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フランク・ニッティは、アル・カポネが信頼を置いている部下で、殺し屋。爆弾、ショットガン、拳銃といったあらゆる武器を使い、必要に応じて警官に変装して任務を遂行する。常に無表情で確実に狙った相手を仕留める。
カポネの一味から酒を仕入れない店に爆弾を置いて立ち去り、店にいた少女もろとも店を爆破する。ネスの自宅の前で、車に乗って待ち構え、帰宅してきたネスに妻や子どもについて言及して脅す。警官に変装して、カポネを脱税で逮捕に追い込むための証人と護送するウォレスを、エレベーター内で射殺し、エレベーターの壁に「TOUCHABLE(手は届くぞ)」の文字を血で書く。マローンが標的の際には、別の男をアパート内に踏み込ませ、気づいたマローンが裏口から男を追い出したところをショットガンで撃つ。
カポネの裁判の際に、銃を持っていることをネスに見つかり、法廷から外に連れ出される。その際に、所持品のマッチにマローンの住所が書かれていたことから、マローンを殺害したことがネスにバレる。裁判所の屋上へ逃げ、ネスによって逮捕されかけるが、マローンの死に際の様子を「ブタのようにわめいて死んだ」と語り、激怒したネスによって屋上から突き落とされ、墜落死する。
【その他】
・フランク・ニッティは実在の人物で、カポネの部下だった。カポネが脱税で収監された後、組織を率いていたが、自らも脱税で収監される。釈放後、再び逮捕されそうになった際に、拳銃で頭を撃ち自殺した。