パルプ・フィクション

公開年: 1994年
製作国: アメリカ
監督: クエンティン・タランティーノ
出演: ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィリス

「パルプ・フィクション」は、クエンティン・タランティーノの監督第二作。殺し屋のヴィンセントとジュールス、ボクサーのブッチ、ギャングのボスのマーセルスと妻ミア、強盗のパンプキンとハニー・バニーといった登場人物の姿を、時間軸を前後させながら交錯させて描く。

カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞。アカデミー賞でも作品賞を含む7部門（作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、編集章、脚本賞）にノミネートされ、クエンティン・タランティーノとロジャー・エイヴァリーが脚本賞を受賞した。

タランティーノが愛好する映画の趣味が、セリフやシーンに多く反映されている。音楽は既存のサーフミュージックやオールディーズの曲が多く使われている。

パンプキンとハニーバニー

ロサンゼルスのレストランで、パンプキンとハニー・バニーが、最近の強盗事情について話をしている。客の財布も奪えることから、今いるレストランを狙うことに決める。2人はキスをし、銃を持って立ち上がり、「強盗だ！」と大声で叫ぶ。

シーン 1 パルプ・フィクション

パンプキンとハニー・バニー

「パルプ・フィクション」は、レストランで話すパンプキンとハニー・バニーのシーンで・・・始まる。2人は最近の強盗事情について話す。携帯電話で「目の前のやつに金を渡せ」と銀行に電話をして、銃を使わずに銀行強盗を成功させた話。英語の通じない店員が多くなったため、酒屋の強盗が難しくなった話などをする。客の財布も奪えることから、今いる・・・

ジュールスとヴィンセント

ジュールスとヴィンセントが、車でアパートにやって来る。2人はマーセルス・ウォレスに雇われた殺し屋で、ウォレスを裏切った男たちから、アタッシェケースを奪う。男たちの1人ブレットを、ジュールスはエゼキエル25節17章を暗唱したあとに撃ち殺す。

シーン 2 パルプ・フィクション

ヨーロッパのハンバーガーの話

マーセルスのアタッシェケースを取り戻し、奪った男たちを殺しに車で向かうヴィンセン・・・トとジュールス。最近までオランダのアムステルダムに行っていたヴィンセントが、ヨーロッパについて話す。オランダではマリファナが合法であること。アムステルダムの警官に身体検査の権限がないこと。パリでは、マクドナルドの「クォーターパウンダーバーガ・・・

シーン 3 パルプ・フィクション

エゼキエル書25章17節

マーセルスのアタッシェケースを取り戻すために、奪った男たちのアパートを訪れたジュ・・・ールスとヴィンセント。最初は、男が食べているビッグ・カフナ・バーガーについて話すなど、友好的な態度を見せるジュールスだったが、急にすごみだす。「おまえはマーセルスを犯そうとした。だが、マーセルス・ウォレスを犯せるのは、ヤツの女房だけなんだよ・・・

ブッチと八百長

ストーリー＃1：ヴィンセント・ベガとマルセル・ウォレスの妻
マーセルス・ウォレスは、ボクサーのブッチ・クーリッジに八百長をもちかける。ブッチは乗り、現金を受け取る。そこに、Tシャツ姿のジュールスとヴィンセントがやって来る。ヴィンセントはブッチを侮辱。ブッチは腹を立てが、マーセルスがヴィンセントを呼んだため何もできない。