ストーリー・あらすじ紹介　ルパン三世　カリオストロの城

カジノのゴート札

ルパン三世と次元大介は、モナコのカジノから大金を奪って逃走する。喜ぶ2人だったが、盗んだ紙幣は、「ゴート札」と呼ばれる偽札であることにルパンは気づく。2人は、ゴート札が作られているというカリオストロ公国に向かう。

追われるクラリス

カリオストロ公国に入国した2人は、ウェディング姿の少女（亡き大公の娘クラリス）が運転する車を、何者かが追うのを目撃する。クラリスを助けるため、2人は追う車のタイヤをパンクさせる。だが、クラリスは、運転席で気絶している。車に飛び移りって少女を助け出すルパンだったが、ガケから落ちて気絶。目を覚ましたクラリスは、ルパンに指輪を残して去っていく。

クラリスを思い出す

指輪に見覚えのあるルパンは、7年前の大火事で死んだカリオストロ公国の大公夫妻の屋敷に向かう。ルパンは、小さいころのクラリスと会っていたのだった。摂政カリオストロ伯爵の城を見ながら、かつてゴート札の謎を追って城に忍び込んだことがあると次元に話すルパン。一方、城に戻ったカリオストロ伯爵は、捕らえたクラリスが指輪を持っていないことを知る。

襲われるルパン

夜。レストランで食事をするルパンと次元は、指輪について調べている。また、クラリスとカリオストロ伯爵の結婚式が行われることを知る。カリオストロ伯爵の手下が、2人の様子を伺っている。宿に戻ったルパンと次元は、何者かの集団に襲われるが脱出する。ルパンは五ェ門を呼び寄せる。一方、ゴート札の秘密を探る不二子が、クラリスの世話係として城に入り込んでいた。

銭形になりすます

ルパンが指輪を持っていることを知ったカリオストロ伯爵の元に、ルパンを追う国際警察の銭形警部が現れ、カリオストロ伯爵の警護を申し出る。ルパンは、水門から入り込み、銭形になりすまして城の中に入る。その途中で、ルパンを追う銭形は、落とし穴から地下に落ちてしまう。ルパンは不二子の前に姿を現し、クラリスが北の塔にいることを聞く。

クラリスを助け出しに

屋根に登り、北の塔に向かったルパンは、クラリスと再会して指輪を返す。そこに現れたカリオストロ伯爵によって、ルパンは地下に落とされる。だが、指輪は偽物だった。指輪は通信機となっており、カリオストロ伯爵の狙いが先祖の財宝であることを、ルパンは知る。ルパンは、本物の指輪を持っていることを、カリオストロ伯爵に告げる。

一時休戦

落とし穴の先の地下牢獄で銭形と再会したルパンは、指輪を奪いに来た暗殺者を銭形と協力して倒し、脱出する。脱出した先の城に地下にある、偽札の工場を見つけたルパンと銭形は、一時休戦する。協力してオートジャイロを奪い、クラリスのいる塔に向かう。不二子の協力により、クラリスを部屋から屋根に引き上げるものの、ルパンは伯爵の手下ジョドーによってマシンガンで撃たれる。銭形の活躍でルパンたちは脱出するが、クラリスは伯爵に捕らえられ、指輪も伯爵の手に移る。

目を覚ますルパン

国際警察に出動を要請する銭形だが、各国の意見は割れて、結論は出ない。しかも、騒ぎを起こした責任で、銭形は任を解かれる。3日後、庭師の老人に助けられたルパンが目を覚ます。ルパンは、かつてゴート札の秘密を探ろうとカリオストロの城に入り込むも、返り討ちにあって動けなくなったことがあった。その時、幼き頃のクラリスが助けてくれたのだった。

結婚式

クラリスとカリオストロ伯爵の結婚式の日がやって来る。バチカンからやって来た大司教になりすましたルパンは、結婚式の途中でクラリスと指輪を奪って逃げる。一方、ルパンを追うフリをした銭形が突入し、地下の偽札工場に直行。その様子を撮影した映像が、全世界に中継される。

時計塔

時計塔の中に逃げ込んだルパンは、クラリスと別々になってしまう。カリオストロ伯爵は、時計の巨大な針の先にクラリスを追いつめる。ルパンは、指輪の秘密（時計塔のヤギの目に指輪をはめる）をカリオストロ伯爵に教え、クラリスを助ける代わりに指輪を渡すと話す。指輪を受け取ったカリオストロ伯爵は、ルパンとクラリスを湖に落とす。

財宝の秘密

カリオストロ伯爵は、ヤギの目に指輪をはめる。時計の針が動き出し、カリオストロ伯爵は長針と短針に挟まれて死ぬ。時計塔は地面に沈んでいき、湖からカリオストロの城の方に水が流れ込む。湖の底からは古代都市が姿を現す。財宝とは古代都市のことだった。クラリスとルパンは、古代都市を見つめる。ルパンについていきたいと話すクラリスだったが、ルパンは思いとどまらせる。ルパンは去り、銭形がルパンを追いかけていくのだった。