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見どころ
・背面飛行にミグに近づき、中指を立てるマーベリックとインスタント写真を撮るグース
・ロックオンされて混乱に陥るクーガー
・内心の緊張が伝わってくる、指揮をするスティンガー
インド洋上。敵機のミグが接近。飛んでいたマーベリック機とクーガー機とミグによる空中戦となる。といっても互いに撃墜を狙う空中戦ではなく、相手をロックオンして威嚇し、撤退させることが目的の空中戦だ。マーベリック機はミグを1機ロックオンして撤退させる。だが、クーガー機がもう1機のミグにロックオンされてしまう。援護のためにマーベリックが取った行動は、背面飛行をしてミグの真上に接近するというもの。さらにマーベリックはミグのパイロットに向かって中指を立て、相棒のグースがミグのパイロットのインスタント写真を撮る。
冷戦下に作られた作品で、敵はソ連と思われるものの、映画内では明確にされていない。また、映画内での政治的・軍事的な状況も明確に描かれていないため、なぜこのような疑似的な空中戦となっているかは不明だ。
といった点を責めるのは間違いというものだろう。ゲームのようにカーソルを合わせてロックオンする様子。背面飛行でミグに近づいた時に流れる音楽。見た目のカッコよさや面白さを楽しむのが正解なのだろう。また、米軍の協力によって撮影された、実際の戦闘機に寄るドッグファイトシーンの迫力を堪能しなければ損というものだ。
一方で、敵機にロックオンされたことによって混乱に陥るクーガー(敵にロックオンされても、相手が撃つまでは反撃を許されない)や、冷静だが内心の緊張感が伝わってくる指揮官のスティンガー(葉巻が印象的)の姿は、映画内の空中戦が遊びではないことを物語っている。