ストーリー・あらすじ紹介　レオン

掃除屋レオン

ニューヨークのリトル・イタリーの殺し屋（自称「掃除屋」）であるレオン（ジャン・レノ）は、いつものように、レストランを営んでいるトニー（ダニー・アイエロ）から依頼を受ける。標的のファットマン（フランク・センジャー）の泊まるホテルに向かい、部下たちを殺し、1人になったファットマンの首にナイフをあてて、依頼主に電話させる。依頼主は、ファットマンを脅し、レオンにファットマンを解放するに言う。

マチルダ

アパートに帰ってきたレオンは、同じ階に住んでいる12歳の少女マチルダ（ナタリー・ポートマン）に声をかけられる。マチルダの家では、父ジョセフ・ランドー（マイケル・バダルコ）が、自らも麻薬取引に手を出している麻薬捜査官スタンスフィールド（ゲイリー・オールドマン）と部下のマルキー（ピーター・アペル）が、麻薬を盗んだと疑われて問いつめられている。ジョセフは否定し、スタンスフィールドたちは帰っていく。

殺されるマチルダの家族

翌日、スタンスフィールドと部下たちがマチルダの家にやって来る。スタンスフィールドは、ショットガンでマチルダの母、姉、弟を撃ち殺し、反撃してきた父ジョセフも撃ち殺す。買い物に出ていたマチルダが戻ってくる。家の異変に気づき、入り口を素通りしてレオンの部屋のベルを鳴らすマチルダ。レオンは迷うものの、マチルダを中に入れる。

マチルダの頼み

レオンを殺し屋と知ったマチルダは、家族を殺した男たちに報復するために、レオンに人の殺し方を教えてくれるように頼むが、レオンは断る。だがマチルダは引かず、銃で窓の外を撃つ。レオンは仕方なく受け入れ、2人はホテルに引っ越す。レオンは、標的と距離を置けるため初心者に適したライフルを手に入れ、マチルダにビルの屋上からジョギングをする要人を標的に射撃の練習をさせる。

先生と生徒

マチルダは、洗濯などの家事をしながら、レオンから銃の扱いなどを教わる。一方レオンは、マチルダから読み書きを教わる。単調な生活に飽きたマチルダの発案で、モノマネ合戦をしたりもする。トニーの元を訪れたレオンは、トニーに預けている金を使いたいと言うが、トニーは自分に預けていた方が安全だと話す。

スタンスフィールドの居場所

マチルダはレオンに、「あなたに恋をしている」と話す。レオンはごまかして仕事に行くが、気になっている。一方マチルダは、ホテルのフロントの男性にレオンのことを「愛人」と話して外出し、自宅に戻ってウサギのぬいぐるみと床下に隠してあった多額の現金を持ち出す。そこにスタンスフィールドがやってきて事情聴取を受け、自分のオフィスの場所を告げる。マチルダは、パトカーで麻薬取締局に戻るスタンスフィールドの後をつけて、オフィスの場所を突き止める。

ロシアンルーレット

仕事を終えてホテルに帰ってきたレオンは、ピンクのドレスをマチルダにプレゼントする。そこにホテルのフロントの男がやって来る。追い出された2人は別のホテルに。自宅から持ってきた金でスタンスフィールドを殺すように頼むマチルダだが、レオンは断る。マチルダはロシアンルーレットをすることで覚悟を見せ、レオンに協力を認めさせる。

暗殺を繰り返す2人

レオンはマチルダを暗殺の現場に連れていき、マチルダにペイント銃で相手を撃つ練習をさせる。レオンとマチルダは、暗殺を繰り返していく。ある日、レオンはトニーの元を訪れ、自分の身に何かあったら、自分の金をマチルダに渡すように頼み、マチルダを連れずに仕事に出かけていく。

マチルダの救出

一人残されたマチルダは、意を決してスタンスフィールドのいる麻薬取締局に向かう。中に入り込み、トイレにいるスタンスフィールドを殺そうとするが、裏をかかれて逆に殺されそうになる。だが、そこにスタンスフィールドの部下であるマルキーが殺されたという連絡が入り、マチルダはスタンスフィールドの部屋に連れて行かれる。マルキーを殺したのはレオンだった。自宅に戻ったレオンは、置き手紙によってマチルダがスタンスフィールドの元に向かったことを知り、麻薬取締局に向かい、マチルダを救出して連れ帰る。

特殊部隊

スタンスフィールドは、部下のマルキーを殺した人物も、マチルダを連れ去った人物もイタリア系であることから、同じイタリア系のトニーを訪れて心当たりがないかを聞く。翌日。マチルダが食料を買って帰ってくると、特殊部隊に捕らえられる。特殊部隊はレオンの部屋に突入するが、気づいたレオンに返り討ちにされる。さらに、特殊部隊の1人の命と引き換えに、マチルダを解放させる。

外に向かうレオン

マチルダを連れて部屋に戻ったレオンは、オノで壁を破り、通気口からマチルダを外に出させる。特殊部隊はロケット弾を撃ち込み、めちゃくちゃになった部屋に踏み込む。レオンはガスマスクをつけて、特殊部隊の一員になりすまし、外に出ようとする。もう少しで出口というところで、後ろから近づいてきたスタンスフィールドがレオンを撃つ。レオンは死の間際に手榴弾のピンを抜き、スタンスフィールドを道連れにする。

学校に戻るマチルダ

外に出たマチルダは、トニーの元に向かう。マチルダが大人になるまでレオンの金は預かると話すトニー。マチルダは殺しの仕事をさせて欲しいと頼むが、トニーは断る。行き場を失ったマチルダは、逃げ出していた学校に向かう。学校の先生に起こったことを話すマチルダ。学校の建物から外に出たマチルダは、庭に手で穴を掘り、レオンが大事にしていた観葉植物を植えて、「もう大丈夫よ、レオン」と語りかける。