登場人物・キャスト グリーンブック
ドクター・ドナルド(ドン)・シャーリー(マハーシャラ・アリ)
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Green Book Trailer #1 (2018) | Movieclips Trailers
ドクター・ドナルド(ドン)・シャーリーは、天才的なピアニストである、映画「グリーンブック」の登場人物。実在の人物。「グリーンブック」では、以下のように描かれている。
幼少期から母親にピアノを教わり、9歳でロシアのレニングラード音楽院の生徒となる。18歳の時にボストン・ポップス・オーケストラでコンサートデビューを飾る。心理学・音楽・典礼芸術の博士号を持ち、英語以外にもロシア語やイタリア語など複数の言語をマスターしている。1955年にアルバム・デビュー。黒人ではクラシックのピアニストとして大成しないと説得され、エンターテインメント性を持ち込んだ音楽に取り組んでいる。演奏するピアノはスタインウェイにこだわっている。
人種差別意識の強いアメリカ深南部のコンサート・ツアーを実施することにし、運転手兼用心棒としてトニーを雇う。夜に1人でバーに飲みに行ったところ、白人から暴行を受ける。また、白人男性とYMCAで関係を持ったところを警察に暴行を受けた上に逮捕される。その都度トニーによって助けられる。また、トニーが警官を殴って逮捕された時には、司法長官のロバート・ケネディに電話をして釈放してもらう。
演奏会場で黒人専用の汚いトイレの使用を求められたり、最後の演奏会場であるバーニングハムのホテルのレストランでの食事を拒否されたりといった差別を受ける。バーニングハムでは演奏を拒否し、黒人向けのバーでピアノを演奏して客を驚かせ、黒人のミュージシャンとセッションをする。クリスマス・イヴの夜にニューヨークに戻り、トニーの家族のクリスマス・パーティに参加。トニーや妻のドロレスらに温かく迎えられる。
・ストラヴィンスキーからは「神の域の技巧」と評され、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともあった。トニーも演奏に感心し、ドロレスへの手紙に「リベラーチェに似ていて、リベラーチェよりうまい」と書き記す。一方でトニーは、「いつも考え込んでいて楽しそうじゃない」とも書き記す。白人の客の前では常に作り笑顔を見せる。
・ニューヨークのカーネギーホールの上階にあるマンションに、アミットを使用人として住んでいる。部屋にはアフリカの美術品や巨大な象牙などが飾られている。自らもアフリカの民族衣装に首飾りをしている。
・かつて結婚していたが、ミュージシャンと夫の両立ができずに破綻。兄とも疎遠になっていることを語る。トニーからは、兄に自分から手紙を書くようにアドバイスされる。
・トニーのドロレスへの手紙をロマンティックに書き換えてやり、英語のアクセントや発音を直してやろうとする。一方でトニーからは、食べたことのないフライドチキンの味を教えてもらう。
・白人社会と黒人社会のどちらにも所属できず、さらにゲイであるために、非常に強い疎外感を持っていることが明らかになる。
キャスト
ドクター・ドナルド(ドン)・シャーリーを演じているのは、アメリカの俳優であるマハーシャラ・アリ。公開時44歳頃。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2008)や、アカデミー助演男優賞を受賞した「ムーンライト」(2016)などの出演作がある。本作でもアカデミー助演男優賞を受賞した。同時期の出演作には、「アリータ: バトル・エンジェル」(2019)などの出演作がある。
「グリーンブック」の関連項目
シーン 2
グリーンブック
ニューヨークのブロンクスに家族と住むイタリア系のトニー・“リップ”・ヴァレロンガ・・・は、用心棒として働いていたナイトクラブ「コパカバーナ」の改装のため休業するため、新しい仕事を探す。トニーは、黒人のミュージシャンであるドン・シャーリーの南部ツアーの運転手として雇われることになる。人種差別意識の強い地域をめぐるツアーのため、・・・
シーン 3
グリーンブック
トニーは、黒人のミュージシャンであるドン・シャーリーの南部ツアーの運転手として雇・・・われることになる。人種差別意識の強い地域をめぐるツアーのため、トニーの腕っぷしと度胸が買われたのだった。ツアーの途中でドンは、バーに飲みに行ったドンが白人男性に殴られ、演奏先では黒人専用の汚いトイレの使用を命じられるなどの差別的な目にあう。・・・
シーン 4
グリーンブック
黒人のミュージシャンであるドン・シャーリーの運転手として、南部ツアーに同行するト・・・ニー。旅先が南部に進むにつれ、ドンはさまざまな差別的な目にあう。ある夜、雨の中を道に迷ってしまったところ、警察に車を止められる。警官から黒人は夜の外出を禁じられていることを聞かされる2人。さらに警官にイタリア人であることを侮辱されたトニーは・・・
セリフ・名言 3
グリーンブック
0:32:55頃
車でアメリカ南部ツアーに向かうドンとトニー。途中のレストランで・・・食事をする2人のやり取り。ジャック・オッフェンバックのオペラ「地獄のオルフェ」を元にしたドンのアルバムについて語るトニーだったが、「オルフェウス」を「オーファン(孤児)」と読み間違えていた。
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セリフ・名言 7
グリーンブック
1:09:25頃
ドロレスとの約束で手紙を書くトニー。だが無学なトニーの手紙を読・・・んだドンは、まるで子どもの手紙のような文章にあきれる。そこで、トニーに代わって文面を考えてやる。トニーは「クソロマンティックだ!」と喜び、受け取ったドロレスも感激する。
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セリフ・名言 9
グリーンブック
1:21:20頃
アメリカ南部ツアーを通して、心を通わせるようになってきたドンと・・・トニー。2人はドンの演奏するピアノについて話をする。ドンの演奏を、トニーや「リベラーチェのようで、リベラーチェよりうまい」と評していた。そしてドンも自分の技術に絶対的な自信を持っていた。
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セリフ・名言 11
グリーンブック
1:28:20頃
雨の中で道に迷ったトニーとドンの車がパトカーに止められる。人種・・・差別意識の強い地域の経験に「ハーフニガー」と言われたトニーは怒って警官を殴ってしまい、留置所に入れられてしまう。頭に血がのぼって暴力を振るってしまったトニーに対し、ドンはたしなめの言葉をかける。
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セリフ・名言 12
グリーンブック
1:32:15頃
警官を殴ったために留置所に入れられたトニー。トニーとともに留置・・・所に入れられたドンは、ロバート・ケネディ司法長官に電話で助けを求めて釈放される。釈放されたトニーとドンは口論となる。そしてドンは、自分のアイデンティティについて叫ぶのだった。
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セリフ・名言 17
グリーンブック
1:51:05頃
コンサート・ツアーのはじめに、トニーはみやげ物店で売られていた・・・緑色のヒスイの石をくすねようとして、ドンから戻すように言われた出来事があった。その時トニーは、石を戻すふりをして実際には戻していなかった。ドンが戻していないことを知っていたことが、大雪の中をニューヨークへと戻る車の中で明らかになる。
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その他の「グリーンブック」の登場人物・キャスト
人物 3
グリーンブック
俳優:リンダ・カーデリーニ
ドロレス・ヴァレロンガは、トニーの妻である、映画「グリーンブック」の登場人物。ト・・・ニーとの間にフランキーとニッキーの2人の息子がいる。ドンから電話で、夫が8週間留守にしても大丈夫かを聞かれる。大丈夫と答えるものの内心はさみしく思っており、トニーに毎日手紙を書くように頼む。またクリスマスには戻ってくるように約束させる。出発・・・
人物 4
グリーンブック
俳優:ディミタール・マリノフ
オレグは、トニーのコンサート・ツアーに参加するチェリストである、映画「グリーンブ・・・ック」の登場人物。メガネがトレードマーク。ロシア語を話し、トニーとは時折ロシア語で会話をする(トニーからはドイツ語と勘違いされている)。トニーがみやげ物屋の石をくすねたことをトニーに報告し、トニーからは「チクリ屋」と言われる。
最後の演奏・・・
人物 5
グリーンブック
俳優:マイク・ハットン
ジョージは、トニーのコンサート・ツアーに参加するベーシストである、映画「グリーン・・・ブック」の登場人物。ルイビルのバーでドンが白人に暴行を受けた時に、ホテルにいるトニーに助けを求めにやって来る。最後の演奏会場となるバーニングハムのホテルでは、トニー、オレグと3人で食事をする。
・・・
人物 6
グリーンブック
俳優:セバスティアン・マニスカルコ
ジョニー・ヴェネスは、ドロレスの兄である、映画「グリーンブック」の登場人物。トニ・・・ーの家によく出入りし、トニーのハンバーガーの早食い対決でも一緒にいる。質屋から時計を受け出すようにトニーから頼まれており、帰ってきたトニーに時計を渡す時にはサービス料を追加で受け取ろうとする。また、質屋のチャーリーを冗談でクリスマス・パーテ・・・
人物 7
グリーンブック
俳優:ブライアン・ステパニック
キンデルは、バーニングハムのホテルの支配人である、映画「グリーンブック」の登場人・・・物。トニーをVIPとして歓迎する姿を見せるが、楽屋として物置に案内する。その後、ドンのレストランでの食事を拒否。ドンが譲らないため、トニーを100ドルで買収して説得させようとする。怒ったトニーに殴られそうになるが、ドンがトニーを止める。演奏・・・