登場人物・キャスト　レ・ミゼラブル

ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)

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ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で19年にわたりトゥーロン徒刑場に入れられていた男性である、映画「レ・ミゼラブル」の登場人物。かつて、妹の子どもの飢えをしのごうとパンを盗み、徒刑場に入れられていた。パンを盗んだ罪は5年だったが、脱獄を試みたために、19年に渡り徒刑場で過ごした。1人で船のマストを担ぐなど、怪力の持ち主である。囚人番号は24601番。

19年の刑期を終えて仮釈放となるものの、「危険人物」と書かれた身分証を携帯し、決まった日には警察に出頭しなければならない生活を送る。仕事ももらえず、食べ物にも困ったところを、司教に助けられる。泊めてもらった教会から銀食器を盗み出そうとし、警察に捕らえられる。だが、司教は銀食器を「あげたもの」と話し、加えて銀の燭台もくれる。司教の温情に触れたことで改心する。

8年後。マドレーヌと名を変えて、工場を経営して市長も務める名士となっている。かつて徒刑場の看守を務めていたジャベールが警察署長として現れ、荷馬車を担ぐ姿を見られたことから、正体を疑われる。一方、港湾地区を訪れた際に、売春婦に身を落としたファンティーヌが、かつて自分の工場で働いていた女性だと気づく。病気のファンティーヌを助ける決意をし、病院に運んでいく。

別人が「ジャン・バルジャン」として逮捕されたことをジャベールから聞き、悩んだ末に裁判所に名乗り出る。その後病院に向かい、ファンティーヌの死に立ち会い、ファンティーヌの娘のコゼットを助けることを誓う。邪魔をするジャベールから逃げ、コゼットの元に向かう。森にいるコゼットを見つけ、コゼットを預かっていたテナルディエ夫妻に金を払ってコゼットを引き取る。追ってくるジャベールから逃げ、修道院に逃げ込む。

9年後。美しく成長したコゼットと穏やかな日々を過ごす。だが、再びジャベールが姿を現す。また、コゼットがマリウスに恋をしたことを知る。コゼットに宛てたマリウスの手紙を読み、暴動に参加してバリケードに立てこもるマリウスが死を覚悟していることを知り、マリウスを助けにバリケードに向かう。バリケードでは、捕らえられたジャベールを見つけ、逃がしてやる。戦いが起こると、気絶したマリウスを抱えて下水道から外に出る。出口にはジャベールが待っているものの、見逃される。

コゼットとマリウスの結婚を許し、自らの過去がコゼットの不名誉となることを考えて、姿を消す。修道院で静かに死を迎えようとしたところに、コゼットとマリウスが訪れる。2人に見守られながら息を引き取り、ファンティーヌや司祭に導かれていく。

・司祭からもらった銀の燭台は、常に自分の近くに置いてある。修道院で死を迎える際にも、銀の燭台のロウソクの火を見つめている。

キャスト

ジャン・バルジャンを演じているのは、オーストラリアの俳優であるヒュー・ジャックマン。公開時44歳頃。本作でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞男優賞(コメディ／ミュージカル)を受賞した。「X-メン」(2000)シリーズのウルヴァリン役などでも知られる。同時期の出演作には、「ウルヴァリン: SAMURAI」(2013)、「リアル・スティール」(2011)などがある。徒刑場から出たあとのやつれた外見を表現するために、約7キロの減量を行ったという。

ジャベールから仮釈放を告げられるジャン

妹の子どものためにパンを盗んだ罪でトゥーロン徒刑場に入れられていたジャン・バルジ・・・ャン。その後、脱獄しようとしたために刑が追加され、19年の長きに渡って収監されていた。そんなジャン・バルジャンに、仮釈放の時が訪れる。看守を務めるジャベールがジャンに仮釈放を告げる。ようやく自由が訪れたと考えるジャンに対し、ジャベールは・・・

シーン 3 レ・ミゼラブル

鏡を見ながら自問自答するジャン

司教の温かい心に触れて改心したジャン・バルジャンは、マドレーヌと名前を変えて、工・・・場を経営しながら市長も務める名士となっていた。だが、かつてジャンが収監されていた徒刑場の看守だったジャベールが、ジャンが市長を務める町に警官として赴任してくる。市長がジャン・バルジャンではないかと疑ったジャベールは、本部に通報する。だが・・・