名シーン紹介　ロッキー5／最後のドラマ

「トミーはロッキーのようにはなれない」

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時間：　1:24:25頃

見どころ
・記者の厳しい批判
・ロッキーの偉大さを認めるデューク
・イラ立つトミー

新チャンピオンになったトミーは、ジョージ・ワシントン・デュークとともに記者会見に臨むも、記者からは厳しい意見が浴びせられ、逃げるように記者会見場から立ち去る。

記者たちの批判が厳しい。すこし言い過ぎではないかと思うくらいだ。「ケインはペーパーチャンピオンで実力はない」といったケインへの批判や、そのケインに勝っても意味がないという試合への批判が浴びせられる。トミーに対してというよりも、試合をプロモートし、記者会見を仕切っているデュークに批判が浴びせられているようだ。

記者たちの批判は、ロッキーへの愛情の裏返しでもある。「ケインはロッキーに勝っていない」という記者もいるが、ロッキーが引退したために実現しなかったことを考えると、少々ケインがかわいそうだ。それでもこだわりたくなるくらい、ロッキーは愛された存在だったということなのだろう。

ロッキーが偉大だったことは、デュークも認めている。「トミーはロッキーにはなれない」という記者の指摘に、「確かにロッキーは国民的チャンピオンだった。だが、トミーもいずれはそうなる」とロッキーの偉大さを認めている。認めているがゆえに、試合を組んで大もうけできることをデュークは知っており、こだわるのだろう。

トミーは自分が認められない理由を理解できていない。チャンピオンになれば尊敬されるのではなく、戦いぶりなどによって偉大な存在として認められることが分からない。デュークはそんなトミーのイラ立ちを利用し、トミーをたきつけて、公衆の面前でロッキーへ挑戦させて、試合を実現させようとするのだった。

登場人物・キャスト

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人物 5 ロッキー5／最後のドラマ

トミー・ガン

俳優：トミー・モリソンアマチュアで活躍したあと、18歳でプロになり連勝を重ねていた。憧れのロッキーを・・・訪ね、マネージャーになってくれるように頼む。ロッキーがマネージャーを引き受けてからも連勝を重ねるが、マスコミが「ロッキーのロボット」などと書き立てることにイライラを募らせる。世界タイトル挑戦に慎重なロッキーに対し、金もうけ主義のプロモーター・・・

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人物 6 ロッキー5／最後のドラマ

ジョージ・ワシントン・デューク

俳優：リチャード・ガント金もうけ主義のプロモーター（※1）。ロッキーの人気を利用し、ユニオン・ケインと・・・のタイトル戦を組んで一もうけしようとするが、ロッキーの引退で実現しないまま終わる（※2）。だが、ロッキーがマネージャーとなったトミーに目をつけ、トミーとロッキーを引き剥がして感情的に対立させ、リングでの対決に持っていこうとする。そのためには・・・