ストーリー・あらすじ紹介　ダークナイトライジング

飛行機

核科学者のパヴェル博士が、CIAの飛行機に乗り込む。パヴェルを襲った3人の男たちも飛行機に乗せられる。飛行機の中で、CIAの捜査官は、ベインについての情報を男たちから聞き出そうとする。男たちのうちの1人が、ベイン自身と名乗り出る。ベインの手下の乗る飛行機がCIAの飛行機にワイヤーを取りつけ、引っ張り上げて逆さまにする。ベインは、パヴェル博士とともに別の飛行機から降ろされたワイヤーに体を結びつけて脱出。CIAの飛行機は墜落する。

シーン 1

飛行機からパヴェルを連れ出すベイン

CIAの用意した飛行機で、パヴェル博士が移送される。だが、パヴェル博士とともに、・・・博士を襲った3人の男も一緒に乗せられる。3人の男はフードをかぶっていて顔がわからない。CIAエージェントは、フードをかぶせたままで、飛行機から落とされなければ情報を話すように男たちを脅す。男のうちの1人はベインという男だった。ベインは口・・・

泥棒

ハービー・デントの死から8年が経過したゴッサム・シティでは、ハービー・デント記念日制定のパーティがブルースの自宅で開かれている。ブルースは、バットマンとしての活動をやめて隠遁生活を送っていた。メイドになりすましたセリーナ・カイルが、ブルースの部屋に入り込み、ブルースの指紋とネックレスを盗んで逃げる。ブルースは、ネックレスの発信機からセリーナの身元を知る。一方、警官のジョン・ブレイクは、孤児院を出た子どもたちたちを、何者かが地下水道で雇っていることを知る。

地下水道

セリーナが、バーで男（ストライパー）にブルースの指紋を渡す。ストライパーはセリーナを裏切って報酬を渡さない。セリーナは警察を呼び、銃撃戦が繰り広げられる中を逃げる。ストライパーの一味を追って、ゴードンは地下水道へと入っていくが、頭を殴られて気絶する。ゴードンはベインの前に連れられ、ベインはポケットに入れていたデントについての原稿を取り上げる。ゴードンはすきを見て水に落ちて脱出し、ブレイクがゴードンを助ける。ブルースの元を訪ねたブレイクは、「今こそバットマンが必要」と話をする。またブルースは、ゴードンからも「バットマンが必要」という話を聞く。

”バット”

ネックレスの場所を追跡したブルースは、チャリティ舞踏会にいるセリーナとダンスを踊り、ネックレスを返してもらう。セリーナは、ブルースの車を盗んで去っていく。ルーシャスの元を訪れたブルースは、新型機動ビークルの“バット”を見せてもらう。バットマンとして復活する準備をするブルースの姿を見たアルフレッドは、ブルースにやめるように進言する。

証券取引所

ベインと手下が証券取引所を襲う。警官が取引所を囲む中で、ベインは何らかのプログラムを起動させる。人質をバイクの後ろに乗せて、ベインたちは取引所から逃げ出す。地下道を走るベインの手下の前に、バットポッドに乗ったバットマンが現れる。警察の副本部長（フォーリー）は、ベインではなくバットマンを追うように命じる。ベインの手下からタブレットを奪ったバットマンは、プログラムの起動が完了したことを知り、警察による包囲網を空を飛ぶ“バット”で突破して逃走する。

シーン 2

証券取引所を襲うベイン

証券取引所に姿を現したフルフェイスのヘルメットをかぶった男。警備の者は配達人だと・・・思うが、男はベインだった。ベインは警備の人間を倒し、先に入り込んでいた手下たちと合流。マシンガンで証券マンたちを脅す。そして、証券取引所のコンピューターにアクセスしてプログラムをインストールさせるのだった。事態を知った警察が取引所を取り・・・

シーン 3

“バット”で警察から逃げるバットマン

証券取引所を襲ったベインと手下は、バイクで逃げ出す。地下道を逃げるベインの手下の・・・前に、バットポッドに乗ったバットマンが姿を現す。バットマンは、ハービー・デントの事件から8年に渡って姿を消していた。バットマンの登場に警官たちは色めき立ち、手柄を立てようとする副本部長はベインではなくバットマンを警官たちに追わせる。バッ・・・

出ていくアルフレッド

バットマンの逃走の様子をテレビで見ていたダゲットは、セリーナに襲われる。ブルースの指紋の報酬としてもらう約束だった、過去の情報を消すことができるクリーンスレートを要求するセリーナ。だが、ダゲットは、クリーンスレートの存在を否定する。武装した男たちに襲われたセリーナは、逃げ出してビルの屋上にやって来る。そこで、バットマンの助けを受け、2人は“バット”で逃げる。自宅に戻ったアルフレッドは、ブルースを止めようとし、レイチェルがデントを選んでいたことを話すものの、ブルースは信じない。アルフレッドは屋敷を出ていく。

会長職をミランダに

翌朝。奪われた指紋を使って株取引が行われ、全財産を失ったことを知るブルース。このままではダゲットに会社を奪われてしまうため、ルーシャスと相談して、考えの近いミランダを後任とすることに決める。ブルースとルーシャスは、クリーンエネルギー計画で開発していた核融合炉をミランダに見せる。軍事転用を恐れて、ブルースは開発を中止したのだった。取締役会でミランダはブルースの後任の会長となる。利用価値が無くなったことから、ベインはダゲットを殺す。ベインはダゲットの金と建設会社を使って、地下で工事を行っていたのだった。ブルースは、自宅を訪れたミランダと愛し合う。

敗北

夜。バットマンとなったブルースは、クリーンスレートを渡すことを条件に、セリーナにベインの元へと案内してもらう。だが、セリーナは自分の命を守るために、バットマンをベインに引き渡す。ベインと戦ったバットマンは、ベインの圧倒的な力の前に敗北する。ブルースは、ベインが生まれ育った“奈落”と呼ばれる監獄に入れられる。また、ベインはウェイン産業の地下の床を爆破し、タンブラーなどを自分の物にする。一方、ゴッサムから逃げようとしたセリーナは、ブレイクに逮捕されて刑務所に入れられる。

シーン 4

ベインのもとに向かうバットマンとセリーナ

ゴッサム・シティを混乱に陥れようとするベインを止めるために、バットマンに復帰した・・・ブルース。だが、ベインの策略によって、財産を失ってしまう。そんなブルースは、過去の犯罪歴を抹消できるソフト「クリーン・スレート」と交換に、ベインのもとに案内するようにセリーナに頼む。キャット・ウーマンの格好をしたセリーナが、地下道でブル・・・

シーン 5

地下でのバットマンとベインの戦い

ベインを止めようとするバットマンは、セリーナに頼んで地下にいるベインの元に案内し・・・てもらう。だが、セリーナはベインにバットマンを売っており、ベインはバットマンの登場を待ち構えていた。バットマンとベインは格闘となる。殴り合い、蹴り合いとなるものの、バットマンは圧倒的なパワーを持つベインに歯が立たない。バットマンは照明を・・・

核融合炉

ベインは、ミランダ、ルーシャスともう1人の役員を連れて、地下の核融合炉に向かう。役員の認証によって核融合炉が起動し、ベインが連れてきたパヴェル博士が核融合炉を爆弾へと変える。さらにベインは炉心を抜き、5カ月後に爆発するようにする。一方、ベインが地下にいることが分かり、ゴードンは警官全員を地下に向かわせる。ブレイクがワナだと気づくが遅く、ベインが引き起こした大規模な爆発によって、ほとんどの警官が生き埋めとなる。

ゴッサムを封鎖

ベインは、グラウンドが爆発で崩壊したスタジアムに姿を見せる。核爆弾を観衆に見せ、唯一解除できるパヴェル博士を殺すベイン。そして、市民が1人でも町から逃げ出したら、核爆弾を爆発させると告げる。さらにベインは、ゴードンが書いた原稿を読み上げ、ハービー・デントが殺人を犯していたことを明らかにする。そして、囚人を解放し、市民軍を組織させ、金持ちたちを裁判にかけて殺すように市民たちをけしかける。

シーン 6

スタジアムに姿を現したベイン

ゴッサム・シティのスタジアムで、アメフトの試合が行われる。試合前に、少年が国歌を・・・斉唱している。観覧席には市長の姿も見える。その様子を、核融合炉を核爆弾に変えたベインが見ている。試合がスタートした時、ベインは手に持っていたスイッチを押す。スイッチが押されると、ゴッサムの町中にしかけられていた爆弾が爆発する。橋は落ち、・・・

奈落

奈落にいるブルースは、テレビでゴッサムの様子を知り、壁をよじ登って脱出するために体を鍛え始める。さらに、囚人から、唯一脱出した子どもの話を聞く。子どもは、傭兵だったラーズ・アル・グールと将軍の娘の間にできた子どもで、2人の関係を許さなかった将軍が、娘を奈落に入れたのだった。生まれた子どもは、母が囚人に殺された時に命を落としかけたが、ある囚人に助けられたのだという。その子どもがベインだと、ブルースは考える。

シーン 7

「奈落」で起こった過去の出来事

ベインとの戦いに臨んだバットマンだったが、ベインの圧倒的なパワーの前に敗北した。・・・ベインは、ブルースを殺さず、「奈落」と呼ばれる監獄に入れる。出ることができない「奈落」でゴッサムの破滅をブルースに見せつけることで、ブルースの魂に苦しみを与えようと考えたのだった。痛めたブルースの背中を治してやりながら、囚人が奈落につい・・・

脱出

命綱をつけて何度か脱出を試みるものの失敗に終わるブルース。囚人から、真の死の恐怖を感じるために、命綱なしでジャンプするようにアドバイスされる。命綱なしで臨んだブルースは脱出に成功する。一方、ゴッサムに特殊部隊がやって来るが、気づいたベインに殺される。町の状況に関係なくベインが核爆弾を爆発させるつもりであることを知るゴードンは、あと18時間しかないことにあせりを感じている。

シーン 8

「奈落」からの脱出に成功するブルース

「奈落」から抜け出そうと体を鍛えたブルースは、命綱をつけて何度も脱出に挑戦するが・・・失敗に終わる。ゴッサムがベインによって混沌に陥った様子をテレビで見るブルースはあせる。そんなブルースに、囚人がアドバイスをする。限界を超えた力を発揮するためには、死への恐怖が必要と聞いたブルースは、命綱をつけずに脱出にチャレンジする。落・・・

ゴッサムへの帰還

ブルースがゴッサムに戻ってくる。バットマンとなったブルースは、“バット”から取り外した爆破電波を妨害する装置をゴードンに渡し、ブレイクに封鎖されている橋を通れるようにするように命じ、セリーナにはバットポッドを貸してトンネルの瓦礫を爆破するように頼む。一方、ミランダはベインに捕らえられてしまう。

ミランダの正体

翌朝。集まった警察官とベインの手下の間で大乱闘が起こる。バットマンとベインも戦い、ミランダのいる建物の中に場所を移す。ベインのマスクを破壊して追いつめたバットマンだったが、ミランダがバットマンの脇腹にナイフを突き刺す。ミランダこそが、ラーズ・アル・グールと将軍の娘の間にできた子どもだった。そして、ミランダを愛し、奈落で守ったのがベインだった。ミランダは起爆装置のスイッチを押すものの、ゴードンが少し前に電波の妨害装置を取りつけたために、爆発は起こらない。だが、11分後には爆弾は爆発する。

シーン 9

バットマンとベインの最後の戦い

ベインによって混沌に陥ったゴッサム。囚人は解放され、市民の裁判によって金持ちたち・・・の中には殺された者もいた。多くの警官は地下に生き埋めにされてしまっていた。そんな中、残った警官たちは蜂起し、市民軍と戦いになる。ゴッサムに戻ってきたバットマンは、ベインを見つけて戦いを挑む。地下水道での戦いではベインにこてんぱんにやられ・・・

シーン 10

ミランダの正体が明らかに

ゴッサム・シティに戻ってきたバットマンは、核爆弾の起爆装置を持っているとにらんだ・・・ベインを追いつめる。だが、そこに現れたミランダは、バットマンの脇腹にナイフを突き刺す。ショックを受けるバットマンに、ミランダは事情を話す。バットマンは、ベインがラーズ・アル・グールの子どもであり、奈落から抜け出した人物だと思っていた。だ・・・

爆発

ミランダは、爆弾に炉心を戻させないように、爆弾の積まれたトラックに乗り込む。ベインはバットマンにとどめを刺そうとするが、バットポッドに乗ったセリーナが現れ、ベインを撃ち殺す。バットマンとセリーナはトラックを追い、道路からトラックが落下してミランダは死ぬ。だが、爆弾のタイマーは止まらない。バットマンは、“バット”に爆弾をつるして沖へと飛んでいく。海上で爆発が起こり、巨大なキノコ雲が上がる。ゴッサムは救われる。

シーン 11

核爆弾の乗るトラック追うバットマンとセレーナ

核爆弾を解除されないように、核爆弾の乗るトラックに向かったミランダ。ミランダにバ・・・ットマンを殺さずに終わりを見届けるように言われたベインだったが、すぐにバットマンを殺そうとする。そこに、バットポッドに乗ったセリーナが現れ、ベインをブラスト砲で倒す。逃げることもできたセリーナだったが、バットマンを助けに戻ってきたのだった。・・・

エピローグ

バットマンは死んだと思われ、正体がブルースと知るアルフレッドやゴードンたちは、ブルースの葬式を行う。一方、バットマンはゴッサムを救った英雄として銅像が作られ、除幕式が行われる。だが、ブルースはオートパイロット機能を使って“バット”を飛ばしていたことが分かる。アルフレッドは、フィレンツェのカフェで、セリーナとともにいるブルースを目撃する。一方、警察の限界を感じて刑事をやめたブレイクの本名がロビンであることが明らかになる。ウェイン邸にやって来たブレイクは、バット・ケイブを見つける。