ＬＩＦＥ！／ライフ

公開年: 2013年
製作国: アメリカ
監督: ベン・スティラー
出演: ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、ショーン・ペン、シャーリー・マクレーン

「ＬＩＦＥ！／ライフ」は、ダニー・ケイ主演「虹を掴む男」(1947)のリメイクである。「虹を掴む男」は、ジェームズ・サーバーの短編小説「ウォルター・ミティの秘密の生活」が原作である。「虹を掴む男」も「ＬＩＦＥ！／ライフ」も原作から多くの部分が脚色されている。

ナショナル・ボード・オブ・レビューのトップ10に選ばれ、サターン賞の「ファンタジー映画賞」「男優賞（ベン・スティラー）」にノミネートされるなどの評価を受けた。興行的には、9,000万ドルの制作費に対して北米での興行収入は、5,800万ドルにとどまった。世界では1億8千万ドルの興行収入となった。日本では10億円を超える興行収入となり、2014年の洋画の17位となった。

ウォルター・ミティ

雑誌「LIFE」のネガフィルム管理者として働くウォルター・ミティは、同僚のシェリルに恋をしている。パートナー探しのサイト「イーハーモニー」からコンタクトを取ろうとするウォルターだったが、システムが不調でうまくいかず、お客様係のテッドに電話で連絡する。一方で母の老人ホームの保証金などで、貯金はどんどん減っていく。また、ウォルターには妄想癖があり、シェリルの犬を助けるなどして活躍する妄想を見る。

シーン 1 ＬＩＦＥ！／ライフ

シェリルの犬を助け出す妄想

雑誌「LIFE」誌で、写真のネガ管理者として働いているウォルターは、同僚のシェリ・・・ル・メルホフに恋をしている。シェリルがマッチングサイトの「イーハーモニー」に登録していると聞いたウォルターは、自分も登録して、シェリルに「ウィンク」の機能を使ってコンタクトを取ろうとする。だが、ウィンクがうまく実行されなかったために、イーハ・・・

ショーンからのネガ

出勤したウォルターは、「LIFE」が買収されたことを知る。カメラマンのショーン・オコンネルからウォルターの元に、最終号で使って欲しいという写真のネガと、これまでの感謝の印として財布が贈られてくる。だが、肝心の最終号のネガが抜けている。ウォルターは、他の写真を手がかりにショーンの居場所を探し始める。また、ショーンの居場所についての情報を集めるように、シェリルに頼む。

シーン 2 ＬＩＦＥ！／ライフ

ラテン男の詩人になる妄想をするウォルター

雑誌「LIFE」誌で、写真のネガ管理者として働いているウォルター。会社が買収され・・・、LIFE誌は休刊になる。事業再編のために、外部からテッドという人物が派遣されてくる。先行きが不透明な状況に、社員たちは不安を抱いている。シェリルという同僚に恋をするウォルターは、シェリルと同僚の女性の会話を立ち聞きする。シェリルが週末・・・

ウォルターの過去

老人ホームに引っ越すまでの間、ウォルターの母はウォルターの家に住むことになる。実家の荷物を整理している時に、亡き父がくれた旅日記などを見つけるウォルター。ウォルターには、ヨーロッパに旅行する直前でウォルターの父は亡くなり、働くために旅行を取りやめた過去があった。一方、ショーンの写真の1枚に映った海面に、船体に書かれた船名が反射しているのが見つかる。