ストーリー・あらすじ紹介　ラブ・アクチュアリー

ビリー・マックのクリスマス・ソング

ロンドン。クリスマスまで5週間。かつての人気ロック歌手のビリー・マックは、かつてのヒット曲の歌詞を変えてクリスマス・ソングに変えた曲のレコーディングをしている。妻を亡くした傷が癒えていないダニエルは、友人のカレンに話を聞いてもらおうとする。首相官邸には、新首相のデイヴィッドが到着する。デイヴィッドはスタッフのナタリーがひと目で気に入る。セックスシーンのスタンドインとして共演するジョンとジュディがあいさつを交わす。

結婚式のビデオ

ピーターとジュリエットの結婚式が開かれる。2人の友人であるマークは、複雑な表情で2人を見つめている。一方同じ頃、ダニエルの妻の葬儀が行われる。ハリーは社員のサラを呼び出し、サラのカールへの恋心を指摘し、気持ちを打ち明けるようにアドバイスする。ジョンとジュディは裸で撮影中しているうちに親しくなっていく。ビリー・マックは曲の悪口を言いながらラジオで宣伝をする。

サムの片思い

クリスマスまで4週間。アメリカ大統領の訪問を控え、首相のデイヴィッドはアメリカを刺激しないことに決める。またデイヴィッドは、ナタリーへの気持ちが募っていく。モテないコリンは、アメリカに行けばモテると信じ、ウィスコンシン州に行くことに決める。義理の息子のサムが部屋にこもりきりになっていることを心配するダニエルは、サムが片思いをしていることを知る。

ジェイミーとオーレリア

クリスマスまで3週間。ビリー・マックは新曲の宣伝のためにテレビ番組に出演し、下品な話を連発してマネージャーのジョーを心配させる。恋人を弟に取られたジェイミーは、1人で小説を書くためにフランスの小屋にやって来る。そこでオーレリアというポルトガル人女性に家事をしてもらうことになる。ポルトガル語しか話せないオーレリアとは言葉が通じない。

アメリカ大統領の放映

アメリカ大統領が訪英し、首相のデイヴィッドと話し合いの場を持つ。大統領は強硬な姿勢を取り、気に入ったナタリーにキスをしようとする。その姿を見たデイヴィッドは、大統領と臨んだ記者会見でイギリスの誇りを口にし、イギリス国民から称賛を受ける。一方、デイヴィッドの妹であるカレンは、夫のハリーと自宅におり、ジョニ・ミッチェルを聞きながら、子どもが出演する降誕劇の衣装であるロブスターの頭を作っている。

結婚式のビデオの秘密

クリスマスまで2週間。ジェイミーの原稿を風で飛ばしてしまったオーレリアは、下着姿になって水に飛び込む。ジェイミーとオーレリアは互いに惹かれ合うが、言葉が通じ合うために気持ちを確かめ合えない。ピーターの友人であるマークと打ち解けたいと思っているジュリエットは、マークの自宅を訪ねる。マークの撮影した結婚式のビデオを見せてもらったジュリエットは、自分ばかり映る映像を見て、マークの自分への思いを知る。

ミアの誘惑

イギリスに帰国するジェイミーはオーレリアとの別れを惜しみ、別れ際にオーレリアはジェイミーにキスをする。サンタクロースの格好をした女性と歌うビリーの映像を見たサムは、片思いをしているジョアンナを振り向かせるために、ドラムの練習を始める。ハリーの会社のクリスマス・パーティが開かれ、ハリーは部下のミアとダンスを踊り、誘惑される。その姿をハリーの妻のカレンが心配そうに見ている。テレビに出演したビリーは、チャートの1位になったらテレビで裸になって歌うと約束する。

ネックレス

クリスマス・パーティで一緒に踊ったサラとカールは、サラの自宅でベッドをともにしようとする。だがサラの携帯電話が鳴る。サラには精神を病む弟がおり、頻繁に電話がかかってくるのだった。サラは病院に向かい、弟を落ち着かせるために話をする。ハリーとカレンは家族のクリスマスプレゼントを買いに出かける。カレンの目を盗んでミアへのプレゼントにネックレスを買おうとするが、店員がラッピングに時間をかける間にカレンが戻ってきてしまい、「通りがかっただけ」とごまかす。

クリスマス・プレゼント

クリスマスまで1週間。アメリカに行けばモテると考えてアメリカに向かったコリンは、ウィスコンシン州のバーに現れ、バーで会った女性たちの部屋で熱い夜を送る。ジョンはジュディをデートに誘い、ジュディは承諾する。ハリーがネックレスのプレゼントをコートに隠していることを見つけたカレンは、自分へのクリスマス・プレゼントと考えて喜ぶ。だが、ハリーから渡されたのはジョニ・ミッチェルのCDで、ネックレスはミアに贈られたことを知る。カレンはジョニ・ミッチェルを聞きながら涙を流す。

ビリーとジョー

クリスマス・イヴ。デートのあと、別れ際にジョンとジュディはキスを交わす。ジュリエットの元を訪れたマークは、紙のボードに思いを書いてジュリエットに愛を伝える。去っていこうとするマークに、ジュリエットはキスを贈る。ビリー・マックのクリスマス・ソングは、チャートの1位に輝く。エルトン・ジョンのパーティに向かったビリーだったが、途中で抜け出してマネージャーのジョーの自宅にやって来る。そして、ジョーへの愛を告げ、抱き締め合う。

学校のイベント

デイヴィッドへの思いが書かれたナタリーからのクリスマス・カードを見て、デイヴィッドはナタリーの家を訪ねることにする。ナタリーの家に着くと、家族で小学校のイベントに向かうところだった。デイヴィッドはナタリーと小学校に行き、妹のカレンと遭遇する。自分の子どもの舞台を見に来てくれたと思ったカレンは喜ぶ。デイヴィッドは、舞台裏でナタリーとステージを見ることにする。

「All I Want For Christmas Is You」

舞台ではサムがドラムを担当し、サムの恋するジョアンナが「All I Want For Christmas Is You」を歌い上げる。舞台裏で見ていたデイヴィッドとナタリーがキスをすると、幕が開いてしまい、大勢の観客に見られてしまう。イベントは終わり、その夜の飛行機でアメリカに向かうジョアンナを、サムとダニエルが空港まで追いかける。一方、イベントを見終わったカレンは、夫のハリーにミアへのプレゼントについて問い詰め、ハリーは謝る。

空港

サムは空港の保安区域に入り込み、警備員に追われながらもジョアンナに思いを伝え、ジョアンナからほほにキスを受ける。イギリスの親戚の家まで来たものの、オーレリアを思うジェイミーは、思い立ってフランスに向かう。レストランで働くオーレリアにポルトガルで結婚を申し込み、オーレリアは英語で承諾の返事をする。

1ヶ月後

1カ月後のヒースロー空港。ビリーの到着をジョーが、ハリーの到着をカレンと子どもたちが、ジョアンナの到着をサムが迎える。コリンはアメリカから女性を連れて来て、1人を友人のトニーに紹介する。デイヴィッドが到着すると、ナタリーが走って飛びつき、キスを交わす。ヒースロー空港には、他にも多くの人々が到着する人を出迎えている。