桜が満開の3⽉、みんなで約束したお花⾒の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが⼼配してバイクで迎えに⾏く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画⾯が割れた状態で道に転がっている。100⽇前、⼊院中のネズミを⾒舞い、⼤好きな⼀発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる⺟親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と⾏くラーメン屋。⼤好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎⽇は平凡でありふれたものだった。お花⾒から100⽇後、桜の⽊には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは⾬に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。そんな中、みんなの暮らす街に新たな出会いが訪れる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに、ネズミたちは⼾惑いを隠せない。

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