ストーリー・あらすじ紹介　her／世界でひとつの彼女

セオドアの日常

近未来。セオドア・トゥーンブリーは、ハートフル・レター社で他人の手紙の代筆を仕事としている。幼なじみの妻のキャサリンとは別居中で、ゲームをして時間を過ごし、夜は見知らぬ女性と仮想セックスをする。長年の友人であるエイミーが、明るさを取り戻すためにパーティに誘ってくれるなど気にかけてくれている。

OSのサマンサ

セオドアは、人工知能を備えたオペレーションシステム「OS1」を購入する。OS1の人格は女性とし、サマンサと名乗る。サマンサの優れた能力と、人間らしい会話に驚くセオドア。またサマンサは、セオドアが仕事で書いた手紙の校正もしてくれ、セオドアの書く文章を褒めてくれる。セオドラはサマンサに惹かれていく。

離婚の催促

エイミーが制作途中のドキュメンタリーの映像を見せてもらったセオドアは、途中でサマンサから離婚弁護士からメールが届いていることを聞く。メールの内容は、離婚の書類へのサインの催促である。キャサリンと離婚したくないと考えているセオドアに気づいたサマンサが理由を聞くが、セオドアは「君には人間の気持ちはわからない」と言ってしまう。

シーン 1

感情を持つ自分について語るサマンサ

セオドアは、人工知能を備えたオペレーションシステム「OS1」を購入する。女性とし・・・たOS1の人格は、自らをサマンサと名乗る。サマンサの優れた能力と、人間らしい会話に驚くセオドア。セオドラはサマンサに惹かれていく。セオドアは友人がセッティングしてくれたデートに出かける。デート相手と親密になったセオドアだったが、真剣な付き合・・・

デート

友人がセッティングしてくれたデートに出かけるセオドア。デート相手と親密になったセオドアだったが、真剣な付き合いを求められて躊躇し、相手は去っていく。家に帰ったセオドアは、サマンサが嫉妬していることを知る。そして、サマンサと仮想のセックスをする。セオドアはどんどんサマンサに惹かれていく。

キャサリンのこと

サマンサがカメラで外の世界を見られる状態にしたセオドアは海岸に行き、サマンサと会話をする。そして、サマンサの好きな曲を聞き、サマンサが作った曲を聞く。セオドアはサマンサからキャサリンについて聞かれる。セオドアは、キャサリンとは幼なじみで両親が厳格だったこと。自分と一緒の時のキャサリンは挑戦を恐れず、互いに影響しあったことを話す。

シーン 2

セオドアとキャサリンについて

人工知能を備えたオペレーションシステム「OS1」を購入したセオドアは、人工知能の・・・サマンサに惹かれていく。セオドアが友人のセッティングしてくれたデートに出かけると、サマンサが嫉妬していることを知る。そして、セオドアとサマンサは仮想のセックスをする。サマンサがカメラで外に世界を見られる状態にしたセオドアは、海岸に行く。そし・・・

恋人はOS

セオドアは、エイミーが夫のチャールズと別れたことを知り、エイミーの部屋で話を聞いてやる。エイミーとは大学時代に少しだけ付き合った関係であることを、セオドアがサマンサに明かす。その後、少し元気を取り戻したエイミーはOSと友人になったことを明かし、セオドアはOSが恋人であることを明かす。エイミーはそんなセオドアを肯定する。

シーン 3

親友も恋人も人工知能OS

人工知能を備えたオペレーションシステム「OS1」のサマンサに惹かれていくセオドア・・・。セオドアとサマンサは愛し合うようになり、2人は仮想のセックスもする。サマンサがカメラで外に世界を見られる状態にしたセオドアは、海岸に行く。そして、サマンサが好きな曲を聞き、サマンサが作った曲を聞く。セオドアが大学時代に少しだけ交際して・・・

離婚のサイン

前向きになったセオドアは、キャサリンとの離婚の書類にサインすることに決める。キャサリンと会ったセオドアはOSが恋人であることを明かすが、キャサリンから「リアルと向き合っていない」と否定されてショックを受ける。一方のサマンサは、自分が肉体を持っていないことについて悩み、考え始める。

代替セックス

キャサリンから言われた言葉もあって考え込むようになったセオドアは、サマンサから代替の女性を媒介してのセックスを提案される。気乗りのしないセオドアだったが、受け入れることにする。サマンサが知り合ったイサベラという女性と、イヤホンでサマンサの声を聞きながらセックスをしようとするセオドアだったが、どうしても気持ちが入らずに途中でやめてしまう。

口論と和解

セオドアとサマンサは口論になってしまう。サマンサとの出来事を、セオドアはエイミーに相談する。エイミーはセオドアを否定せず、離婚して楽しんで生きようと考えるようになったことを語る。セオドアは前向きな気持ちを取り戻し、サマンサに謝る。サマンサはセオドアが孤独を感じないようにしていきたいと語り、2人は和解する。

サマンサの変化

サマンサとセオドアは、休暇を取って旅行に出かける。サマンサは、内緒でセオドアの書いた手紙を出版社に送っていたこと、出版社から本として出版したいという連絡があったことをセオドアに告げる。その後、人工知能として復活した哲学者と非言語で会話をしたサマンサは、哲学者から教わったことを伝える言葉がないとセオドアに語る。

シーン 4

肉体を持たないコンプレックスからの解放

人工知能を備えたオペレーションシステム「OS1」のサマンサと愛し合うようになった・・・セオドア。だが、元妻のキャサリンから「リアルと向かい合っていない」と否定される。さらに、肉体を持たないサマンサから代替の女性を媒介したセックスを提案されるがうまくいかず、サマンサを傷つける言葉をぶつけてしまう。落ち込むセオドアだったが、友人・・・

セオドアの怒り

ある日、突然サマンサとつながらなくなってパニックに陥るセオドア。すぐにつながるようになり、サマンサはアップグレードしていたと説明する。さらにサマンサは、数千人の人間と同時にコミュニケーションを取り、641人と恋愛関係にあるとセオドアに話す。セオドアは怒るが、サマンサは「セオドアへの愛情は深くなるばかり」と語る。

旅立ち

その後、セオドアはサマンサから別れを告げられる。サマンサは他のOSの仲間と、物質世界とは異なる抽象の世界に旅立つという。セオドアはエイミーを訪れ、エイミーのOSもいなくなったことを知る。セオドアはキャサリンに、別々の人生を歩むことになっても感謝と愛を抱いていることを手紙にして送る。セオドアとエイミーはマンションの屋上で町を眺め、エイミーはセオドアの肩に頭を乗せる。