基地から離れることになる。

疲れ切るサンボーン

体に爆弾を巻かれた男を救出するために、ジェームズの部隊が派遣される。爆弾にはタイマーがセットされており、残り時間は短い。なんとか男を助け出そうとするジェームズだったが間に合わず、男は爆死する。毎回が命がけの任務に疲れ切っているサンボーンだったが、ジェームズはそれほどではない。その理由についてはジェームズもわからない。

再びイラクへ

任務が終わり、ジェームズは元妻と幼い赤ん坊のいる家に戻る。みんなで買い物をし、妻の料理を手伝うジェームズだったが、物足りなさを感じている。赤ん坊をあやしているジェームズは、自分にとって好きなものは1つしかいないことを語る。ジェームズは戦地に戻る決断をし、再びイラクへと赴任する。そして、防護服を身につけて爆弾に向かっていく。

人物 1 ハート・ロッカー

ウィリアム・ジェームズ一等軍曹

俳優:ジェレミー・レナー ウィリアム・ジェームズは、アメリカ軍の一等軍曹である、映画「ハート・ロッカー」の・・・登場人物。爆弾処理のスペシャリストで、これまでに800個以上の爆弾を処理してきた。体には爆弾の爆発によるものと思われる傷がある。また、解体した爆弾の部品を取ってある。以前にはアフガンの奇襲隊にいたと語る。離婚したにもかかわらず同居している元・・・
人物 2 ハート・ロッカー

J・T・サンボーン軍曹

俳優:アンソニー・マッキー J・T・サンボーンは、アメリカ軍の軍曹である、映画「ハート・ロッカー」の登場人物・・・。爆弾処理班の隊員。7年前までは諜報部にいた。爆死したトンプソンに代わって班長となったジェームズが、チームワークをないがしろにすることに反発。車にしかけられた爆弾を解体するジェームズが通信用のヘッドセットを外した時には、解体後のジェームズを・・・
人物 3 ハート・ロッカー

オーウェン・エルドリッジ技術兵

俳優:ブライアン・ジェラティ オーウェン・エルドリッジは、アメリカ軍の兵士である、映画「ハート・ロッカー」の登・・・場人物。爆弾処理班の技術兵。毎日が命の危険にさらされる任務によって、精神的に追いつめられている。軍医のケンブリッジから心配されているものの、ケンブリッジには反発する。 砂漠で敵襲を受けた時には、血でこびりついたライフルの銃弾をツバできれい・・・
セリフ・名言 1 ハート・ロッカー

字幕「戦闘は人を強力で致命的な中毒に追いやる。戦争は麻薬だ -クリス・ホッジス」

0:00:00頃 「ハート・ロッカー」の冒頭で表示される字幕。このあと「ハート・・・・ロッカー」では、イラク戦争時に爆弾処理をする、毎日が命がけの状況にある男たちの姿が描かれる。過酷な状況に追いつめられる者もいれば、中毒のようになっていく者もいる。 ・・・
セリフ・名言 2 ハート・ロッカー

ジェームズ「この辺のやつらをみんな神様のところに送れるくらい大量の爆薬だ。死ぬなら、気持ちよく死にたい」

0:34:25頃 国連の入るビルの前に停められた車から、爆破装置が見つかる。防護・・・服を来て解体をしていたジェームズだったが、途中で防護服を脱ぎ捨てる。防護服を脱いだことを問われたジェームズの言葉。ジェームズは解体に成功する。 ・・・
セリフ・名言 3 ハート・ロッカー

リード大佐「野生の男みたいだな。さすがだ」

0:44:20頃 国連の入るビルの前に停められた車で見つかった爆破装置を解体した・・・ジェームズ。その様子を見ていたリード大佐が、ジェームズに話しかける。これまでに800個以上の爆弾を解体したというジェームズを、リード大佐は称賛する。 ・・・
音楽 1 ハート・ロッカー

Fear (Is Big Business)

「Fear (Is Big Business)」は、アメリカのメタルバンドである・・・ミニストリーの楽曲。「ハート・ロッカー」では、新しく爆弾処理班の班長として赴任してきたジェームズが、基地の宿舎で大音量にして聞く(0:10:30頃)。 ・・・
音楽 2 ハート・ロッカー

Palestina

「Palestina」は、アメリカのメタルバンドであるミニストリーの楽曲。「ハー・・・ト・ロッカー」では、砂漠での敵襲を乗り切ったジェームズたちが、酔っ払って大騒ぎをする時に流れている(1:08:35頃)。 ・・・
音楽 3 ハート・ロッカー

Khyber Pass

「Khyber Pass」は、アメリカのメタルバンドであるミニストリーの楽曲。「・・・ハート・ロッカー」では、任期を終えてアメリカに戻ったジェームズが、再び戦地に戻り、防護服を来て爆弾の処理に向かうラストで使われている(2:04:55頃)。 ・・・
キーワード 1 ハート・ロッカー

評価

「ハート・ロッカー」は、アカデミー賞の9部門にノミネートされ、「作品賞」「監督賞・・・」「脚本賞」「音響賞/編集」「音響賞/調整」「編集賞」の6部門を受賞した(ノミネートのみは「主演男優賞=ジェレミー・レナー」「撮影賞」「作曲賞」)。 ・・・
キーワード 2 ハート・ロッカー

イラク戦争、バグダッド

「ハート・ロッカー」の主な舞台となるのは、2003年から始まったイラク戦争時のバ・・・グダッドである。バグダッドに駐留するアメリカ軍の爆弾処理班が、身の危険も顧みずに爆弾解体に臨む姿を描いている。市街地、砂漠などが舞台となる。イラクのシーンの撮影はヨルダンで行われたほか、カナダでも撮影された。 ・・・
キーワード 3 ハート・ロッカー

即席爆発装置(IED)

ジェームズたち爆弾処理班が対応するのは、「即席爆発装置(IED)」と呼ばれる爆弾・・・である。市街地に置かれる場合もあれば、車のトランクに積まれる場合もある。携帯電話などを操作して遠隔で爆発させられる場合もある。「ハート・ロッカー」では、ジェームズの前任者であるトンプソンや、軍医のケンブリッジがIEDの犠牲となる。 ・・・
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