登場人物・キャスト　レ・ミゼラブル

ジャベール(ラッセル・クロウ)

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ジャベールは、トゥーロン徒刑場の看守から警官となる男性である、映画「レ・ミゼラブル」の登場人物。徒刑場で生まれ育った人物で、非常に厳格な性格。

徒刑場で、ジャン・バルジャンに船のマストを担ぎ上げさせたころから、ジャンの怪力ぶりを知る。その後、ジャンに仮釈放を伝えるものの、厳しい態度を崩さない。8年後、警官となり、ジャンがマドレーヌと名前を変えて市長を務めている地区に着任する。怪力を発揮して荷馬車を担ぐジャンの姿を見て、正体に気づく。警察本部に通報するものの、ジャン・バルジャン（別人）が逮捕されたことを知る。ジャンに謝罪し、自らを罰するように求める。その後、ジャンが名乗り出たことから、ジャンを追うが逃げられる。

9年後。パリにジャンがいることを知る。また、ABCのメンバーが暴動を起こすことが分かり、自らがスパイとなってABCに入り込む。だが、少年のガブローシュによって正体を暴かれ、捕らえられる。そこに現れたジャンによって助け出される。マリウスを抱えたジャンが下水道から逃げていることに気づき、出口で待ち伏せをするものの、ジャンを捕らえることができない。自らが信じていた価値観が揺らぎ、耐えられなくなったことから、セーヌ川に身を投げて自殺する。

・悪人と決めつけた人物に対しては偏見を持ち続ける面がある。事情は考えずにジャンを悪人と決めつける。港で体を売るファンティーヌと紳士の男性がもめた時には、ファンティーヌの言い分に耳を貸さない。ジャンを追いつめる決意を、夜空の星に誓う姿を見せる。

・ジャンに助けられることで、これまでの価値観が揺らぐ。その姿は、ガブローシュの死体に自らの勲章を置く姿にも見られる。

キャスト

ジャベールを演じているのは、ニュージーランドの俳優であるラッセル・クロウ。公開時48歳頃。アカデミー主演男優賞を受賞した「グラディエーター」(2000)などで知られる。同時期の出演作には、「アイアン・フィスト」(2012)、「マン・オブ・スティール」(2013)などがある。

ジャベールから仮釈放を告げられるジャン

妹の子どものためにパンを盗んだ罪でトゥーロン徒刑場に入れられていたジャン・バルジ・・・ャン。その後、脱獄しようとしたために刑が追加され、19年の長きに渡って収監されていた。そんなジャン・バルジャンに、仮釈放の時が訪れる。看守を務めるジャベールがジャンに仮釈放を告げる。ようやく自由が訪れたと考えるジャンに対し、ジャベールは・・・

セリフ・名言 4 レ・ミゼラブル

ジャベール「彼を鉄格子の向こう側に入れてやろう。それまでは、私は決して休まない！ここに誓う！あの星に誓う！」

1:06:00頃マドレーヌと名前を変えていた男が、かつて看守をしていた徒刑場に・・・収監されていた囚人のジャン・バルジャンだとわかったジャベール。今や警官となっていたジャベールは、ジャンを追うものの逃げられていた。ジャベールは、必ずジャンを捕らえることを星に誓う。・・・

セリフ・名言 11 レ・ミゼラブル

ジャベール「この世界から、ジャン・バルジャンの世界から逃げ出そう。行く場所はどこにもない！生きるすべはなにもない！」

2:09:05頃これまで執拗に追い続けてきたジャンに命を助けられたジャベール。・・・その後、下水道から出てきたジャンとマリウスの前に立ちふさがるものの、ジャンを捕らえることができない。これまで法を唯一のよりどころとして厳格に生きてきたジャベールは、自分の生き方が揺らぎ、追いつめられ、セーヌ川に身を投げる。・・・