名シーン紹介 ジュラシック・パーク
マルコム博士によるカオス理論の説明
重要な部分に触れている場合があります。
時間: 0:45:40頃
グラント博士らは、恐竜再生のメカニズムを教わる。恐竜がまだ生きていた時代、恐竜の血を吸った蚊が生きたまま樹液の中に閉じ込められて、そのまま琥珀となったケースがあった。琥珀の中に閉じ込められた蚊が持つ恐竜の血液から遺伝子を取り出し、欠損している部分をカエルの遺伝子で補い、再生させたのだという。グラント博士らは、ハモンドが恐竜を再生させたことの危険性を指摘する。最終判断はツアーを視察してからということで、ハモンドの孫のレックス(姉)とティム(弟)も合流して、自動運転のジープに乗り、恐竜ツアーはスタートする。
現れるはずの恐竜は出てこず、退屈し始めたマルコム博士は、自身の専攻分野であるカオス理論をサトラー博士に説明する。突然、グラント博士はドアから外に出てしまい、サトラー博士も後を追って外に出る。
カオス理論はマイケル・クライトンの原作における重要なモチーフだ。映画ではスペクタクルとサスペンスがメインとなっているため、強く打ち出されてはいないが、このシーンで時間をかけてきちんと説明されている。
話だけでは飽きてしまうシーンになりそうなところを、マルコム博士を演じるジェフ・ゴールドブラムがそうはさせていない。水滴を落とす実験で説明をしながら、サトラー博士の手を握ったり、なでたりと、いやらしさを見せつける。
説明はかなり大雑把だが、「未来のことは予測することができない」という点だけは分かる。現代に蘇らせた恐竜をコントロールできるという、ハモンドの考えを否定している。だが、システムがバグだらけ(ツアーの自動車にカギがかからず、外に出られてしまう)、システムを担当するエンジニアが1人しかいない上に裏切り者という状況を見ると、カオス理論を持ちださなくてもハモンドの考えがうまくいかないことを証明できそうだ。
ジェフ・ゴールドブラムは、「ザ・フライ」でのハエと融合してしまう男の役柄が強烈だった怪優。本作でも、恐竜よりも爬虫類っぽく見えてくる。
登場人物・キャスト
IMDb
人物 3
ジュラシック・パーク
俳優:ジェフ・ゴールドブラム
ジュラシック・パークの安全性についてお墨付きを得たいハモンドに呼ばれて、ジュラ・・・シック・パークへやって来る。
数学者の固いイメージとは異なり、冗談も言い、カオス理論をサトラー博士に説明する姿からは女性慣れしていることがうかがわれる。ジュラシック・パークの構想については、「生命を軽く見ている。自然界へのレイプだ」と否定・・・
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人物 2
ジュラシック・パーク
俳優:ローラ・ダーン
古植物博士で、恋人のアラン・グラントとともに恐竜の化石発掘を行っている。ジュラ・・・シック・パークの安全性についてお墨付きを得たいハモンドに呼ばれて、グラントとジュラシック・パークへやって来る。ジュラシック・パークの構想には、管理の難しさや危険性の面から否定的な見解を述べる。
古植物博士のため、恐竜を目にする前から、白亜・・・
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人物 1
ジュラシック・パーク
俳優:サム・ニール
古生物学者で、エリー・サトラーとともに恐竜の化石発掘を行っている。ジュラシック・・・・パークの安全性についてお墨付きを得たいハモンドに呼ばれて、サトラーとともにジュラシック・パークへやって来る。恐竜は鳥類になったという説を唱えており、ジュラシック・パークの恐竜たちが自説を裏付ける行動を取っているのを見て喜ぶ。ジュラシック・・・・
セリフ・名言
IMDb
セリフ・名言 14
ジュラシック・パーク
0:48:20頃
マルコムは、数学者であり、カオス理論学者でもある。カオス理論と・・・は、簡単に言うと予測不可能性のこと。手の甲に落とした水滴がこぼれる先が常に一致しないことを例に上げて、マルコムはサトラーに説明をしていた。そんな中、同じ車に乗っていたグラントが、何かを見つけて突然車から降りる。さらには、サトラーもグラントを・・・
その他のシーン
シーン 3
ジュラシック・パーク
恐竜ツアーの途中でジープから降りたグラント博士らは、病気で横たわるトリケラトプス・・・を発見する。サトラー博士は係員から症状を聞き、植物による中毒症状と考え、トリケラトプスのフンを調べる。
少し離れたところから見るだけだった恐竜と、登場人物たちがふれあう。グラント博士は、呼吸で上下する腹に頬を寄せる。少しずつ、恐竜との距離・・・
シーン 4
ジュラシック・パーク
恐竜ツアー参加者一行は、「もう少し調べたい」というサトラー博士を残して、ジープに・・・乗って戻ることに。嵐の影響で雨が降り始める中、自動運転のジープが止まってしまう。恐竜の遺伝子を持ち出すために、柵に流れる高圧電流をネドリーが切ったために、肉食のTレックスがジープに近づいてくる。
Tレックスはティムとレックスが乗るジープを・・・
シーン 5
ジュラシック・パーク
待遇への不満と、大金に目がくらんで、ジュラシック・パークから恐竜の遺伝子を持ち出・・・そうとジープを走らせるシステム担当のネドリー。ネドリーが戻らないと、ジュラシック・パークのシステムはダウンしたままだ。「船に間に合わない」と慌てるネドリーは、柵にジープを突っ込ませ、車輪の下に木が挟まってしまう。
ウィンチを木に巻きつけて・・・
シーン 6
ジュラシック・パーク
Tレックスの襲撃から何とか助かったグラント博士と、ティムとレックスの3人。木の上・・・で夜を明かし、雨も上がった明るい草原を、ビジターセンターに向かって歩く。そこに現れるのは、ガリミムスの群れ。ダチョウのような体つきで、群れをなして一糸乱れず走る姿は、グラント博士いわく「鳥のようだ」(恐竜が鳥類に進化したというのが、グラント・・・
シーン 7
ジュラシック・パーク
グラント博士、ティム、レックスの3人は、ビジターセンターに向かうために、高圧電流・・・が流れていたフェンスを越えていかなければならない。一方で、電気を復旧させるために電源室に向かうサトラー博士。高圧電流が流れていない間にフェンスを越えるグラント博士らだが、ティムがまだ降りる途中でサトラー博士が電源を入れ、ティムはフェンスから・・・