ストーリー・あらすじ紹介　シャッターアイランド

シャッター・アイランドに到着

1954年。アメリカ連邦保安官のテディ・ダニエルズとチャック・オールが、施設から逃走したという女性患者レイチェルを探すため、船でボストン湾諸島のシャッター・アイランドに向かう。初めて組むチャックに、妻が数年前の火災で亡くなったことを話すテディ。島に到着したテディは、院長室に連れて行かれる途中で、副警備隊長のマクフィアソンから、C棟には危険な犯罪者が収容されていることを聞く。

「4の法則、67は誰？」

テディとチャックは、院長のコーリー医師から話を聞く。忽然と姿を消した患者のレイチェルには3人の子どもを溺死させた過去があり、シャッター・アイランドを自宅と信じていたという。頭痛のするテディは、コーリー医師からアスピリンをもらう。レイチェルの部屋を調べたテディは、「4の法則、67は誰？」と書かれたメモを見つける。島を調べたテディは、灯台のことを怪しむ。また、レイチェルの担当医であるシーアン医師が休暇で島を離れていることを知る。

過去のイメージ

夜、コーリー医師の住居に招かれたテディとチャックは、ナーリング医師を紹介される。ナーリング医師がドイツの移民であることに気づいたテディは、かつてダッハウ強制収容所の解放の時に見た大量の死体や、頭部を銃で撃ち抜いて自殺しそこねたドイツ人将校のイメージが頭に浮かぶ。スタッフの資料提供を拒否されたテディは、朝になったら捜査を打ち切って島から出ると宣言する。眠ったテディは、亡くなった妻の夢を見る。

シーン 1

夢で再会するテディとドロレス

1954年。アメリカ連邦保安官のテディ・ダニエルズとチャック・オールが、施設から・・・逃走した女性患者レイチェルを探すために呼ばれ、船でボストン湾諸島のシャッター・アイランドにやって来る。職員の資料提供を拒否されたテディは、捜査を打ち切って翌朝には島から出ると宣言する。職員の宿舎で眠るテディは、数年前の放火で亡くなった妻ドロ・・・

捜査を再開

朝、嵐によって船が出ないことを知ったテディは、捜査を再開する。レイチェルが姿を消す前に行われたグループ診療に参加した患者から話を聞くテディ。テディは患者にレディスという人物について聞くが、誰も知らない。医師や職員まったくと同じ内容の患者の話に、内容を指示されていると考えるテディ。また、ある女性患者はテディのノートに「逃げて」と書く。レディスについてチャックから聞かれたテディは、レディスは妻が死んだ火事を引き起こした放火魔であること、シャッター・アイランドにいるはずであることを話す。

シーン 2

鉛筆で紙をこする音

1954年。アメリカ連邦保安官のテディとチャックが、逃走した女性患者レイチェルを・・・探すために呼ばれ、ボストン湾諸島のシャッター・アイランドにやって来る。スタッフの資料提供を拒否されたテディは、捜査を打ち切って翌朝には島から出ると宣言する。だが、嵐で船が出ないこともあり、テディは捜査を再開。収容されている患者の1人であるピ・・・

真の目的

島を調べるテディとチャックは、嵐がひどくなったために聖堂に逃げ込む。そこでテディは、かつてシャッター・アイランドに収容されていたジョージ・ノイスという囚人から、シャッター・アイランドで人体実験が行われている話を聞いたことを明かす。そして、目的は人体実験の証拠をつかみ、世間に公表することと話す。探しに来た副警備隊長のマクフィアソンに助けられた2人だったが、服がびしょぬれになってしまったことから、職員の制服を着ることになる。

シーン 3

シャッターアイランドに来た真の目的

1954年。アメリカ連邦保安官のテディとチャックが、逃走した女性患者レイチェルを・・・探すために呼ばれ、ボストン湾諸島のシャッター・アイランドにやって来る。捜査を進める中で、妻が死んだ火事を引き起こした放火魔のアンドリュー・レディスがシャッターアイランドの施設に収容されていることを、テディがチャックに話す。その後、島を捜索し・・・

夢

収容者の人数の合計が66人であることを知ったテディは、レイチェルの残したメモ「67は誰？」が、もう1人の収容者のことと考える。発見されたというレイチェルと会ったテディだったが、見つかったレイチェルは偽物と考える。その後、片頭痛に襲われたテディは、コーリー医師から薬をもらって眠りにつく。夢の中でテディはレディスと会い、レイチェルの子どもから「どうして助けてくれなかったの？」と問われ、レイチェルが殺した子どもを湖に運ぶ。さらには、レディスを殺すように訴える妻を夢に見る。

シーン 4

見つかったレイチェル

逃走した女性患者レイチェルを探すためボストン湾諸島のシャッター・アイランドにやっ・・・て来た、連邦保安官のテディとチャック。シャッター・アイランドにやって来たテディの真の目的が、ジョージ・ノイスという元囚人から聞いた人体実験の証拠をつかみ、世間に公表することと明らかになる。病院に戻ったテディは、レイチェルが発見されたという報・・・

C棟へ

目覚めたテディは、嵐による被害で発電機が故障し、警備システムがダウンしていることを知る。テディとチャックは、どさくさにまぎれて無断の立ち入りが禁止されているC棟に向かう。C棟で患者に襲われたテディだったが、患者を殴って首を絞める。そこにやって来たチャックと職員が患者を連れていき、テディはC棟で1人になる。

ジョージ・ノイス

テディは、C棟でジョージ・ノイスを見つける。ノイスはテディに、妻のことを忘れるようにアドバイスし、灯台で人体実験が行われていることを話す。さらに、すべては病院の医師たちに操られており、チャックも信用できないと告げる。チャックと再会してC棟から出たテディは、1人で灯台に向かうと告げる。潮が満ちて灯台に行けなくなっていたために戻ったテディは、チャックが崖下で倒れているのを見つける。

シーン 5

C棟にいたジョージ・ノイスとの再会

嵐による被害で発電機が故障し、警備システムがダウンしていることを知ったテディとチ・・・ャックは、どさくさにまぎれて無断の立ち入りが禁止されているC棟に向かう。C棟で患者に襲われたテディだったが、患者を殴って首を絞める。そこにやって来たチャックと職員が患者を連れていき、テディはC棟で1人になる。テディはC棟でジョージ・ノイ・・・

もう1人のレイチェル

チャックを探しに崖を降りたテディだったが、そこにチャックの姿はない。小さな洞窟に火の光を見たテディは、そこで先ほどとは別人のレイチェルを見つける。レイチェルは、かつて病院の医師だったが、非人道的な人体実験に反対して逃げたことを話す。さらに、テディが服用した薬や吸ったタバコには薬が入っていると指摘する。

シーン 6

洞窟にいたもう1人のレイチェル

人体実験が行われているという話を聞いたテディは、チャックと別れて1人で灯台に向か・・・おうとする。潮が満ちていたため灯台に行けずに戻ったテディは、チャックが崖下で倒れているのを見つける。チャックを探しに崖を降りたテディだったが、そこにチャックの姿はない。小さな洞窟から火の光を見たテディは、そこで先ほどとは別人のレイチェルを見・・・

逃げるテディ

洞窟から出たテディは、車に乗る警備隊長に見つけられる。車で建物に送ってもらいながら、警備隊長は暴力を肯定する話をする。オフィスに着いたテディは、コーリー医師にチャックについて聞く。だがチャックは最初から存在しなかったと言われる。テディはコーリー医師が自分をだまそうとしていると考える。外に出ようとしたテディにナーリング医師が鎮静剤を打とうとするが、気づいたテディは逆にナーリング医師に鎮静剤を打って逃げる。

灯台

テディは、チャックが灯台に連れ込まれたと考える。コーリー医師の車を爆破して職員をおびき寄せ、手薄になった灯台の中に入り込むテディ。灯台の部屋にはコーリー医師がいる。コーリー医師は、テディが2年間に渡って入院する患者で、薬の投与をやめたことから幻覚を見るようになったと話す。さらに、テディの本名はアンドリュー・レディスであることを告げる。テディには信じられない。

真相

そこにチャックが姿を現し、実はテディの担当医のシーアンであることを明かす。コーリーはテディに、レイチェルをめぐる物語はすべてテディの妄想であること、テディが暴力的なためにロボトミー手術が検討されていたこと、テディの妄想を本物として扱えば正気に戻る可能性があると考えたことを語る。テディは自分が島に持ってきた銃でコーリー医師を撃つが、銃はオモチャであることが発覚する。

シーン 7

告げられた真実を信じられないテディ

人体実験が行われていると聞いた灯台に向かったテディ。灯台の部屋には、コーリー医師・・・がいる。コーリー医師は、テディが2年間に渡って入院する患者で、薬の投与をやめたことから幻覚を見るようになったと説明する。さらに、テディの本名はアンドリュー・レディスであることを告げる。テディには信じられない。そこにチャックが姿を現し、実・・・

思い出したテディ

テディは、妻のドロレスが3人の子どもたちを庭の湖で溺死させた日のことを思い出す。子どもたちの死体を発見したテディは、ドロレスの腹を撃って殺害したのだった。自分をアンドリュー・レディスであることを思い出したテディを、コーリー医師たちは治ったと考える。だがすぐあとに、テディが再び妄想を語ることにシーアンが気づく。テディは職員たちと一緒に歩いていく。