登場人物・キャスト　新聞記者

神崎俊尚(高橋和也)

重要な部分に触れている場合があります。

神崎俊尚は、内閣府の官僚である、映画「新聞記者」の登場人物。杉原が北京にある日本大使館で外交官をしていた時代の上司。5年前に上からの指示でマスコミに出るとまずい文書を改ざんし、責任を一人でとった。現在は外務省から内閣府に出向し、国家戦略特区の担当をしている。妻と娘の3人暮らし。

国家戦略特区に大学が新設されることになったが、運営するのは首相の旧友の会社であり、そこに大量の税金が流れていることを知りながら決算印を押してしまう。このことを悔い、東都新聞に内部資料をFAXし、情報をリークする。

久しぶりに後輩の杉原に会い、「自分のようにはなるな」と伝える。自宅の机の引き出しに、東都新聞に送ったFAXの原本と、アメリカのダグウェイで起きた羊の大量死事件について書かれた本を残し、鍵をかける。自分の身を心配する杉原に電話をかけ、謝罪の言葉を残してビルから飛び降り自殺をする。

キャスト

神崎俊尚を演じているのは高橋和也。公開時50歳頃。「そして父になる」などの出演作がある。同時期の映画出演作には、「ホットギミックガールミーツボーイ」(2019)、「惡の華」(2019)などがある。

「新聞記者」の関連項目

セリフ・名言 5 新聞記者

神崎「俺のようにはなるなよ」

0:25:50頃杉原は外務省時代の上司、神崎と久しぶりに食事する。杉原は、5年・・・前に上からの指示で行った文書改ざんの責任を神崎にすべてとらせてしまったことを詫びる。大学新設のプロジェクトで再び内閣府の不正に加担してしまっていた神崎は、杉原にこの言葉をかける。・・・

セリフ・名言 6 新聞記者

神崎「杉原、俺たちはいったい、何を守ってきたんだろうな」

0:34:40頃杉原は久しぶりに外務省時代の同僚、都築に遭遇し、内閣情報調査室・・・（内調）が神崎をマークしていることを知る。心配した杉原は急いで神崎の自宅に向かうが誰もいない。すると、神崎から杉原に電話がかかってくる。神崎は自分の名前を何度も叫ぶ杉原に「すまない」と言い残し、ビルの屋上から飛び降りる。・・・

キーワード 6 新聞記者

医療系大学新設、化学兵器

東都新聞社会部の吉岡エリカは、リークのFAXによって医療系大学新設の資料を入手す・・・る。資料には、内閣府主導によって、新潟特区で、ウイルス研究と最先端高度医療に特化したトップクラスの人材育成を目的とする医療系大学の新設について記されている。認可先は内閣府で、経営は民間企業に委託するとある。その後、週刊誌の記事で頓挫したこと・・・

キーワード 7 新聞記者

ダグウェイ事件

ダグウェイ事件は、1968年に実際に起こった羊の大量死事件。現場近くの米軍の施設・・・で行われていた化学兵器実験との関連が疑われている。医療系大学新設についての資料をリークした神崎の机の中には、ダグウェイ事件について書かれたノンフィクションの洋書が置かれている。洋書を見つけた吉岡と杉原は、医療系大学と化学兵器との関連を疑う。・・・

人物 2 新聞記者

杉原拓海

俳優：松坂桃李杉原拓海は、内閣情報調査室（内調）の職員である、映画「新聞記者」の登場人物。妊娠・・・中の妻とマンションで二人暮らし。外務省から出向し、政権に都合の悪い人物のスキャンダルを作り、マスコミやネットに流す仕事をしている。北京にある日本大使館で外交官をしていた。北京時代の上司、神崎と久しぶりに飲みに行くが、後日、神崎は自殺する・・・