アラビア半島を一つの脅威が席巻。アラビア半島を進軍してきたアブラハの軍隊が、貿易都市メッカを目指し進軍してくる。平和的な解決を望むメッカの民に、アブラハの軍隊は、あまりに無慈悲な条件を突きつける。アブラハは「カアバの神殿と聖なる石の破壊」「信仰を捨てること」 「奴隷になること」を要求。メッカの民は怒りに震え、戦うことを決意する。アブラハと戦う志願兵の1人である青年アウス。アウスは期待される兵士の一人だが、実は人には言えない過去がある。アウスの人生は盗みに入った家で陶工のジュバイルと出会うことで大きく変わり、成長してジュバイルの娘ヒンドと結婚したアウスは息子ワハブに恵まれる。アウスは、かつての罪の贖罪と、幸せな生活を守るため、剣を取ることを決意。メッカの軍隊のリーダー、ムサブは先手を打つため、アブラハの軍隊に代表戦を申し込む。アブラハは、この戦いを受け入れ、アブラハの軍隊とメッカの民の戦いが始まる。

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