名シーン紹介　シャイニング

言葉でウェンディを追い詰めるジャック

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:22:10頃（コンチネンタル版）

見どころ
・にじり寄るジャック
・にじり寄られるウェンディ

ジャックは狂気に陥っていた。ウェンディは、ひたすら「All work and no play makes Jack a dull boy」と書かれた、ジャックの書いた大量の原稿を見てそのことを理解する。そんなウェンディにジャックが近寄り、ウェンディに声をかける。

ジャックが狂気に陥ったことに気づいたウェンディは、バットを前に構え、後退りしながらジャックと話す。ジャックはウェンディににじり寄りながら、ウェンディの言葉を小馬鹿にしたように繰り返してみせる。ダニーの心配をするウェンディに、「俺のことはどうなんだ！」と怒鳴るジャック。ホテルから出たがるウェンディに、「管理人としての契約がある！」と叫ぶ。

ジャックは、かつて妻と2人の娘を惨殺したグレイディから、ウェンディとダニーを「しつける」ように言われていた。ジャックは肉体的にウェンディを襲うに至っていないが、言葉でウェンディを責めつける。「ダニーを医者に見せるべきだわ」「できるだけ早く」といったウェンディの言葉を繰り返すジャックのいやらしさ。大げさな顔の動きや、ウェンディを真似た高い声がいやらしさを助長する。

ジャックににじり寄られるウェンディの恐怖の表情も見どころ。蒼白な顔に、涙を浮かべながら、必死にジャックと対峙している。スタンリー・キューブリックは、「シャイニング」撮影中のウェンディ役のシェリー・デュヴァルを追い詰めて、迫真の演技を引き出したと言われている。

追い詰めるジャックだったが、ウェンディの必死の反撃により、バットで頭を殴られて気絶してしまう。目覚めた後、ついにジャックはウェンディとダニーを肉体的に襲い始める。

登場人物・キャスト

IMDb

人物 1 シャイニング

ジャック・トランス

俳優：ジャック・ニコルソンジャック・トランスは、閉鎖される冬季の間、オーバールックホテルの管理人を勤める、・・・映画「シャイニング」の登場人物。小説家志望で、人里離れた環境で、落ち着いて執筆活動をしようと考えている。妻ウェンディ、息子ダニーとともにオーバールックホテルに滞在して執筆活動を開始するが、はかどらず、ボールを壁にぶつけたりして気分を紛らせる・・・

IMDb

人物 2 シャイニング

ウェンディ・トランス

俳優：シェリー・デュヴァルウェンディ・トランスは、ジャックの妻で、ジャックに命を狙われることになる、映画「・・・シャイニング」の登場人物。ジャックを支えようとするが、ジャックからは執筆の邪魔者扱いされる。ジャックがダニーの肩を脱臼させた過去から、ダニーが何者かに襲われた時には、ジャックを疑う。ホテルに何者かがいることや、ジャックが変貌していくために憔・・・