ストーリー・あらすじ紹介　ハリー・ポッターと炎のゴブレット

ハリーの夢

ピーター・ペティグリュー、若い男性、ヴォルデモートが、ハリーを捕らえる相談をしている。相談を聞いてしまったマグルの老人は、ヴォルデモートによって殺される。ハリーは目を覚まし、夢だったことが分かる。ハリー、ロン、ハーマイオニーたちは、ロンの父親アーサーに連れられて、クィディッチ・ワールドカップを見に行く。試合後、多くの客が寝泊まりするテントが、デス・イーターに襲われる。さらに、ヴォルデモートからのメッセージである「闇の印」が、空に浮かび上がる。

三校対抗試合

ホグワーツ校、ダームストラング校、ボーバトン校の三校対抗試合が行われると、ダンブルドアが生徒に説明し、両校の校長と生徒が姿を現す。出場者には3つの課題が与えられるが、危険が高いため、17歳以下の参加を禁じる。参加を希望する者は、ロビーに置かれた炎のゴブレットに、自分の名前を書いた羊皮紙を入れるように説明される。

アラスター・ムーディ

ダンブルドアの要請で、新しい闇の魔術の防衛術の先生に、アラスター・ムーディが着任する。ムーディは、最初の授業で、許されざる3つの呪文をクモにかけて実演してみせる。1つ目は、服従の呪文「インペリオ」。2つ目は、磔（はりつけ）の呪文「クルーシオ」。3つ目は、相手を殺す「アバダ・ケダブラ（息絶えよ）」である。ハリーは、「アバダ・ケダブラ」をヴォルデモートにかけられたが、生き延びたのだった。

シーン 1

ムーディの授業

「闇の魔術の防衛術」の新しい教師に着任したアラスター・ムーディ。イカれているとい・・・うウワサもあるムーディによる、最初の授業が行われる。ムーディは、人に使うとアズカバン監獄送りにされるという、3つの「許されざる呪文」をハリーたちに教える。 1つめ目の「許されざる呪文」は、「インペリオ（服従せよ）」である。ムーディは、魔法・・・

ハリーが対抗試合の出場者に

対抗試合の出場者が発表される。炎のゴブレットから出てきた羊皮紙に名前が書かれている人物が出場者となる。ダンブルドアは、ホグワーツ代表としてセドリック、ダームストラング代表としてクラム、ボーバトン代表としてフラーの名前を読み上げる。だが、炎のゴブレットからは、羊皮紙がもう1枚出てくる。羊皮紙には、ハリーの名前があった。ダンブルドアたちは動揺するが、炎のゴブレットの発表は魔法使いの契約として絶対的なもののため、ハリーの出場が決まる。ダンブルドアは、ハリーを見守るように、ムーディに頼む。

冷たいロン

対抗試合に出場するために、ハリーが不正をしたと思ったロンや他の学生は、ハリーに対して冷たい態度を取る。最初の課題にドラゴンが使われることを知ったハリーは、セドリックにそのことを教えてやる。ハリーを自分の部屋に呼んだムーディは、ドラゴンとの課題では、「ホウキは持ち込めないがツエは持ち込める」とアドバイスをする。

第一の課題

最初の課題は、ドラゴンが襲いかかる中を、次の課題のヒントが隠された金の卵を奪い取るというものだった。ツエを持ち込んだハリーは、ホウキのファイアボルトを呼び寄せて、空を飛ぶ。鎖をちぎってハリーを追うドラゴン。ハリーはドラゴンをうまく橋にぶつけて倒し、金の卵を手に入れる。金の卵を開けてみるが、不快な叫び声が聞こえるだけである。ハリーとロンは仲直りをする。

シーン 2

ドラゴンに狙われるハリー

三校対抗試合に出場することになったハリー。最初の課題は、襲ってくるドラゴンが守る・・・金の卵を奪うことだった。ハリーの相手となるドラゴンは、気の荒いハンガリー・ホーンテール種となる。課題へのホウキの持ち込みは禁じられていたものの、ツエの持ち込みは許されていた。ツエを持ち込んだハリーは、魔法でホウキのファイアボルトを呼び寄せ、・・・

クリスマスの舞踏会

クリスマスには、舞踏会が開かれる。ハリーとロンは、ダンス・パートナーをなかなか見つけられない。以前から気になっていたチョウを誘うハリーだったが、すでに申し込まれていたために断られる。ロンは、フラーの歩き方がすてきだったために思わず申し込むが、結果を聞かずに逃げ出してしまう。一方、ハーマイオニーはすでに申し込まれたという。結局、パチル姉妹が、ハリーとロンのパートナーとなる。。舞踏会が開かれる。クラムに誘われていたハーマイオニーは、美しいドレス姿を見せ、ハリーとロンを驚かせる。舞踏会の途中で、ロンがハーマイオニーを「敵と仲良くしている」と責め、2人は口論となる。

金の卵の秘密

2番目の課題の日が迫っている。金の卵を風呂に入れるようにセドリックからアドバイスをもらったハリーは、「水中で何かを探す」「1時間も息を止めなければならない」というヒントを、金の卵から聞く。図呼吸を止める方法をハリーと調べるロンとハーマイオニーは、マクゴナガル先生から呼び出される。残ったハリーに、ネビルがエラ昆布について教える。

第二の課題

2番目の課題が始まる。2番目の課題は、湖に沈められた大切な宝を助けるというものだった。エラ昆布を食べたハリーは、湖の中でロン、ハーマイオニー、チョウ、フラーの妹を見つける。ハーマイオニーはクラムが、チョウはセドリックが助ける。フラーが失格したため、ハリーはロンとフラーの妹を助ける。ハリーは最後になってしまったが、フラーの妹を助けたことを考慮に入れられ、2位となる。

過去の裁判

対抗試合を見に来ていた魔法省のクラウチが、何者かに殺される。ダンブルドアの部屋を訪れたハリーは、部屋にある憂いの篩（ふるい）で、過去の裁判の様子を見る。ヴォルデモートの手先として裁判で告発されたクラウチ・ジュニアは、ハリーの夢に出てくる若者と同じ人物だった。ハリーはそのことをダンブルドアに話す。ダンブルドアの部屋からの帰りに、スネイプに呼び止められたハリーは、エラ昆布やポリジュース薬を盗んだと責められる。

第三の課題

3番目の課題は、巨大迷路である。巨大迷路の先にある優勝カップに触れたものが優勝となる。同点1位のハリーとセドリックが先に中に入り、クラム、フラーの順番に迷路に入っていく。迷路では、何者かに魔法をかけられたクラムが、フラーを襲う。さらにクラムは、セドリックを襲おうとするが、逆に倒される。セドリックは、迷路の木に引きずり込まれそうになるが、ハリーが助け出す。ハリーとセドリックは、同時に優勝カップに触れる。

儀式

優勝カップはポートキーとなっており、ハリーとセドリックは墓場に送られる。そこに、赤ん坊のようなヴォルデモートを抱えたペティグリューが姿を現し、セドリックを殺し、ハリーを動けないようにする。ペティグリューは、大釜にヴォルデモートを入れ、ヴォルデモートの父の骨、自らの肉、ハリーの血をささげる。ヴォルデモートが復活する。

シーン 3

ヴォルデモートの復活

三校対抗試合の優勝杯をセドリックと一緒に触ったハリーは、墓場へと移動させられてし・・・まう。そこに待っていたのは、赤ん坊のような姿のヴォルデモートと、ヴォルデモートの下僕であるピーター・ペティグリューだった。ペティグリューは、セドリックを魔法で殺し、ハリーを動けないようにする。三校対抗試合は、ハリーをヴォルデモートの元に呼び・・・

ハリーvsヴォルデモート

復活したヴォルデモートは、かつて手下だったデス・イーターを呼び寄せる。デス・イーターの中には、ルシウス・マルフォイの姿もある。魔法でハリーを殺そうとするヴォルデモートだったが、ハリーも魔法で対抗する。両者の力は拮抗している。ハリーの両親が現れ、ハリーの代わりにヴォルデモートと戦ってくれる。その間に、ハリーはセドリックの遺体とともに、優勝カップに触れて、ダンブルドアたちが待つ迷路の入り口に戻る。

シーン 4

ハリーとヴォルデモートの対決

ヴォルデモートは復活した。エントリーをしていないハリーが対抗試合の選手に選ばれた・・・のは、ポートキーとなっていた優勝杯に触れさせて、ヴォルデモートの元に連れてくるためだった。復活したヴォルデモートとハリーは、正面から決闘となる。ハリーを殺そうと「アバダ・ケダブラ（息絶えよ）」の呪文を唱えるヴォルデモート。対してハリーは・・・

ムーディの正体

動揺するハリーを、ムーディが自分の部屋に連れて行くが、ムーディの様子がおかしい。ハリーが墓場に行ったことを知っており、ハリーが優勝するように裏で工作していたことを話し、ハリーを殺そうとする。そこに、ダンブルドアが入ってきて、ムーディを倒して真実薬を飲ませる。ムーディは、バーテミウス・クラウチ・ジュニアが、ポリジュース薬でムーディになりすました姿で、ハリーを墓場に呼び寄せるためにムーディになりすましていたことが分かる。

シーン 5

ハリーとセドリックの帰還

復活したヴォルデモートと対決したハリーは、両親によって助けられ、セドリックの遺体・・・とともに、ダンブルドアたちのいる場所に戻ってくる。歓声を上げる観衆だったが、様子がおかしいことに気づく。動揺しながらもハリーは、ヴォルデモートが復活したことや、セドリックが殺されたことを説明する。事態を理解したダンブルドアは、ハリーを落ち着・・・